靴下にはそっとオレンジを忍ばせて

南米出身の夫とアラスカで二男三女を育てる日々、書き留めておきたいこと。

今日の夢

2011-01-19 00:00:38 | 
透明なガラスに、水色のタイルを貼り付けていく。落として割れたかのように形の様々なタイル。

なかなか隙間を詰めて貼り付けることが難しい。

光が差し込む。そこらじゅうの隙間から幾筋もの光。

ささやくような声。

「壊れているから、光が差し込める。」

今日の夢

2011-01-14 23:45:58 | 
黄土色の大地。はるか遠くに地平線と平行の線。

近づくにつれ、人が横一直線に並んでいるのだとわかる。手をつなぎ、一斉にスキップしながら。


人々の胸の部分に二つの渦。左巻きと右巻き。

真ん中の人から左へいくほど左巻きの渦が大きく、右へいくほど右巻きの渦が大きい。左と右の端は見えないほどの人の連なり。

真ん中の人の胸の渦は左右対称。目線を上に移すと、顔が二つ!男と女の顔が左右対称についている。

真ん中から離れるほど片側の顔は小さくなり、やがてひとつの顔に。


山の間からはちょうど太陽が昇ったところ。

視界は長方形の枠に切り取られる。下部に字幕。


「原初の大地、そして未来の・・・!?」 

今日の夢

2011-01-10 00:57:38 | 
森をぬけると石壁。中央に扉。

扉の前に人だかり。


ああ この扉の色がもう少し明るかったら

もう少し大きかったらね

このノブの角度がなあ

だいたいこんなところに扉があっていいわけがない

いや扉があっていいんだと思うよ


森に引き返していく人々、新しく扉を訪れる人々。


木の上で様子を見守る老人。

「森の精の役」というプラカードを首からかけ、ヨーロッパ中世の木こりのような格好をしている。


「扉の好き嫌い、いい悪い、にひっかかって開けないという選択もある。

じゃが、 開けなければ、 扉の向こうの景色をみることはないのじゃよ。

今日の夢

2011-01-07 00:50:33 | 
キリンの頭にのっている。

角を握り締め、耳と角の間に膝、足の先はキリンの両目の横にブラリブラリと。

前方には夕焼けに染まるシマウマの群れ、左手には林の向こう側の草原、右手の先はかすかに光っている、多分湖。

「キリンの頭にのってみるのもいいでしょ、見えなかったものが見えたりしてね、遠くまで。」

という声。キリンが言ったのか、誰が言ったのか。


降りる時は、クルリとキリンの頭に背をむけ、ものすごい速度で首を滑る。

胴体に滑り降りると、キリンは足を両側に広げ体勢を低くしてくれる。足をつたって地面へ。


地面に降り立つと、一面青紫色の小さな花。

キリンの頭からは見えなかった。


今日の夢

2011-01-05 01:07:38 | 
野原に座る。見渡す限りの星空。

膝の上には透明の半球。直径20センチ強、平らな面が下。平らになった底の中央に「思考」という5センチほどの黒文字。文字はどの角度から見ても透けてみえる。

横に置いてある取り扱い説明書を読む。

思考という文字を裏側から押してください。」

押してみる。キュイーンという音。

「半球の曲面の好きな箇所に指を当ててください。」

当ててみる。シューという音をたて、当てた部分が小さな赤い点となる。そして底中央から光の筋がのび、赤い点を通り、半球を飛び出し、空へと向かう。

光の直線は星に達する。星が照らされると、シャラリーンという音。光の筋も赤い点も消える。

半球の別の箇所に指を当ててみる。赤い点ができ、また違った角度でのびる光の筋が直線状に違った星へと向かう。シャラリーン。

「様々な思考角度を試してみてください。」


繰り返すうち、だんだんと光が弱く。

取扱説明書の、「トラブルの場合は:」の箇所を読んでみる。

「光が弱くなったら、思考ボタンを停止させ、しばらく半球を手放してください。」

書いてある通りにし、しばらくしてまた、同じように繰り返してみる。再び強い光。


シャラリーン、シャラリーン、心地よい音。

満天の星をながめながら。





今日の夢

2011-01-03 00:01:38 | 
急な岩盤をしがみつくようにして登る。

見晴らしのよい平らな箇所にたどり着く。目の前に大きな岩。平らになった岩の上部表面にびっしりと文字が刻まれている。

岩の中央部にはいくつもの引き出しが層になっている。「解釈層1、2・・・」と番号が。一つ一つ覗いてみる。

荘厳な山々、穏やかな海、多くの人々にかしずかれる王者、食べ物を求める物乞い、武器を持って争う人々、手をとりあい肩を組み踊る人々・・・。引き出しごとに様々な風景。

一番下にある引き出しだけ番号がふってない。取ってを引き中をみる。

真っ白。透明な文字が中央に浮き出てくる。「silence」、と。

今日の夢

2010-12-28 01:23:58 | 
ガラス張りのテーブルの上にガラスの器が二つ。

左側はまぶしくうっとりとするような澄んだ水。
右側はどんよりと暗く濁った水、悪臭さえ。

それぞれの器の底から管がのび、テーブルの下で繋がって一つになっている。

その一つになった管をたどっていくと、白い扉にぶつかる。

扉には「統合領域」と黒い太字で。


横から蝶ネクタイにタキシードを着たお爺さんがマイクを持って出てくる。

以下彼のスピーチ:

