「フランス人って、見せ方が上手なんですよね。
たとえば、オリンピックの開会式ひとつとっても」
5月に訪ねたパリで、日本人のガイドさんが仰っていたことばを何度も思い出しました。
まだ若いガイドさんでしたが、絵の勉強をしに訪れたパリに魅了され、
そのまま居ついてしまったそうです、十年以上も。
「計画では、セーヌ川を船に乗って、選手団が入場するそうです。
エッフェル塔の前で上陸するらしいですよ」
エッフェル塔の前、まだ建設途中の仮設のスタンド席近くで車を止めてくれました。
「スタジアムの中じゃないの? 警備がたいへんじゃないですか!」
と話していた、まさにその場所で、パリ・オリンピックが開幕しました。
オリンピックには、あまり興味がないのですが、開会式だけは別。
各国の選手団の入場が面白くて、いつもじーっと眺めてしまいます。
今回、とくに見たかったのは、モンゴルの選手団。
なぜかというと、先週までモンゴルに行ってきたから。
モンゴル人のガイドさん曰く、「レスリングと射撃とボクシングが強い」んだとか。
さすがは、チンギス・ハンの血を引く騎馬民族です。
というわけで昨夜、BS朝日の録画を前に陣取りました。
モンゴルの英語での国名が、Mongolian State であることも確認して。
「マレーシア、マラウイ、モルディブ、、てことは、そろそろかな」
しかし!
メキシコ、モルディバ、モナコ公国とつづいて、
もう、さすがにそろそろ次か、と思っていたらCMへ。
2分ほどのCMが終わり、その次に入場したのは、ニュージーランド。
「あれ、ニュージー、って、N?」
モンゴル、あっさり飛ばされていました…。
それにしても世界には知らない国がたくさんある。
アゼルバイジャン、バルバドス、ブルンジ、セイシェル、、
地球儀のどのあたりにあるのか、即答できない国が3分の1はあります。
ベリーズ、ケイマン諸島、ガボン、サントメ・プリンシペ、、
えっ、それって国の名前なんですか?というのも、5分の1ほどあります。
ウクライナ、イスラエル、パレスチナ、
選手団の入場と、船上で揺れる国旗に、
胸を突かれるような思いがしたのも、3年前の東京にはなかったことです。
最初のガイドさんのことばに戻るならば、
フランス人はやはり、見せ方がとても上手。
縦横無尽にパリの街を使ったあんな開会式、他の国にはとても真似できないでしょう。
素敵すぎる。
素敵すぎて怖い、という印象を持ちました。
仮にそれが文化の側面であるにせよ、圧倒的な力を見せつけられたという意味で。
さて、今回は珍しく、開会式が終わってもオリンピックへの興味がつづいています。
開会式で見損なったモンゴル選手の姿を、画面に探したいと思います。
あ、まずはオリンピックよりも、今晩、横綱・照ノ富士の優勝がなるかどうか。
急に、モンゴルびいき。
この夏は、これで行くことにします。
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