なぞの旅人スーのブログ

鉄道、旅行、花祭り、その他日記にしたい事を書いていきます。実際の面識が無い方からのコメント、歓迎。荒らしや誹謗中傷は×。

夏の「青春18きっぷ」の旅 京都 2日目①

2018-08-05 23:56:04 | 日記

 今年も旅行する先、日にちを決め、宿の予約をした後に、行ってみたいと思う寺の行事を知った。清水寺で毎年8月1~5日の朝6時から「盂蘭盆法話」をやっているそうである。
 タクシーで5時15分頃に仁王門前に到着した。


 今日は今年の漢字で有名な森清範貫主が話す日で、日曜日ということで大勢聴きに来ると予想していた。会場の大講堂円通殿に入ると既に30人以上いた。




 続々と人が集まってきて、最終的に300人以上いたのではないだろうか。
 5分前に何人か僧侶が来て、般若心経が唱えられた。子どもの頃は暗記してたんだけどなあ。その後法話が始まった。まずは清水寺に関する話として、現在改修中の本堂の話や随求堂の秘仏・大随求菩薩像の話があった。清水の舞台の柱は欅で、欅を調達するのに苦労しているそうである。「ご家庭に欅がありましたら是非○○~(清水寺の電話番号?)までご連絡下さい」と笑いを誘った。
 するすると話が進み、法話の題名である「空即」の話に入った。般若心経の「空即是色」についてである。まずその前に、対になっている「色即是空」の話からだった。「色」は「ある」であり、「空」は「ない」であるそう。「『ある』は『ない』」???難しい内容である。物事は変わり続けていて、無常である。人もどんどん老いてゆく。という話だった。話を聴いていて僕がイメージしたのは、「もし僕の身体を高速連写で撮影したら、どれひとつ全く同じ写真は無いだろう」ということだった。「旦那さんは奥さんを、奥さんは旦那さんをアテにしていないか?人は老いていくからアテにならない。しかし、一番アテにならないのは、自分の鼻を指で指して下さい。自分です」という話だった。「色」はサンスクリット語で「ルーパ」と言うそう。
 そして、「空即是色」の話になったけど、例えに使った昔話もあったけど分からなかった。最後は「帰ったら旦那さんは奥さんに、奥さんは旦那さんに『おおきに』と言いましょう」という、ありがちであろう締めであった。でも、悶々とした感じを抱かなかった。なんとなく心が少し進んだ気がした。
 ウチでいう「おごく」として、パンと牛乳が頂けたが、なんと貫主さんの新しい本がプレゼントされた。写真が多いために今日の日記を2つに分けるが、次のページでその本が「空即是色」が少し分かることに繋がったことを書く。
 まだ観光客が少ないうちに廻れるところを廻った。三重塔と西門。


 本堂入口。本堂は拝観料がかかるが、6時から入れる。朝に参拝するのを勧める。


 本堂をお参りしてから音羽の滝へ。3つのうちひとつの水を頂けばいいとのことなので、向かって右の水にした。柄杓を殺菌する装置に驚いた。柄杓に水を受けると、腕が下にもってかれた。

 
 印刷してきた境内図を見ながら廻ったけど、「順路」の案内通りに進むとおかしな方へ向かう気がした。音羽の滝の前を進んでいくと、右手に子安塔に繋がる道があった。途中から本堂の方を眺めた。




 坂を登って御影堂へ。手前から京都の街を眺めた。


 御影堂。


 そこから見る本堂。


 御朱印を頂ける場所は8時からで、廻ってきてちょうどの時間だったので頂いてきた。次に時間で開くところは9時からなので、一旦外に出た。馬を繋ぎ止めておく馬駐。


 月照が住職となった成就院。特別公開期間で中を見学でき、庭園が素晴らしいらしい。でも、外からでも「寂」を感じて、いい雰囲気だった。上にあるのは櫓?




 拝観券を見せて本堂に再入場した。地主神社。縁結びの神様。




 色々と参拝するところがあり、全部は参らなかった。


 最後は随求堂で胎内巡りをした。善通寺で体験した戒壇巡りと同じである。真っ暗闇の中を数珠の連なりを左手で握りながら進み、途中にある光にうっすら照らされた石を回しながら、ひとつだけ願い事をする。「これからも良い旅ができます様に」と願った。旅できるということはお金が入り、健康でいられるからだからね(笑)


 朝からだったのでゆっくりできた。次は知恩院へ。毎日午前に2回法話がある。2回目の法話が始まる10時20分に間に合う様にと向かった。三年坂、二年坂、高台寺前、円山公園内を経由し、20分位で着いた。立派な三門。「空門」、「無相門」、「無願門」の3つを表しているという。


 法話がある法然上人御堂。中に入ったら納骨かなんかの人が奥に呼ばれては「南無阿弥陀仏」とお参りを受けていた。


 今日まで新潟県の僧侶が話し手であった。なお、後日岡崎市の僧侶が話し手の予定に入っていた。時間が来て法話が始まったけど、聴く人は少なかった。20分位の話であった。テーマは2つで、「心と行が一致しなければ、物事はうまく進みませんよ」と「誰でも仏の御心の中に自分を置くことができます。『南無阿弥陀仏』と唱え続けていけば、自然と信仰が増しますよ」という話だった。
 境内を巡った。御影堂は改修中で、廻りにくかった。



 経蔵を通り、勢至堂、御廟の方へ。


 勢至堂。


 御廟。浄土宗開祖・法然上人のご遺骨が納められているそうである。前の建物から眺められる。


 再び法然上人御堂に入り、方丈庭園へ。ここと友禅苑が有料であるが、方丈庭園だけにした。知恩院の七不思議の一部が見れるというが、「大杓子」が分からなかった。


 昼前に境内を出た。



※②に続く



 


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