銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

「一所不住・旅」

2015年06月08日 | のほほん同志Aの日常

自宅PCがネットにつながらなくなってから1週間。
あれこれ見てもらおうと、ようやく昨日の午後、
購入した三宮の電機店にノートパソコンをまるごと持っていくことができました。

このパソコン、先週からこうこうこうなんです、で、私としてはこうしてほしいんです。
そうそう、近々、引っ越しもするつもりで、こういう環境になる予定。
そのへんも含めて、一番よい解決法をよろしく!
…と、私としてはヒジョーに明快に説明したつもり。

ところが、お兄さんがかわるがわるやってきて、あまり要領を得ているとは思えない説明。
しかも、お兄さんが変わるごとに、こちらは一から説明のやりなおしで…。
時間もいつのまにか夕方になっており、イライラがつのります。

結局、プロバイダを新たに契約するのが一番お得ですよ、という話になり、
それならそうしてくださいとお願いすると、手続きにさらに1時間ほどかかるとのこと。

え~、1時間もですか!

イライラがとうとう声に出ました。

コーヒーはさっき飲んだばかりだし、
どこで時間つぶそうか…と思いましたが、
次の瞬間、行くべき場所がわかりました。

三宮から電車で2駅。
兵庫県立美術館で開催中の「堀文子展」。

96歳で今なお創作をつづける画家・堀文子のことを新聞で読み、
行きたいなぁと思いつつ、先延ばしになっていた展覧会。
たしか、今日が最終日なのです。



すべりこんだのは、あと1時間で閉館という夕方5時。
駆け足の見学にはなりましたが、でも行けてよかった。

展覧会の名は、「一所不住・旅」展。

安住による慣れから感性が鈍くなるのをきらい、
生涯、引っ越しと旅を繰りかえしたという画家。

その画風は、驚くほどに何度も変遷します。

80歳を超えて入院したとき、画家は、高価な顕微鏡を手に入れます。
かつてのように旅をして新しい風景には出会えなくなったけれど、
ここには見たことのない世界があるのではないかと。

そして、顕微鏡でのぞいたミクロの世界を描きつづけます。

次に何を描くかは分からない。
自分が次に、なにに感動するかは分からないから。


「一所不住」、いいことば。

私自身、ほんの少し迷っていた引っ越しにも、ゴーサインを出してもらった気分。

この展覧会を見られたのも、急に調子悪くなったパソコンと、
モタモタのお兄さん達のおかげのような気までしてきました。

何時には手続き完了しています、と言われた時間より1時間ほど遅れてお店に戻ったとき、

「お時間とってしまって…」 さっきの店員さんがかけよってきました。

「いいのいいの、どうもありがとう!」

今度は別人のように機嫌よく、店をあとにする私を、
さきほどのモタモタ三人組が見送ってくれました。



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