野田さゆりのつぶやき日記

日々の暮らしの中で思うこと

今こそ『おとうさんとぼく』展へ

2022-08-07 00:10:47 | 音楽・美術・講演・映画・その他イベント

滑川にある古民家ギャラリーかぐやへ。





に行ってきました。
ヒロシマデーだし、各地でイベントがたくさん。
どうしようか・・・と夢の中(?)で、もやっていましたが、
田中まどかさんからのラインで「そうだ!かぐやと小川図書館のダブルヘッダーにしよう」と決定。


半分の年表です。
あとは、かぐやに行かれてご覧ください。




とてもユーモアたっぷりで心温まるマンガ。

3人のエーリッヒが出会い、ぴったり息の合った親交が始まりました。
(ユーモア作家のエーリッヒ・オーザー、編集者エーリッヒ・クナウフ、児童文学者エーリッヒ・ケストナー)
ヒトラー、ナチス政権が誕生し、ナチスに睨まれていたオーザーは名前を変えて「おとうさんとぼく」を発表。
国民のアイドルとなった「おとうさんとぼく」をナチスが募金活動などのシンボルマークのように使い始めたところから
「おとうさんとぼく」3冊で筆をおきました。
ナチスに対する嫌悪と自国への愛との板挟みで苦悩しつつ、“自分の国への愛から”ナチス系週刊誌に政治的風刺画描く。
その後、ゲシュタポにクナウフと共に逮捕され、裁判前夜に監獄で自殺。
1か月後にクナウフが処刑。

だれもが共感する父親と子どもの愛。
時には子どもよりも子どもっぽい父親になったり・・・いつの時代にも変わらない人としての思い。
「・・・・ぼくは、すべて、ドイツのためにしてきたのだ。どうかクリスチアンを人間に育ててくれ」と
遺書に書き残しています。享年41歳。
この時代、たくさんの無念の死がありました。
表題の今こそが心に強く刺さります。
親子の愛にほっこり、いのちの1つ1つを大事にすることを、今こそ立ち止まって考えなくてはと思います。
普段から不断の努力をしないと、気がついたらとんでもない所に立っている・・・
そんなこともあるかもしれません。
ナチスは民主的に、国民から支持されて作られたのですから。


絵本などが置かれていました。
『てぶくろ』これは有名なウクライナの物語です。
付いていた説明に驚き、改めてこの絵本の深さを知りました。




購入してきました。


田中まどかさん、井上芙沙子さんと共に。
私が着ているTシャツは、芙沙子さんデザインです。
つくしんぼ通信の私の似顔絵イラストもです。

井上正さん作の動画も秀作でした。
たっぷり「かぐやタイム」を楽しませていただきました。
今日、明日もあります。ぜひお出かけください。

コメント
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