雑文の旅

猫爺の長編小説、短編小説、掌編小説、随筆、日記の投稿用ブログ

義務教育での留年

2012-04-06 | 日記
 義務教育でも単位の足りないものは留年させるという大阪市長の提案は、ちょっと厳しすぎるのではないかと思っていた。 しかし、テレビのクイズ番組を見ていて「留年も無理からぬ事ではないか」と思うようになった。 義務教育をとっくに終えているのに小学生向けの問題が「難しくてわからない」という人が結構いるからだ。 

 私の学生時代には、テストの前に答えを示唆してくれる生徒に人気の高い教師がいた。 答えを教えないまでも、「教科書のこのページから二問出るぞー」「この部分は、しっかり頭に入れておくように」とか、クラスの平均点が上がるようにそれとなくナビゲートしてくれた。 今時、そんな教師は居ないだろうが、義務教育に留年制を採ると「あるいは?」と思えぬこともない。

 言葉の使い方も、かなりいい加減な若者も多い。 あるアイドルが警察犬に追いかけれられて「恐い」と言うところ「恐れ多い」と表現をしたり、アナウンサーが「私、お弁当を召し上がってきます」と、平然と言ったりする。 敬語を意識するが上にうっかり出たのかも知れないが それよりも周りの者が本人たちに気を使ってか、誰も注意しないのが気になった。 もし、上司や先輩の者に「いまの言葉おかしいよ」と言われたら、言われた人たちはムカツクのだろうか。 そんな場合、感謝して受け入れるのも度量だと思うのだが…。