俺にも一言、言わせろ

世の中、腹の立つことばかり。真面目に生きてる一人として、一言述べさせていただきます。連帯を求めて、孤立を恐れず。

信用保証協、来月から中小企業向け債権放棄可能に

2005-12-29 13:41:13 | Weblog
本日の日経新聞に上記の記事が載っていた。
これは素晴らしいこと。
不況に苦しんでいる中小企業にようやく目を向けてくれた、という感じ。

先にも書きましたが、姉歯の偽装事件のために木村建設が倒産。
木村建設の支払を手形で受け取り、何とか年の暮れに各社への支払をしようと思っていたところ、先月倒産の情報が入ってきた。
その瞬間、銀行は木村建設の銀行口座の金額の出し入れを凍結。

その瞬間、その人の持っていた、手形がただの紙くずになっていた。

一般の人にはピンと来ないかもしれないが、中小企業のオーナーは絶えず資金繰りのことが頭から離れない。
そんな危険な手形決済などやめればいいではないか?

ごもっともな話。
しかし、そこは大きな会社の強み。
手形決済が嫌なら、取引は致しません、と言って来られる。
中小企業は、仕方無しにその条件を飲まなければならない。

その結果、その会社が倒産となれば、もろに影響をこうむってしまう。
中小企業はつらい。
中小企業は悲しい。
朝早くから、夜遅くまで働き、知恵を絞り、体力を消耗し、その挙句が不渡り手形。
そんな中小企業を銀行は助けない。

銀行さん、あんた達はつい数年前、倒産寸前までいき、国の財政出動で、辛くも生き残ってきた。
それが今では、そんな話、知りません。
あなたの企業は2年連続赤字ですね。

申し訳ありませんが、融資できません。
担保?
担保がいくらあっても、実績がこう悪ければ・・・、どうも、・・・。

あんたの銀行は、国からお金を入れてもらったときに、担保を入れたのかよ。
国民の税金を入れてもらって、自分達だけが生き延びれば、もう知らん顔。

実は、その元凶がこの保証協会の姿勢にあった。
銀行はリスクをとりたくないから、全て保証協会に保証してもらって、融資する。
保証協会がノーと言ったら、銀行もノー。

ノーノー軍団である。
しかも、いい給料を取って、ノーノーと生きている。

その保証協会が、来月から少しは助けてやろうというお慈悲だからありがたい。

今は、わらをもすがる思いの中小企業。
何でもいいから、助けてやってくれ。

今は駄目でも、来年こそはと頑張っているのだから。

中小企業のみなさん、頑張りましょう。