ないない島通信

「ポケットに愛と映画を!」改め。

日本沈没ー希望のひとー

2021-11-10 10:27:01 | 映画

ご存じの通り、今TBSでドラマ「日本沈没ー希望のひとー」を放映中ですね。

私はなぜかデザスターものの映画やドラマ(パニック映画とも言う)が大好きで、大地震で大地がぱっくり割れたり、火山が爆発したり、ゴジラが光線を噴いて暴れたりすると、

もうゾクゾクしちゃうのです。

なんだろうね、この感覚。

だから時々デザスター映画が見たくてたまらなくなります。

「日本沈没」は小松左京原作のSF小説で、これまでも何度も映画やドラマ、アニメなどになっています。

私は藤岡弘主演の映画(1973年)が大好きで何度も見ました。この時の田所博士は小林桂樹でしたね(なつかしい)。草彅剛と柴咲コウが主演した映画(2006年)はイマイチでしたが。

今回の舞台は2023年なので、ストーリーはかなり変更されています。

特に田所博士(香川照之)の変人ぶりはかなり戯画化されていて、これってどうなの、と思ったけど。

初回を見たとき、「シン・ゴジラ」か、と思い、2回目3回目を見たときは「半沢直樹」じゃん、と思ってなかなか大地震が襲ってこないのでしびれを切らしていたところ、

4回目の最後でようやく、大地震が東京を襲いますね。

いきなり高層ビルが倒壊したりして。

次回以降で関東が沈み、日本列島が全部沈んじゃうのか、あるいは一部残るのか、今後の展開が楽しみです。

私の中では今一番盛り上がっているドラマです。(Netflix、GYAOで見てます)

外国映画だと決まって一つの家族が主役になって家族を守る夫なんかが登場したりしますが、

日本の映画は家族よりも、国家体制とか政治とか社会全体の空気とかを描くようです。

「愛してるよ」「私も愛してるわ、チュッ」がない分すっきりしていて災害のシーンがドーンと全面に出てくる感じで日本のデザスターものの方が好きだなあ。

家族愛や家族の絆よりも、人生って無常なのね、といった諦観が漂う。それが日本人の心情にはあっているのでしょう。

大昔、幼少期に見た「地球防衛軍」がもしかすると一種のトラウマになっているのかもしれません。

村人たちが盆踊りをしている最中に突然大きな地震が襲って山が崩れ大地がぱっくり割れていく、

あのシーンを見たときのショックとゾクゾク感ね。

そして、初代「ゴジラ」(1953年)でゴジラの巨大な頭が山の向こうに現れたときの驚きとショック。

そうしたシーンが私の潜在意識に刻みこまれたのでしょう。怖いモノ見たさのゾクゾク感かな。

あるいは前世で災害にあって死んだのか。それとも記憶にもない幼少期に何かの災害に巻き込まれたのか。

あるいは、ものすごい破壊衝動があるのか・・

何らかの理由があるとは思うのですが、

でもまあ、今はこの感覚を楽しむことにしています。

なので、年に何度か必ず、ゴジラ、エイリアンが襲う映画、大災害モノ、を見ないと気が済まない私なのです。

あなたはどう?

 

《おまけの画像》 
たまたま見つけて大爆笑しました。

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美土子の世界展

2021-11-05 14:14:10 | 日記

私が所属しているエッセイの会のメンバーの一人、Sさんのお連れ合いの芳賀美土子さんが、銀座で個展を開いています。

「~美土子の世界展~」サロンドジー(中央区銀座6-4-6   646ビル9階)11月7日まで。

さわやかに晴れた11月の青空の下、エッセイの会の仲間たちと一緒に見にいきました。

こういう日って貴重なので思う存分楽しまなくちゃ。

皆でランチをして、それから街に繰り出しました。

銀座のソニービルも阪急デパートもなくなっていてびっくり。

一体いつから銀座に来てなかったんだろうか。

東急プラザの並びにあるビルの9階に画廊はありました。

美土子さんは絵描き&絵本作家です。

今回は絵と絵本の展覧会。

会場に足を踏み入れると、そこはもうファンタジックな美土子さんの世界。

文字通り「美土子の世界展」です。

圧倒されます。

大きい絵が多く、色使いがすごく個性的で、

ふんわりとしたパステルカラーから、ちょっとダークな雰囲気の紺や茶やモスグリーンなど、

私の好きな色のオンパレード。

そこにいるだけで、美土子カラーに染まっていくような心地良い空間でした。

絵本もいろんなストーリーがあって楽しい。

しっぽのない黒猫が登場したり、魔女がウェディングドレスを注文したり、本と本が結婚したり・・

多才な方なのだなあと感心しました。

何より、楽しんで描いたり書いたりしているところがいいなあ。

美土子さんのお譲さん(寒河江智果さん)も絵描きさんです。

智果さんも、時々銀座で個展を開いています。

こういう多才な方とお近づきになるのは嬉しいことです。

大昔、私がまだ本州製紙に勤めていた頃、みゆき通りでばったりと高校の先輩に出会ったことがありました。

あれから100年くらいたったかしら。

昨日のことのようですが。

日々はぐんぐん速度を増して過ぎていくので、今日という日をしっかりと記憶に刻みたいと思いました。

 

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イカゲーム

2021-11-03 16:52:02 | 映画

ついに「イカゲーム」を見てしまいました。

Netflixで配信中の韓国ドラマです。

日本語の生徒のA君がすっかりこのドラマにハマっていて、

ハロウィーンのコスプレを「イカゲーム」にしたほど。

真っ赤なつなぎに、奇妙な印(〇△▢)のついたマスクを装着した写真を見せてくれました。

「イカゲーム」に登場するスタッフたちの衣装です。

このドラマ、日本だけじゃなくて、世界じゅうを席巻しているのだとか。

で、どれどれと興味本位で見てみたのですがね、

途中でやめられなくなり、二日で全9話見てしまいました。

韓国版「バトル・ロワイアル」であり、ハリウッドの「ハンガーゲーム」にも近いストーリーですが、

韓国社会の格差を描いた社会派のドラマであるとも言われています。

多額の借金を抱えたり、社会の底辺で辛酸をなめてきた人たち456人が集められて、子どものゲームをするのですが、

負けた人は実際に殺されてしまう、という残虐なゲーム。

勝ち残った一人が、456人分の報奨金をすべてもらうというシステム。

金持ちたちが、貧乏人を戦わせて高みの見物をするところは「ハンガーゲーム」と同じですね。

これ、私は好きじゃないなあ。

社会の格差を描くにしても、ここまで残虐に描く必要があるのか、と思うし。

とにかく人が死にまくる。

ストーリー展開が巧みなので、つい最後まで見てしまいますが、あまりお勧めできないドラマです。

金のせいで人生が狂った人たちを集めて戦わせる、という物語自体、大して目新しくもないし。

最後の方では、非常にベタな悲劇の描写もあってね、どうも好きになれないドラマでした。

主人公のギフンがダメ男の典型で、ちょっとリリー・フランキーに似てるので、「万引き家族」など思い出しつつ見てました。

《追記》
岡田斗司夫がホリエモンとの対談の中で、「イカゲーム」のような韓国ドラマは、感情マッサージのためのドラマだ、と言い切っていたのが面白かった。

 

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