俺にも一言、言わせろ

世の中、腹の立つことばかり。真面目に生きてる一人として、一言述べさせていただきます。連帯を求めて、孤立を恐れず。

林真須美の控訴審に一言

2005-06-29 01:28:05 | Weblog
この控訴審に対して、判決は予定通り、死刑。
ただ、このニュースを見ていて、釈然としなかった。
判決内容が非常に個人的な見解のように思えてならない。
もともと、一審で出た判決を、控訴したのだから、
判決を覆すほどの、証拠を提示するのが当たり前だというが、
一審のときから、この裁判、状況証拠しか提示できていない。
物的証拠は、出てこないのである。

真須美被告は事件当日は黒いT-シャツを着ていて、白いT-シャツは
娘が着ていたと主張する。
また、カレーのなべのふたを開けたのは、自分ではなく娘だったと。

その2つの主張を覆す証拠があったのか?
写真でも、あるいは、多くの人が白いT-シャツと主張しているのか?

今回の控訴審で、あきれるのは、真須美の言動は信ずるに値しないというが、
なぜ、そのような結論を出しているのか、説明願いたい。

一般市民のわれわれ、あるいは、商売本意の無責任なマスコミなら、
こんな言い方はするであろう。

しかし、かりにも、司法の番人である、裁判官はもっと冷静に、
誰にも納得できる結論を出してもらいたい。

万万が一、真須美が犯人ではなく、娘が砒素を混入したとしたら、
どうする?

今回のもうひとつの問題は、動機が明らかになっていないこと。

どんな些細なことでも、人をしに至らしめるだけのことをやったのだから、
必ずそこには動機があってしかるべき。
だれだれさんと口論した。どんないきさつから。
といった具合に。

裁判は、誰もが納得いく論理がないと、これからが不安である。

判事の皆さん、自分も人間なんだから、と逃げは打たないでください。
冷徹でも、理屈が通っているほうが信頼できる。