請願が総務産業常任委員会に付託され、本日、請願審査でした。
総務産業常任委員会は5人。
請願人は389人。
紹介議員の説明はアメリカ ペリー氏のメッセージの紹介。
「戦争がもたらす甚大な結果に目を向けていない」
11月29日の朝日新聞朝刊にウィリアム・ペリー氏のインタビュー記事が掲載された。
ペリー氏は、1994年の北朝鮮危機に米国防長官として最前線で対処した経験を持つ。
ペリー氏はこう警告した。
「日本の指導者は、外交の失敗がもたらす帰結を理解する必要があります。
外交の不在や見境のない発言は、戦争に、非常に壊滅的な核戦争に突入する条件を醸成してしまいます」
「実行可能な軍事オプションがあるなら、私もそれを薦めるかもしれませんが、
(実際のところ)そんな解決策はないのです。
私が驚くのは、実に多くの人が戦争がもたらす甚大な結果に目を向けていないことです」
「戦争は日本にも波及し、核(戦争)になれば、その被害は(韓国にとって)朝鮮戦争の10倍に、
(日本にとって)第2次世界大戦での犠牲者数に匹敵する大きさになります。
われわれは外交を真剣に検討すべきです。
私は安倍首相に、トランプ大統領との議論で、こうしたことを促すことを期待しています」
委員の紹介議員に対する質疑はなし。
<意見書の提出状況など>
〇採択された議会
・向日市議会
×否決された議会
・須坂市議会
・新座市議会
・別府市議会
・東村山市議会 H25
・町田市議会 H25
12月議会では
・東松山市議会などいくつかの議会に請願が出ている。
<賛成議員の意見>
・軍部の台頭により、戦争へと向かい、引っ込みがつかない状況になった。
それらの反省により、9条が作られた。
・歴史的背景をしっかり考える必要がある。
・これまで憲法は変えられなかった。安倍総理が自分の名を残したいがために改憲を目指している。
・389人の請願署名、これは非常に重いもの。
地方議会はしっかり受けとめて、憲法には手を触れさせないという発信をすることが大切な役割。
・耳障りが良い内容に思えるが、巧妙なやり方。
いじったあとは、いち早く戦場に赴くような状況が作られる。
・南スーダンに自衛隊が派遣されたが、殉職者が出なかった。9条の抑止力が『武器』になっている。
<反対議員の意見>
・平和を願う。竹島、尖閣、北朝鮮など世界情勢が違う。自衛隊を憲法に明記すべき。
・思いはわかるし、戦争はいけない。憲法は優れている。
理解が深まっていないので、意見書には反対する。
・憲法の内容がよく分かっているわけではない。相手が武力を持っており、
周りに脅威がある。
<結果>
1対3で不採択
残念ながら委員会では不採択となりましたが、
13日(水)10時からの本会議で採決されます。
議会として良識ある判断がされるものと期待しています。
ぜひ、傍聴に行きましょう。
各議員 討論をしっかりされると思います。
あなたが投票した議員の討論を聞いてみませんか。
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