調査員の「目」

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ミッションインポッシブル/ローグ・ネイション 面白かった。トム・クルーズ凄すぎ。

2015-08-13 | 日記・雑感系
 ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイションを観に行った。ミッションインポッシブルは大好きで1から全て観ている。
 
 結論から言うと、贔屓目があるかもしれないが記事のタイトル通り面白くて、映画館だからこその大画面と大音量で観に行って良かった。

 ところで、トム・クルーズってジャッキー・チェンだったけ(笑)?ノンスタントで凄すぎじゃねーか?今年53歳だそうです・・・。

 ネタバレだが最初のオープニングから飛行機(A400軍用機)につかまるシーンが出てきて、観客はいきなり引き込まれたことだろう。

※公式サイトギャラリー(©)より
 
 オープニングから引き込まれるという意味では「M:i:Ⅲ」も敵(デイヴィアン)に奥さんを人質に取らて銃口を向けられながらカウントダウンをされ「やめてくれ!」と泣きながら叫ぶイーサン・ハントのオープニングシーンは個人的にシリーズに残る名シーンだと思う(観客は後で冒頭のシーンの意味が分かる仕掛け)。

 トム・クルーズは「アクション・スタントは、僕が全部やる!」と1作目の公開時の会見から宣言したそうで(前作ゴーストブロトコルのパンフレットから引用)、ほとんどスタントマンなしで演技しているそうだ。


※公式サイトギャラリー(©)より
 その意味で、非常に地味なシーンながらも前半で「シンジゲート」に捕まって、謎の女・イルサ(レベッカ・ファーガソン)に助けてもらうシーンでも手錠に繋がれながら、逆上がりの姿勢で足を空中に上げたまま体操選手のようにポン・ポンと上に上っていたが半端ない筋力だと思う。あれを自力でやっているとすると繰り返すがトム・クルーズ凄くないか? 撮影時は52歳?今年53歳だそうです・・・(笑)。

※公式サイトギャラリー(©)より

 今作では前作に引き続きブラント(ジェレミー・レナー)、そして、1作目から継続して出演しているルーサーも共演(ルーサーは前作に比べると出演時間が長くなった)。ルーサーを見ると1作目のエンディングに流れているクランベリーズのドリームスという曲を思い出す。当時「あ~、なんか青空が思い浮かぶような良い曲だな~」と思ってアルバムを買って聞いていたなぁ~、懐かしい~。
 ついでに「Zombie」なんかも大学時代に友人たちと車に乗って聞きながら(サビの部分で)卑猥な下ネタを大騒ぎして叫んで中学生のように楽しんでいたのもアホらしくも忘れられない青春の良い思い出だ(笑)。

※公式サイトギャラリー(©)より
 そして、3作目から共演して、全体的に緊張感や緊迫感が多いミッションインポッシブルシリーズにどこかコミカルな雰囲気や笑いを少しだけ提供しているベンジー(サイモン・ペッグ)。ウィーンでイーサンから「本部に帰れ」と指示されたのに「嫌だ。友達じゃないか。この話はこれでおしまい」と拒否してイーサンと行動を供にするシーンは印象的だ。車のシーンもトム・クルーズと一緒にスタントなしで挑んだそうだ。

※公式サイトギャラリー(©)より
 当初は謎の女だけどキレキレで無茶苦茶強い英国元諜報員:イルサ・ファウスト(レベッカ・ファーガソン)。ウィーンのオペラ座の高さ23メートルから飛び降りるシーンも自分でやったそうだ(パンフレットより)。ちなみに、クリストファー・マッカリー監督とトム・クルーズは彼女のオーディションテープを見て顔を見合わせて「この人だよね」と言ったという(パンフレットより)。

 映画館の大画面でウィーンのオペラ座やモロッコの空からの風景を見ていると旅をしている気分になる。そういう意味では改めてゴーストプロトコルのドバイのブルジュ・ハリファの映像はリアルな映像とトム・クルーズ自身が演じているという意味(まあ、全部なんだろうけど)でも映画史に残るシーンだし、映画館で見るからこそ価値があると思う(もちろん、自宅で見ても凄いけど)。

※公式サイトギャラリー(©)より 
 今作ではバイクやカーチェイスシーンも長く手に汗握るシーンの連続だったと思う。もちろんそのスピード感・疾走感と映像の迫力が凄いのだが、あれをトム・クルーズが自ら運転しているということがもっと凄い!

 BMWのM3セダンが格好いいなぁ~。バイクはS1000RRというモデルらしいが、恐らくこれも高性能・高価格なんだろう。
 
 画像はないが、水中のシーンも5~6分は息を止めていたという。5~6分はさて置き、あのシーンのためにトム・クルーズはケイマン諸島とフロリダでベテラン選手の指導の下、40メートルの深さに潜る特訓を繰り返し、さらに水の中で複雑なアクションシーンを展開するスキルを学ぼうとしたらしい(パンフレットより)。

 言葉が出ないぞ、トム・クルーズ!凄すぎ。あんたNHKの「プロフェッショナル」に出れるよ(笑)。

※公式サイトギャラリー(©)より

 敵役の「シンジゲート」のリーダー・英国元諜報員・レーン(ショーン・ハリス)はかすれ声が特徴でイーサン・ハントと互角以上に戦える冷酷さと知性があり、最初に音楽ショップの女性を眉ひとつ動かさずに殺し、観客に敵役として認識をさせるシーンとしては非常に巧いと思った。あの場面が最後の場面に繋がるし。
 ちなみに「シンジゲート」はゴーストプロトコルの最後のエンディングの次のミッション(イヤホンでスマホを聞いているシーン)に「軍の通信にアクセスしてきた”シンジゲート”が・・・」のような指令説明で出てきていた。今作の冒頭でもCIA長官がIMF解体を唱える根拠として、ゴーストプロトコルの最後の核弾頭(無力化された)が海に落ちた事件やロシア・クレムリンの爆破事件などを挙げており前作との連続性を感じることができる。


 話がそれたが、敵役という意味ではM:i:Ⅲの↓

 デイヴィアン(フィリップ・シーモア・ホフマン)はお腹の出具合と常にイーサン・ハントの弱みを握っているかのような余裕染みた上から目線の態度が不気味で、知的闘争のレーン(あるいはゴーストプロトコルの核戦争狂信者・元特殊部隊員のカート・ヘンドリクス)とは違った意味で非常に恐ろしい。まさにヤクザ・マフィア的な暴力や金による組織の力の側面を強調した不気味な敵として非常に印象に残っている(演技が巧い)。

 ミッションインポッシブルシリーズに不可欠なのはテーマ曲だが、今作ではさほど手を加えられておらず普通に聴けた。最後のクレジットの部分もテーマ曲に沿ったシーンの工夫がされていて非常にセンスを感じる仕上げだと思った。
ミッションインポッシブル

 「M:i:Ⅱ」はやたらと変えられていたが、オーソドックスに何も手を加えないのが一番だ。

 最後も「え?マジ?」というようなシナリオだが密かに期待・想像していた通りマスク効果もあり映画の中という意味で納得感はあっただろう。前作のゴーストプロトコルも良かったが、今作のローグ・ネイションも期待を裏切らない素晴らしい映画だった。ブルーレイが出たら買おう。

 トム・クルーズは親日家っていうのも良いな。
トム・クルーズ来日記者会見

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