生活相談

2012年07月12日 18時34分05秒 | 日記

今日、福祉事務所へ行ってきました。生活相談でこられた70歳一人暮らしの男性とです。

年金で生活していて、シルバーワークでも仕事をして生計を立てていましたが、心臓の病気が見つかり近く手術をしなくてはならず、医療費がかさみ生活できなくなってしまいました。

福祉事務所で相談すると、「年金がまだあるはずだから今月末にまた来るように」と言われました。しかし、今、生活費がなくて暮らしていけないのです。

そのような状況を2時間半やり取りをして、やっと申請することが出来ました。

そして生活保護とはどういうものかと詳しく説明も受けました。

相談者の方も「とても大変なことなんですね…働ければなんとかやっていけたのに…」とぐったりしていました。

別の区議も相談者と福祉事務所に行ったら、手持ちの残金を確認すると言ってお財布の中身をテーブルの上に全て出させたそうです。同行した区議もこんなことは初めてだったと言っていました。

お笑い芸人のお母さんの生活保護受給問題が大きなニュースになってから、受給に対して厳しくなっているのかもしれません。

しかし、年金だけでは暮らしていけない、あまりにも低い年金に問題があるのではないでしょうか?生活保護を受けずにガマンにガマンを重ね、それこそ命の危険にさらされてしまうことになっては大変です。

私と相談に行った方も、昔はピアニストという華やかな生活をしていて、まさかこんなことになるとは思ってもみなかったと言っていました。誰だって自分が生活保護を受けるなんて思ってる人はいないと思います。

年金が少なすぎる、仕事がない、医療費や保険料が高すぎる…この国の政治の貧しさが生きられない人たちを産んでしまっているのです。

足立区議会にも新しく「生活保護・高齢者生きがい対策調査特別委員会」が出来ました。

この委員会が生活保護を攻撃するのではなく、低所得者や高齢者が安心して暮らしていけるようにする委員会となるよう議員さんたちに望みます!私たちも傍聴に行きます!