銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

韓国・安東へ

2010年09月24日 | 見かけだおしNのつぶやき
今日、韓国・安東行きのツアーが出ました
そのお見送りで関空に出向き
お客様と話す中、
そういえば・・・

私が初めて海外旅行に出たのは
19歳の時(なんと素敵な響き!ハルカカタナ)
そして、その訪問先が
この安東だったことを
今日思い出しました

初海外は韓国と言っていましたが
安東にもその時立ち寄っていました。

当時、初の海外旅行を数名のグループで
右往左往しながらまわっていました
が、後半になるにつれ
団体行動に疲れ、さらに
どうしても、ガイドブックにある
両班の里、河回村に行ってみたいとの思いにかられ
いきなりグループから離れ
かの安東へ高速バスで向かったのです

今日、久しぶりに昔のアルバムをめくると...
高速バス代がソウルから安東まで900円ほどとありました
でも、いまのように
観光客が多いわけでもなく
韓国の郊外、田舎とあって
到着するのに随分苦労したような・・・まだらぼけの記憶

さらに、きばんだガイドブックには
太く波線が書き込まれ

~渡し船に乗るには
大声で「ヨボセヨ!」と言えばよい
船頭のおじさんが戻ってくれる~

そこだけやけに目立つマーカーがいれてありました

一緒に旅に出た友人らといきなりソウルで別れ
どうしてもここに来たかった理由

その古いガイドブックを見直し、なるほど
思い出しました

旧正月に村で行われる仮面劇
顔の表情が独特でユーモラス
豊穣・厄除けの祈り、神事から始まったとされる・・・

そう本にはありました

あ~やっぱり
昔から私、この手の土着信仰・祀りごとに弱いのでした

その当時、わたしがあこがれていた仮面劇
今では
国際的なイベントになってしまった(?!)
世界遺産の安東・仮面劇

今日、その祭りを訪ねるツアーが出たのです
銀ステから・・・
感慨深いですね

毎度の少人数さまでの出発ですが
思えば、わたしには20年来の記憶の場所
皆さま楽しんできて下さいね
そう、心から願います

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秋の小噺ひとつ

2010年09月21日 | 見かけだおしNのつぶやき
■登場人物

私の父(設定昭和8年生まれ)
患者1(女性)
患者2(女性)
患者3(女性)

■場面
とある病院の待合室、兼食堂
 

■はじまり
私:手持無沙汰な様子
私の父:手持無沙汰な様子

~正午の知らせのベルが鳴る~

患者1:杖をつきながら登場
患者2:杖をつきながら登場
患者3:手押し車を押しながら登場

~食堂のテーブルに席を並べ~

患者1「お腹すいてるわけじゃないけど退屈で」
患者2「私も、時間がなかなか過ぎなくて」
患者3「・・・・」無言

私:三人に一瞥
私の父:振り返って、が、すぐ前をむく

~5分経過~

患者3「82歳です」
ぼそぼそ聞き取れない小声
私:聞き耳立てる
私の父:聞き耳立てる

患者1「まあ、あなたお若いわね」
患者2「ホント!まだお若いのね」
私・私の父:ふたり目を合わす、そして目を見開く

私:さらに聞き耳立てる
私の父:さらに聞き耳立てる

患者1「私は92歳よ」
患者2「あら、私とひとつ違い、91歳」
患者3「・・・」
私:目をむく
私の父:目をむく

患者1「あなた、まだまだよ、私が80の頃は・・・」
患者2「うらやましい、10年前は私もまだまだ元気だったもの」
患者3「・・・」
私「・・・」
父「・・・」

~5分経過~

私の父(設定昭和8年生まれ)「女の人は、やっぱり違うなぁ」
ぼそりと一言

はい
秋の小噺ひとつ、でした


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「生」の魅力~Billboardライブ~

2010年09月19日 | Hの生きる喜び、それは
優雅な音楽に包まれる、非日常の夜

そに居るだけで、上質な大人になれる
(ような気がする)

JAZZライブに初めて行って来ました♪

何となく憧れは抱いていたものの、
きっかけがなく行けずじまい

そんな時、チャンスが転がり込んできました

アーティストは全く知らない人でしたが
そんなことどうでもよく、
私はただあの扉の向こうに行ける、
ということだけで満足でした

行く前からドキドキ・・・
その日の仕事は上の空・・・

セカンドステージなので、
21:30~スタートです

大人の夜遊び、っていう感じで
ますますカッコイイ!

