ついに漫画「宇宙兄弟」全42巻を読了しました!
とはいえ、まだ物語は終わっていません。
42巻の最後はお約束のクリフハンガーでした。
ムッタとヒビト、そして乗組員たちの運命や如何に!
8月末の43巻発売が待ちきれない。
なので、最初からまた拾い読みしたりアニメ版を拾い見したりしています。
こうして、物語全体を通して、あちこちつまみ食いしていると、面白いことに気づきます。
もしかすると、私たちの運命もまた一冊の本のようにストーリーが決まっているのではないか、
というような気がしてくるのですね。
もうすでに結末が決まっていて、それに向かって運命の糸に操られながら、まっしぐらに進んでいる、
それが私たちなのではないか??
過去を振り返ってみると何となくわかってきます。
10歳だった自分、15歳だった自分、20歳、30歳、40歳だった自分・・
それぞれの瞬間を切り取って今私は思い出すことができるけれど、あの当時の私にとって未来ははるか彼方の宇宙空間に漂う星雲のようなものでした。
でも、過ぎ去ってみるとそれはそれぞれが正しい位置にあって、後悔もあるけれど、もう一度生きなおしてみても同じ運命をたどるのではないか、
同じ人と出会い、同じ人と別れ、同じようなことをして歳を重ねていくのではないか、
そんな風に思えてくるのです。
言ってみれば、人生のストーリーというのは私自身がきっといつかどこかで決めてきたものなのではないか、
こうして生きてみようかと決めて、地球上に降り立ってきたのではないか、
そんな気がするのですね。
今、私が「宇宙兄弟」のムッタやヒビトのあの時の行動、あの時の後悔、あの時の感動を何度でも味わえるように、私自身の人生のあの時、あの瞬間も何度でも味わえるし、また別の角度から眺めることもできる。
そうすると、また違った風景が見えてくる・・
そんなことを考えています。
人生って物語なのです。
なので、書き換えることだってできるのです。
主人公は私。
誰でもない私が、私という人生を歩んでいる。
「俺の未来は、どうにでもなる」
とヒビトが言ったように。
私の人生も私次第でどうにでもなる。
私の物語を生きればいいだけなので。
というわけで、
私の物語もまだしばらく続くようです・・