今日は荒川区の「ゆいの森あらかわ」と「にじの森保育園」を見に行ってきました。
区立「ゆいの森あらかわ」とは、中央図書館・吉村昭記念文学館・ゆいの森子どもひろばが、一体となった、あらゆる世代が活用できる施設です。
中央図書館は、約60万冊の蔵書や約800席の座席を備え、新たな発見と読書の楽しみを提供します。
また荒川区出身で「戦艦武蔵」「三陸海岸大津波」「ポーツマスの旗」などで著名な小説家、吉村昭氏を顕彰する吉村昭記念文学館では、郷土愛の醸成文学に親しむきっかけを提供します。
ゆいの森子どもひろばでは、科学実験やワークショップ等を通じて子どもたちの夢や生きる力を育みます。
さらに、災害時には帰宅困難者の受け入れや乳幼児を中心とした避難所としても活用できるよう、免震構造を採用し、発電機や備蓄倉庫も備えています。
とにかく広い空間、本を手に取って読みたいという気持ちになるディスプレイなど、とても素敵な場所でした。
「にじの森保育園」は保育所待機児解消に向け、南千住地域の汐入公園内に今年4月から開設した保育所(定員162名)です。
国家戦略特区制度の活用をし、保育所用地の確保に苦慮している中、周りの広大な広場を園庭がわりに活用し、近年問題となっている「子どもの声」に対する苦情対策としても有効です。
また地域に開かれた都市公園内の保育所を目指して、鉄骨造平屋建てとし、そこがプレイグランドとしてゲートボール等に利用されていたことを考慮し、その代替として地域に一般開放できるスペースを屋上に設置しました。
また、在宅で子育てしている方や、公園に遊びに来ている親子が、ちょっとした休憩や授乳、おむつ替えなどに利用できるよう、保育園内に地域子育て交流サロン専用室を設置しました。
足立区にも活かせそうな内容が満載でした!