2014.05.10(土)19:00 ウィングフィールド
dracomで作・演出をしている筒井潤が、現代劇作家の短編作品を演出する試み。
蜷川が演出すると作家が誰であっても全部蜷川作品になってしまうが、筒井演出にも似たようなところがあるかもしれない。作品に合わせて演出手法を変えるというのではなく、作品の中で自分の関心を捕らえた部分を自分の手法で拡大してみせているような感じがした。
『仮面夫婦の . . . 本文を読む
2014.5.5(月)11:00 應典院
二十歳の(明言はされないが間違いなく)大学生。彼の回想の形で物語は始まる。
過去をいたむ旨の、文字どおり感傷的な独白は抒情的でキラキラしている。
ものごころつく前から一緒に遊んでいた四つ年上の女の子。活発で負けず嫌いで、年下の彼とのゲームでも、絶対に勝ちを宣言しないと気がすまない。
その後、引っ越していった彼女と小学六年生の夏休み間近に再会する。まだ終 . . . 本文を読む
2014.4.18(金)19:30 Cafe Slow Osaka
「わたしは猫は大嫌いです」という一節がある「猫」という詩(っぽい作品)の朗読から始まる(テキストを見ていなくても「朗読」かな?)。
その作品の中には「アンデルセンの猫を知っていますか」とあり、賢治はアンデルセンを読んでいたらしい。賢治とほぼ同じ時代に生きたシートンの作品は、日本語に訳されたのが少し後だから、おそらく読んでいなか . . . 本文を読む
法然院は彼岸会の真っ最中。
南書院では作品展示やミニ工作教室が開かれていた。
そのなかのひとつ。
色とりどりの繭玉
この繭は「パウ・ブラジル」という木の芯で染められている。
国名のもとにもなったブラジルの木
その繭玉を使ったインスタレーション
その場にいた人たちと、真綿を引かせてもらった。
四方から引っ張ると
真綿を重ねたもの
お鍋のふたなどを使って丸く . . . 本文を読む
今どきの門前下馬
山門から見る
砂壇の模様は涼しげな水流
山門を見る
左手、石楠花が美しい。
法然院のお庭は、一年中なにかしらの花がある。今日は藤も咲いていた。
庫裏の前。こでまりと椿。
床の間に飾られていたこの花は、美智子妃が好きな花でみちこれんげというのだ、と居合わせた人に教えてもらった。法然院の山に咲いていたらしい。
(帰ってから調べたら、おおやまれんげという . . . 本文を読む
相槌稲荷大明神
三条の小鍛冶宗近が、朝廷に献上する剣をつくるのに相槌を打つ弟子がいないことに困って稲荷社にお参りに来ると、「そのときになったら助けてやる」というものがある。壇に注連縄を張り準備を整えると稲荷明神が現れ、力を合わせて名剣「小狐丸」を打つ。というお話が能の「小鍛冶」。
その、相槌を打ってくれたお稲荷様が祀られているらしい。
参道は狭い。よそのお宅の前を通って、左に曲がり進んでいく . . . 本文を読む
長谷寺仁王門
花もいっぱい、人もいっぱい。
回廊を上る。とにかく上る。一方通行。
回廊終点
本堂舞台
五重塔が見える
牡丹以外の花も満開
シャクナゲが咲いている。
ひめうつぎ
大黒社のおみくじ
本坊。廊下に紅葉の色が映っている。
日限地蔵さまのお堂を進んだところの塔頭。番犬見習いくんがいた。
通りかかった人たちはカメラを . . . 本文を読む
長谷寺までの参道を歩いていると沿道の店の人に、ようお参り、と声を掛けられる。
そうだ、お参り、なのだ。でも気分はだいたい物見遊山。
お寺に行く前に、もう少しだけ静かな気分になったほうがいいかもしれない。
参道の途中、與喜天満神社にむかう石段がある。
鳥居の手前にある橋から、長谷寺本堂が見える。
騒がしい通りから少し離れただけなのに、森閑として神さびた雰囲気の天満神社参道。こもり . . . 本文を読む
本日、泉南のお寺で施餓鬼会。
お寺は急な坂を登った山の上にある。そろそろ到着かな、と思ったところからさらにもう少し登ったところ。
こういう坂
疲れた
本堂は建て替え中。
今は土台部分に水が溜まっていて、なんだか現代美術みたい。
. . . 本文を読む
まだ公演が残っているので、白紙の状態で見たい人は読まないでください。
2014.4.27(日)15:00 未知座小劇場
公開ゲネから二回目の観劇。
「佐藤さんちの西シャん」と呼ばれた人物が、「さんはいらんが、よんでいらん」と応えるのは「三、四」の洒落を含んでいるのだと今回はじめて気づいた。他にも気づいていないことはたくさんあって、みるたびに新しい発見があるのだろうと思う。
大阪での公 . . . 本文を読む