「自身の内に闇と光が統合された領域を作りなさい。

闇との統合は、ひたすらダメダメな自身を観、認め、受け入れることによって可能。自身の闇から逃げていれば、意識下にブラックホール、いずれ飲み込まれることもあろう。

ひたすら観、認め、受け入れるのじゃ。

さすれば扉は開く。

一旦扉が開いたのならば、闇と光が統合された領域に常にコンセントをつなぐようにしなさい。

さすれば幻想は消える。」


今日は長いんですね・・・、と思う私。

今日の夢

2010-12-20 00:00:38 | 
山々を背景に田んぼが広がる。着物を着た人々が、あぜ道や田の隅でしゃがみこみ、何かを探している様子。老若男女様々。

どうやらその日は「石が鳴る日」なのだそうだ。

人々は探しては手にとった石を耳にあてている。振っては耳にあてる人や、遠い目で聞き入る人や、交代でひとつの石を聞く人々や。

田畑を耕すための道具などが置かれた小屋の隣で、
大きな岩に座る老人が、手招きする。ニコニコと笑っている。

近くに行くと、耳もとで言う。

「石はな、いつも鳴っておるのじゃよ。ただ聞こうとしないだけじゃ。」

今日の夢

2010-12-15 00:00:38 | 
男が2人。彫りの深い顔立ちの黒髪の男と、その付き添いと思われるあっさり顔の茶色い髪の男と。共にすらりとした30台前半。西洋風の城のような豪邸に暮らしている。壁にはいくつもの大きな絵が飾ってある。


悪事の限りを尽くしてきた2人。どんなに人が苦しもうが、笑って快楽に浸ることができる。


ある日、馬車から降りたところ、彫りの深い男が横から走ってきた若い男に刺される。怨恨が理由のようだ。付き添いの男に抱きかかえられながら、息をひきとる。


生から死への過程。

激痛から、熱さへ、軽くなっていく。光が満ちあふれ、自身光の玉となっていくのがわかる。

自身の一生が映し出される。

今は光の玉となりつつある自身、光の玉を覆っていた層の一つ一つを前に、悶え苦しむ。

他の誰が裁くのでもない。自身が自身の光の玉に照らし合わせ、悶絶の後悔。


「もう一度、やり直す~~~!」

今日の夢

2010-12-13 00:15:38 | 
赤い扉を開けて中に入ると、左と右にスケートリンク。


2つのリンクで、たくさんの人々が思い思いに滑っている。

目の前を一気に通り過ぎるほど速かったり、歩いているようにゆっくりだったり、回転しながらだったり、ジャンプしながらだったり、後ろ向きだったり、横を向いていたり。

色とりどりの服装に身を包み、一人一人好きなように。


左側のリンクからはしょっちゅうぶつかっての叫び声、怪我をして運ばれていく人々も。

右側のリンクからは負傷者がでない。


突然電気が消え真っ暗に。

黒い背景に白い文字。

「方向が必要です。」

今日の夢

2010-12-03 00:00:38 | 
大きなスタジアムのようなところ。あちらこちらで台本を読む子供達。

50代くらいの眼鏡をかけた女性が一人一人を覗きこみ熱心にアドバイスしている。

「間違えてもいいからね、演じきるのよ。」


開け放たれた扉からは光が差し込み、用意できた者から出て行く。

扉の先は飛び込み板。深さ15メートル、長さ25メートル、幅10メートル程の、透明な水槽に飛び込めるようになっている。どうやら舞台はその水槽らしい。

気に入った水着、足につけるひれ、水泳帽、ゴーグルなども飛び込む前に選べるようになっている。


カラフルなビキニを着て潜る者、ダイビングスーツにシュノーケルをつけ楽しむ者、スクール水着で表面を旋回する者、魚の着ぐるみを着込みスイスイとゆく者もいる。

透明な水槽、一人一人の動きもよくみえる。

今日の夢

2010-11-29 00:00:38 | 
真っ白な部屋。壁を、天井を見ながら、もう少し大きい部屋だったらなあ、などと考えている。

扉を開け人が入ってくる。途切れることのない人の列。部屋はまるでラッシュ時の通勤電車のような状態に。

ふと気がつくと皆が頭頂部に風船をつけている。色とりどりの風船。

「耳たぶを引っ張るとね、風船が割れるのよ。」と、ショッキングピンクの風船とドレスを身に着けた老女が笑いながら教えてくれる。「こうやってほら引っ張って、パッチン!」と明るく弾んだ声とともに頭頂部の風船が割れる。

割れる音とともに老女も消える。パッチン、パッチン。耳たぶを引っ張っては消えていく人々。

部屋にはもう誰もいない。

同じ大きさの部屋が何とも広く感じる。この部屋でだってあれもこれもできるかもしれないなあ、と思う。

今日の夢

2010-11-22 00:00:33 | 
黄緑青赤、色とりどりの砂を手に、円形の模様を描いていく。色の調合のし方も、描き方も何度も習った。はみださないよう、丁寧に。

できあがった迷路のような模様に、米粒ほどの大きさとなって入り込む。中心がゴールらしい。何度も壁にぶちあたりながら、ゴール目指して走り回る。

突然ドド~ン、ゴゴ~ンと強風が。うつぶせになって必死に地面にしがみつく。しばらくして静かになったと顔をあげると、砂の迷路も消えていた。

頭上には見たこともない大型扇風機。

今日の夢

2010-11-19 00:58:35 | 
西で出会った人々と東へ。

浴衣を着、土の匂い。

暗闇の中、灯。

高さ10メートル、幅50センチほど、奥行きの先はとらえられないほどの細長い直方体の建物。上部両側には規則正しくいくつもの窓が。灯はその窓から。

一人がやっと通れるだろうほどの幅の建物へ、一人がやっと通り抜けられる幅の扉を開け、入る。

広々とした空間、光沢のある木の壁に木の床。いくつもの座席の中央にグランドピアノ。

ピアノの前に座る恰幅のよい老人が笑いながらこちらをみる。

「ほら、まずは入ってみないと。」