一歩ライブハウスに入ると、
背の低いステージを三方から取り囲むように客席が用意され、
ステージ間際までテーブル席が迫っていました

アーティストの生演奏を目の前に、
ひと時の大人のエンターテインメントを楽しもうという
音楽ファンが集まる場所、という空気感に包まれており、
そこに自分がいるというだけで、
高揚します!

この日のアーティストはBrad Mehldau ピアノソロです

コアなファンが多い、
“現在のJAZZシーンで最も注目されるピアニスト”だとか

右手でソロを演じていると思うと、
いつに間にか、左手が別の旋律を奏し、
二つの旋律が重なってくるという、アクロバティックな奏法
初めて聞いた私は、その技に引っくり返りそうでした

いきなりえらそうに語ってみると、
ただ、難解な曲を弾きこなしているのではなくて、
その音楽と一体になって
メルドーなりのリズム感とメロディーが
紡ぎ出されていて、
実に心地いいんです

眠ってしまいそうなほど・・・
(もちろんライブ中は寝てません!)

事前に彼の演奏はCDで聞いていましたが、
まるで別物でした
「生」演奏の「生」は
「生が宿った」という意味なんでしょうか

楽譜の音符が飛び出してきそうで
これを映像にすると、3Dのようになるに違いない、と
そう、思いました


私の目の前で生まれる
その日、その場限りの生の音楽

旅にも「一期一会」という言葉をよく使いますが、
ライブハウスの音楽も「一期一会」
私が聞いたあの時の演奏は再現不可能ですから

大人の上質な音楽空間に酔いしれた1時間半

この酔いが、いつまでも冷めませんように・・・

と思ったのも束の間、
阪急電車が私を迎えに来ました

現実行き~ (泣)

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「海老さま」への応援歌

2010年09月16日 | のほほん同志Aの日常
引っ越したときや、勧誘商品に惹かれたとき。
はたまた「ちょっと経済でも勉強してみるか」と
心機一転を試みるとき。

ときどき変えてはみるのだけれど、
結局、何カ月ともたず、
いつも舞い戻ってしまうのが、朝日新聞。

その理由。

ひとつ、
やっぱり4コマ漫画は天才いしいひさいちでしょ。

ひとつ、
夕刊漫画のしりあがり寿も、なかなか味がある。

ひとつ、
明川哲也さんの「悩みのレッスン」は毎回切りぬくほど好き。

ひとつ、
島崎今日子さんのコラムは痛烈痛快。正座して読む。

最後にひとつ、
西本ゆかさんの劇評、これは毎回スゴイ!


朝日新聞の記者である西本さんが、
歌舞伎や落語、文楽に狂言など
古典芸能を中心に論評を繰り拡げる「古典評」。

広い知識と深い作品理解、
そして何より舞台へのあふれる愛情が、
簡潔ながらも美しいリズムある文章に込められています。

昨日も夕刊を開くと…出ていました!

