鼠丼

神の言葉を鼠が語る

<777> googleアースで育った所を見に行ってみたら

2022-07-12 19:07:02 | 日記
 毎度、ねずみだ。

 googleアースというのがあって、まあ簡単に言うと地図なのだが、ご存じのとおり実際に道を走りながら360度撮影している。
 初めはプライバシーの侵害だなどと叩かれていたが今では皆重宝している。

 さて、愛知県の協力工場の位置を地図で見ていて、ふと思いつきgoogleの地図で小学3年まで過ごした家のあたりを見て回る。2020年に更新してあるらしく、1976年まで過ごしたあたりはまったく知らない町へと変貌を遂げていた。
 家の前にある大学の敷地がわずかに当時の様子を思い出させる程度で、かつて走り回った畑だらけの町内は新しい分譲住宅で埋め尽くされていた。40年以上も経っているので当たり前と言えば当たり前。

 あやふやな記憶を頼りに、かつて遊びに行っていた近所の友人宅を見に行ったが、ことごとく建て替えらている。彼らは今でもそこに住んでいるのだろうか。それとも田舎の小さな町から、外の広い世界に飛び立っていったのだろうか。
 通っていた小学校はそのままあったが、建物も建て替えられており、見知らぬ小学校になっていた。古い校舎だったころは「小学校の七不思議」が小学生たちの心を掴んでいたが、校舎はきれいな建物に代わってしまい、これでは不思議な事も起きそうになかった。

 こうなると必ず見に行くのが実家。
 googleアースは何年かに一度更新されるらしく、実家の様子は2018年4月に撮影されたものに更新されていた。
 親父がまだ元気だったころなので、庭はきれいに整備されており花々があちこちに咲いている。庭の一角が仕切られており、ナスだかトマトだかを植えては鳥に食べられる、というのを繰り返していた。たまに巨大なキュウリをもらった憶えがある。写真には畑の区切りだけが写っていた。

 親父が亡くなってからは手入れをする者がなく、雑草が好き勝手に生えてしまい今では見る影もない。今年に入って2回ほど雑草を刈ったのだが刈るペースよりも伸びるペースが圧倒しており、無残な様相を呈している。次回googleが更新する際には悲惨な状況が世間にさらされることに。
 
 親父に怒られる前にスクリーンショットを残しておくとしよう。

 おやじ、すまん。お盆休みに入ったら一日かけて雑草を刈るよ。

 じゃ、また。