2017年01月01日(日) NHKニュース7 元旦短縮、20分
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2017年01月01日(日) NHKニュース7 元旦短縮、20分
「カフカ小説全集1 失踪者」フランツ・カフカ(死後1927) 2000白水社
完成していない作品ってことか。
で、カフカが「失踪者」として書いているとわかっていながら、友人はタイトルを「アメリカ」にしていたんだな。
それにしても、カフカはアメリカに行ったことがないのにこれだけの姿を書いたんだな。ってことは、これはドイツの都会を描いた作品だと思った方がいいのかもしれない。都会の類似性とそこにいる無知で無謀な若い田舎者の末路。
解説を読みながら、安部公房はカフカをリスペクトしていたんだなと思わせるのが「アメリカ論」を書こうとしていたことにもみられるか。面白い親族がいたことも親近感を覚えたことだろう。
おばちゃんに強姦された少年が、おばちゃんの妊娠で家を追い出されるって。まあ、そこは確かに理不尽だ。
なんだかなぁ、なんども危機に陥りながら常にチャンスに恵まれるイケメンってか?
しかし、若さと独りよがりで意固地な性格がそのすべてをふいにする。
自分の正当性を信じながら、自己保身のために嘘を吐く。
読ませるねえ。
バカな弟をなんとかしてやりたい兄貴の気持ちで読むわ。
カフカ小説全集全6巻、読もうと思ったのは安部公房の影響だな。カフカをきちんと読んだことがないから。「変身」もゴキブリみたいなイラストを覚えているだけで、小説の内容はまるっきり覚えていないという始末だから。