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銀ステ根なし草

銀のステッキ旅行・スタッフの雑記帳

真夜中の出航 ~クィーンエリザベス号~

2014年03月23日 | のほほん同志Aの日常
4日前の朝のこと。

添乗やら営業活動やらで、
スタッフの出入りの激しい銀のステッキ。

毎朝のミーティングで、
その日のそれぞれの動きを全員で確認するのが恒例です。

「今日はお昼前に事務所を出て、
 神戸港までクイーンエリザベス号の見送りに行ってきます」

担当スタッフの言葉に、

いいなぁ…

羨望のまなざしが集まりました。

「わたしもお見送りに行きたいです!」

思わず声になりました。

…と、「どうぞどうぞ」

あっさり快諾?!

かと思いきや、

「出航は夜中の12時だから、仕事終わってから勝手にどうぞ」

ですって。

…ん?

でも、それも案外いいかも。

「じゃ、みんなで神戸でごはん食べて、見送りに行こうか」

わぁ、それいいですね!!

珍しく、あっという間に話がまとまって
各々、営業先から夜の神戸に集まることになりました。


――そうして中華をたらふく食べたあと
皆でくりだした夜のポートアイランド、神戸港。

巨大です!
迫力です!
…そして、ため息が出るほど優雅です。

港の向こう側のポートピアホテルも、オリエンタルホテルも
なんだかチャチに思えるほどの、豪華さ、重厚さ。

もう夜の9時をまわっているというのに
ひとめクィーンエリザベス号を見に駆けつけた人で、真っ暗な港は大賑わいです。

ほかのスタッフも興奮気味に、わーわー言ってきました。

「これに比べたら、飛鳥はたこフェリーですね!」 …うん。

「微動だにしてませんね。おがさわら丸と違って、これなら酔いませんね!」 …うん。

「これじゃあ、紙テープ持ってきたところで、デカすぎて届きませんね!」 …うん。


こちらは、なんだかもう、言葉になりません。

この巨大な船のなかに乗船されている○○さんは
小さな小さな方なのです。

海外添乗でご一緒すると、入国審査の台が高すぎて、
いつも審査官を見上げるように、伸び上がるように、
パスポートを渡しておられていた、その後ろ姿がよみがえりました。

オーロラの旅にご一緒したときは
もこもこしたスキーウェアを着込むと、もうペンギン歩きしか身動きがとれなくて
脱ぎ着するたびに、私が前にまわりこんでは
チャックを上げたり下げたりさせてもらいました。

なんとかの子には旅をさせよ、とは言いますが

とても強い方だし、おひとりで大丈夫とは分かっていますが

あ~、ご一緒したかった! 
せめて、次の寄港地の長崎までだけでも (え?)

後ろ髪をひかれる思いで、港をあとにして、
自宅にたどりついたのが、深夜0時。


巨大建築でもあるかのように微動だにしなかったクィーンエリザベス号は、
そのころ、ぶるんと身震いし、神戸港を出港したはずです。

小さなお客さまの、55日間におよぶ船旅がはじまりました。



☆クィーンエリザベス号、本日、上海沖を航海中です☆

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