ないない島通信

「ポケットに愛と映画を!」改め。

カタカムナ考 2

2017-04-08 20:32:38 | 日本語


なぜ世界はこんなにも多様で美しいのか?
それに対する答えがカタカムナにあった、
というのが前回の話でした。

カタカムナによると、
この世界は相似象・・つまりフラクタルだそうです。

フラクタル、というのは幾何学用語です。
Wikipedia によると、

  マンデルブロはフラクタルを
  「ハウスドルフ次元(英語版)が位相次元を厳密に上回るような集合」と定義した。
  完全に自己相似なフラクタルにおいては、
  ハウスドルフ次元はミンコフスキー次元(英語版)と等しくなる。

何のことだかさっぱりわかりませんね。
マンデルブロというのは数学者の名前で、冒頭の図形で有名です。
いわゆるマンデルブロ集合。
(私は秘かにゲンゴロウと呼んでおります)

ある数式をコンピュータで解析すると出現してくる形だそうです。

これを最初に見たとき(20年くらい前かなあ)
天地がひっくり返るほど仰天しました。
世界は本当になんてモノを作りだすのかと。

この絵、どこをとっても無限に続きます。
たとえば、しっぽだかヒゲだかの先の小さな一点を拡大して、さらに拡大して、どんどん奥に分け入ると、またゲンゴロウが出現するのです!
それらのゲンゴロウ一つひとつからもまた、無数のゲンゴロウが現れてくる。
無限地獄。

しかも、その途中で、美しく目も彩な幻想的な形が多数出現します。

いつまで見ていても、見飽きない。
幻想の世界に迷い込んだかのような、
無限に続く迷宮模様の世界です。

YouTubeなどに動く画像がありますので、
ぜひ、一度動くマンデルブロ集合を見てみることをお勧めします。
世界がひっくり返るから。

それはともかく、
このマンデルブロという人が提唱した幾何学の概念がフラクタル。
日本語でいうと、相似象(そうじしょう)です。

つまり、どこまで行ってもゲンゴロウが出現する。

カタカムナでも、
世界は相似象で出来ている、と説明しています。

宇宙の果てから人体の細胞の奥まで、
フラクタル。
同じ形の積み重ね。
銀河の渦巻きも、巻貝の渦巻きも、
同じ一つの相似象。

これを、
カタカムナでは、

 ヒトツカタツミ

といいます。
ヒトツ(一つ)のカタ(型)がツミ(積みあがって)できている、
まんまですね。

宇宙は「ヒトツカタツミ」で出来ている。
そして、その形を作っているのは、
実は、
私たちの「言葉」であり、「意識」である。
とカタカムナは言っています。

12,000年以上前の文献にそれが書いてあるのです!

カタカムナ的にいうと、
私たちが生きている現実世界は、
「現象界」(げんしょうかい)
でも、この世界の裏側には、
「潜象界(せんしょうかい)」
というのがあって、
本当は、潜象界が現象界を作りだしている、
というのです。

つまり、
世界を造りだしているのは、
私たちの意識である!

この世界は、
私たちの意識を映す鏡である、
というわけ。

世界が美しいのは、
私たちの意識が作りだしているからなのです。

これが、コペルニクス的転回です。

コメント
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