鼠丼

神の言葉を鼠が語る

<742>新しい年が明けたので

2020-01-02 23:46:34 | 日記

 毎度!鼠だ。

 新しい年が明けた。皆様と皆様のご家族にとって良い一年となりますことを心から祈念して新年のあいさつとさせていただく。
 
 先般親父が肺癌になったという話を書いたが、12月になって病状が一気に悪くなり病院で年明けを迎えることになった。一昨年母親が倒れ、少し良くなったかと思ったら今度は父親である。高血糖になったりなんだかんだで一気に弱ってしまい、なんどか救急車で運ばれついには病院で寝たきりになってしまった。
 母親がとたんに不安になったらしく、しょっちゅう携帯に電話してくるようになったのにはまいった。会議中だろうがお構いなしで電話をかけてくるのである。病院は近くなのだが足が弱くなってしまって自分では歩いていけない。タクシーを呼んで病院に行くように説得してもタクシーが見つからないだとかなんとかぐずぐず言っている。

 しようがないので会社を早退していったん家に戻り車で母親を拾い病院に行くようにしたのだが、週に2度も早帰りをしていると仕事が滞って仕方がない。できる限りの事をしてやりたいと思っているので、まあ仕事は後回して。
 主治医の先生からはもう全快は望めないと言われており、最終的には畳の上で死なせてやりたい、という話までしている。
 当の父親は早く家に連れて帰ってくれ今日帰れるのか明日帰れるのか、延命治療はいらないからとにかく家に帰りたいと繰り返
すばかりである。良くならないと退院できないぞと言い聞かせているのだが本人も覚悟はしていると思う。

 新年早々こんな話をつらつらと書きなぐっても滅入ってしまうだけだし、こんな話は世界のいたるところでこの瞬間も起きている。皆はどうやって対峙しているのだろうか。聞いてみたいものだ。
 せめていざというとき後悔しないようにできるだけ親父に会いに行くようにするのみ。

 じゃ、また。