松尾芭蕉の句 : 山路来て 何やらゆかし すみれ草 (くさ)
「すみれ草」は、小さな薄紫の花を付ける野草である。 あまりにも小さいので、山登をしたとき、私などは心惹かれるどころか、無意識に踏み潰していたように思う。 山道の脇や、笹薮、沢の岩陰など、その季節には ここかしこにポツリポツリと それでも逞しく咲いていた。
猫助の場合 : 山路来て なにやら踏んだぞ すみれ草
松尾芭蕉は忍者だったという説がある。 テレビドラマ「水戸黄門」にもしばしば登場して、「忍者かも知れない」ぶりを出していた。 この説はもっともなことで、芭蕉は伊賀の出身、先祖は代々忍者だったようだ。 俳諧の旅に託けて、幕府から「大名に不穏な動きがないか調べて参れ!」と託かっていたかも知れない。
: 山路来て なにやら怪し 芭蕉かな (季語なし)
とはいえ、松尾芭蕉が山賊など無頼の者に襲われて撒きびしを撒いたとか、蝉の声が煩いので十字手裏剣を投げて蝉に命中させたとかのエピソードは聞いたことがないが、もしかしたら…
: 山路来て なにやらウザし 蝉の声
: 山路来て 仕留めてやったぞ、アブラゼミ
誰かに怒られそう。
「すみれ草」は、小さな薄紫の花を付ける野草である。 あまりにも小さいので、山登をしたとき、私などは心惹かれるどころか、無意識に踏み潰していたように思う。 山道の脇や、笹薮、沢の岩陰など、その季節には ここかしこにポツリポツリと それでも逞しく咲いていた。
猫助の場合 : 山路来て なにやら踏んだぞ すみれ草
松尾芭蕉は忍者だったという説がある。 テレビドラマ「水戸黄門」にもしばしば登場して、「忍者かも知れない」ぶりを出していた。 この説はもっともなことで、芭蕉は伊賀の出身、先祖は代々忍者だったようだ。 俳諧の旅に託けて、幕府から「大名に不穏な動きがないか調べて参れ!」と託かっていたかも知れない。
: 山路来て なにやら怪し 芭蕉かな (季語なし)
とはいえ、松尾芭蕉が山賊など無頼の者に襲われて撒きびしを撒いたとか、蝉の声が煩いので十字手裏剣を投げて蝉に命中させたとかのエピソードは聞いたことがないが、もしかしたら…
: 山路来て なにやらウザし 蝉の声
: 山路来て 仕留めてやったぞ、アブラゼミ
誰かに怒られそう。