深谷シネマに行ってきました。
今日は2本見ました。
イタリアではバザリア法(1978年制定)が制定されています。
1978年5月13日に公布された世界初の精神科病院廃絶法です。
通称名はイタリアで精神科病院の廃絶を最初に唱えた精神科医フランコ・バザーリアに因むそうです。
精神科病院の新設、すでにある精神科病院への新規入院、1980年末以降の再入院を禁止し、
予防・医療・福祉は原則として地域精神保健サービス機関で行われるそうです。
精神病患者たちが一般社会で暮らせるような地域づくりに、世界で初めて挑戦したイタリア。
そんな時代を背景に、ある施設の取り組みが実話に基づいて描かれています。
ミラノの労働組合員ネッロは組合から異動を命じられる。
ネッロが行き着いたのは、精神病院の患者たちを地域に戻し、
一般の社会で暮らせるようにするというバザリア法によって
閉鎖された病院の元患者たちによる協同組合だった。
しかし彼らは毎日を無気力に過ごしていた。
ネッロは彼らに、施しではなく、自ら働いてお金を稼ぐことを持ち掛ける。
・・・・。そんな展開です。
協同組合ですからみんなが意見を出し合い物事を決めていきます。
精神障害のある方々など立場の弱い人がスクラムを組むことで、
強くなることが出来ます。
消費者しかり、学生しかり、労働者しかり・・・。
“協同”することの大切さも改めて感じました。
イタリアでのこの取り組みは画期的です。
日本においては障害者自立支援法が制定されていますが、
地域で障害のある方がいきいきと暮らしていくためには
まだまだ足りないことがたくさんあるように思います。
だれもが「わが人生、ここにあり」と尊厳を持って
生きることのできる社会を作り上げることが
日本においても大きな大きな課題です。
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