私、「伊豆」が苦手です
温泉も豊富で、自然も豊か、海の幸にも恵まれていて
観光地も名所もたくさん
非の打ち所がない人気の観光地に対して
いきなり、何を失礼なことを言うのだと言われそうですが
何となく、自分には敷居が高いというか
恐れ多いというか、
馴染めないんじゃないかという、
そんな根拠のない思い込みがあるのです
今回の伊豆方面の添乗も、何とはなしに自信のないまま出発
皆さまは、豪華列車の「伊豆ロイヤルエクスプレス号」に乗車
私は、その列車には乗らず、横浜で皆さまとお別れし、
下田に先回りして、皆さまをお迎えするというパターン
そのおかげで下田で2時間、ひとりの時間ができました
ふらっと散策してみましょう
なまこ壁、のれんのかかった食堂、しだれ柳のある小径
なかなか渋くていい町並みがです
もう、あじさいも見頃を迎えています
カルガモたちは、水が少なくて、ぷかぷか、、、とはいかず
ピタピタ歩いています
キンメダイ日本一の水揚げという漁港
イソヒヨドリの柔らかで澄んだ鳴き声が響き渡り
トンビが悠々と空を泳いでいます
・・・どうして、ここに苦手意識があったんだろう
と思えるほど、庶民的で、おだやかな町でした
翌朝、下田から松崎へ向かう途中、
信じられないことが起こりました
「キョロロロロロロロローン‥‥」
アカショウビンの鳴き声が森の中から聞こえてきたのです‼
全身燃えるような赤い色をしたカワセミ類で
「火の鳥」の異名をもつ赤い鳥
夏鳥として限られた時期に、限られた場所でしか見られないアカショウビンの人気はダントツです
5月末ごろから、日本に渡ってくるのですが、
西日本でアカショウビンに出会える場所はほとんどなく
それでも一縷の望みをこめて
ここのところ、週末ごとに、渓流がある森林へ出かけては
耳を澄ませて、その奇跡の出会いに期待していた、あの幻の鳥‼
まさか、伊豆でその美しい鳴き声に出会えるとは思ってもいませんでした
あまりに貴重なので、その姿を見られずとも
鳴き声だけで、もう充分なのです
アカショウビンが棲む森がある「伊豆」
もう、それだけで私の中では、伊豆の株がうなぎのぼりに上昇
すっかり、伊豆が好きになって帰ってきました
単純なものです
◆◆銀ステマルシェ開催のお知らせ◆◆
6月7日(月) 11:30オープンです！
ミシュランも獲得される「一汁二菜うえの」の水無月弁当です。
銀のステッキオリジナルで作っていただきます。(要予約)
***イメージ写真です***
***********************************************
旅行、オーダメイド旅行のご相談は…
銀のステッキ旅行 TEL 0797-91-2260（平日9:00～17:00）
■銀のステッキは会員制の「旅サロン」を主催しています。
■公式ホームページ：http://www.gin-t.com
************************************************
