調査員の「目」

 日常の何気ない雑感とつれづれ日記。

「十八史略 全5巻(徳間文庫)」

2007-02-10 | 書評系
 去年から今年にかけて読んだ本。
「十八史略 全5巻(徳間文庫)」各巻1,000円(税込)

十八史略1 覇道の原点
     ~乱舞する人間群像にきらめく英知を学ぶ。(カバーの帯より)
十八史略2 権力の構図
     ~統一帝国の支配者たち
十八史略3 梟雄の系譜
     ~反逆と簒奪の六百年。最もドラマチックな時代!
十八史略4 帝王の陥穽
     ~名君・暴君・女傑たちの虚実。
十八史略5 官僚の論理
     ~夷をもって夷を制し、夷によって制せられる。

 徳間文庫版の「史記」が2005年10月に刊行されてから1年後の2006年10月に「十八史略(曾先之)」が刊行された。「十八史略」は太昊伏羲(たいこうふつぎ)・炎帝神農氏・黄帝、小昊(しょうこう)・せんぎょく(漢字が出ない)・帝こく・堯・舜の三皇五帝の伝説的な時代からフビライ・ハンの元に南宋が滅ぼされるまでの数千年の歴史を十八種の史書に基づき概説したものである。
 1巻の解題によれば江戸時代の日本では文学は「唐詩選」、思想は「論語」、歴史は「十八史略」が初学者の必読書とされていたそうだ。
 「史記」と併せて購入することをお勧めする。

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