****** * ****** * ******  
 
旬の花には運も人をも味方に付けた、
時の勢いというものがある。

京都・南座で上演中の九月大歌舞伎「義経千本桜」は、
6月にロンドン、ローマで狐忠信を演じた海老蔵が、
知盛・権太を加えた3役に挑む凱旋公演。

初秋というには暑すぎる古都で昼夜のべ約10時間、
ほぼ出ずっぱりの32歳は、花の容姿と充実の体力で、
今が盛りと咲き誇っている。

****** * ****** * ******  

海老蔵さんを褒めたたえるこの劇評に、
きっと、いっさいの誇張はないのでしょう。

というのも銀のステッキ旅行では昨日がちょうど、
その「海老蔵ヨーロッパ凱旋公演」ツアー。

「今を盛りと咲き誇る」海老さま人気で
キャンセル待ちも頂戴するなか、
私も京都・南座へと添乗でご一緒してきたのでした。

とはいえ、連日、満員御礼の人気公演。
私はひとり、外で待機。
ぽつねん…

終演後、劇場から出てきたお客様、
頬は上気し、目はイキイキ、
いつもより2音ぐらい上がった声で私に次々と…

「海老蔵、スゴイ、美しすぎる!」
「もう、かぶりついて見たわよっ」
「余韻であと2~3日は幸せに過ごせるわ」

あ~いいなぁ、すごかったんだろうなぁ。
惜しいものを見逃してしまった…、う~


それにしても、目の肥えた銀ステのお客様をも
うっとり夢見心地にさせる海老蔵さん。

それを生みだした彼の鍛錬にこそ、
西本記者は温かい目を注ぎます。

****** * ****** * ******  

忠信・知盛・権太と、どの一つでも十分な大役。

若くして3役任され、連日満場の拍手を浴びる、
厳しくも幸福な1カ月は、心技体のいずれにも
計り知れぬ糧になるに違いない。

咲き誇る花の先、豊かな結実の時が楽しみだ。

****** * ****** * ******  

そして、銀ステのお客様からも…

「海老蔵、よくやった。
 もう、どんなド派手な結婚式やっても許す!」

惜しみなく温かい言葉が注がれたのでした。


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辻井伸行、新たな楽章へ

2010年09月15日 | Hの生きる喜び、それは
2009年6月、アメリカで開催された
ヴァン・クライバーン国際コンクールで見事優勝
一躍脚光を浴びてから1年

ピアニストの辻井伸行さんにはその当時
“盲目の”という言葉が冠されていました

今では“これ以上盲目を引きずりたくない”
 ひとりのピアニストとして見てほしい
 音楽に障害は関係ない”

と言い切り、一年ですっかり成長を遂げた
今、最も注目を浴びるピアニストの一人です

熱烈なファン、というわけではないのですが、
辻井さんのコンサートが地元で開催されると
いいなぁ・・・漠然とそんな思いで
ちょこちょこ、辻井さんのホームページを開いては
コンサート情報をチェックしていました

そんなある時、夢のような企画が!
兵庫県立芸術文化センターに来られるとの情報をゲット
関西には滅多に来られない辻井さん
この機会は逃すまい!

相当な人気のため、応募は完全抽選
一般の方と同じように、抽選に参加
一枚一枚、力を込めて書き、
念じながらポストに投函
何枚書いたでしょう・・・
何とか2席分ゲットしました!

早速、旅サロン内で「オークション」という形で
ご案内を出したところ・・・

様々な値段が付けられましたが、
最高額を投じた2名の方が落札

“本当に私でいいの?!
 ありがとう!!!”

そうおっしゃってチケットを受け取られました

その夢のようなコンサートが本日開催
芸文は熱気であふれかえったことでしょう
う~ん、うらやましい!

一度、辻井さんのコンサートを
テレビで見たことがあります

演奏は素晴らしいの一言
こんな澄んだ音色のピアノは初めてでした

印象的だったのは最後です
深々と観客に向かってお辞儀をし、
なかなか顔を上げません

会場はスタンディングオーベーション
鳴り止まない拍手喝采

辻井さんは少しずつ角度を変えては
深々とお辞儀、
そしてまたお辞儀
全身で観客の歓声を受け止めて
最後に今までで一番深いお辞儀

辻井伸行、という人となりが出ているような気がして、
演奏後、再び感動が呼び戻されたようでした

あ~私も行きたかった~

と、今回のチャンスを逃した皆さま
今、オススメのピアノコンサートがあるんです
それは・・・

同じく兵庫県立芸術文化センターで行われる
仲道郁代「ショパン鍵盤ミステリー、最終回」
10月17日(日)開催です!
芸文では即日完売となった、こちらも人気コンサート
シリーズ最終回となります

銀のステッキでは若干数チケットが残っておりますので、
芸術の秋、音楽に浸る一日、
なんてどうでしょう!

私も仕事がなければ、
真っ先に参加申し込みするのですが・・・
いえ、本当に。


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■上記の旅のご案内は
旅サロン会員様にお送りしております
「旅便り」をご覧ください。
まずは銀のステッキ・旅サロンにHPよりご登録下さい。
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