銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

ある劇団のはなし

2018年02月07日 | Hの生きる喜び、それは

この時期、営業さんのお電話や訪問が多く、
一生懸命聞き込むこともあれば、
ごめんなさいとお帰りいただくこともしばしば

その分かれ目は、その時の自分に余裕があるかどうかという
シンプルなことが多く、つまりタイミングにしか過ぎないということで
つくづくこのお仕事は「運」によるところが大きいと
自分も時々営業をする身として感じています

今日訪ねてこられたある劇団の営業さん

これからの舞台のラインナップを持参し、
団体チケット販売の売り込みに来られました

普段なら、「じゃあ、資料だけいただいときますね!(さよなら)」と
あっさりお帰りいただくことも多いのに、
なぜか今日は「ふむふむ」と真剣に聞き込んでしまいました

宝塚大劇場のチケットを取り扱っているので、
他の舞台の事情が気になったからかもしれません

営業さんが持ってこられた、今後の舞台のチラシ多数

じーっと眺めていて、ある違和感に気付きました

キャスト(役者)の名前が掲載されていない

たとえば、宝塚歌劇なら、トップスター ○○、
たとえば映画なら、主役を演じるのは○○、、

という風に、かならず役者さんの名前がきます

これは特に宝塚歌劇において感じることですが、
作品そのもの、というよりもファンの方は「人(演じ手)」に
ついてくることが多い、と思っていました

その違和感を指摘すると、営業さん

「誰が演じるのではなく、私たちがつくりたいものは作品そのものです
だから極端なはなし、同じ舞台でも主役を演じる人は同じ人とは限りません
最高の舞台を届けるということが私たちの使命なんです」」

へえ。。。

チケットの発売前に、キャストの発表はなく、
毎週、その都度キャストが発表されるのだそう

「中の世界(キャストの世界)とても厳しいんです
自分の代わりはいくらでもいるから、、」

重要なのは、キャストの「個性」ではなく、
あくまでも「全体」を輝かせるためのパーツ

かといって、「個」をおろそかにした瞬間、まわりにいる自分の代わりが
あっという間に自分と入れかわることもある

厳しい世界だと思いました

強引に、銀のステッキに例えるとするならば
最高の作品(=旅行ツアー)を作るためのパーツ(=人=スタッフ)
というところでしょうか
でも、銀のステッキはむしろ「逆」?のような気がしています

その営業の方は、本当に舞台が好きそうでした
誇りを持って営業に来られていました、だから私も聞き込みました
やっぱり、人の魅力って大事です

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さて、今月のオススメ旅をご紹介します!
◆日帰り旅行
2/28 魚清楼の焼もろこ
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3/28~29 奥能登ランプの宿

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