「目的地アルファ・ケンタウリ」 | ヴァン・ヴォークト | 創元推理文庫 | 1973年発行 1965 |
探査宇宙船<人類の希望号>内での殺人による権力闘争。
技術的トラブルによる予定外の航行日程により、宇宙船内での世代交代と独自社会の構成。
惑星探査でいくつかの文明と出会うがまともなコンタクトはない。
<人類の希望号>はカーン星人(ロボット)により本来の能力を発揮できるようになる。
船内のカーン星人を始末し、レズビー5世は船を地球へ向かわせた。超光速で。
超光速による異常な状態から時間調整の技術をマスターした人類(科学者)。
地球には宇宙の歪み、人類滅亡の危機が迫っている。
地球では短い時間しか経過してないうちに、いくつかの恒星系に移住用の惑星を用意した。
主人公なき物語。人間への不信感でつくられ、最後だけまとめにはいった感じ。
技術的には理解不能なことばかり。
読むのに時間がかかる割りに面白くない作品であった。
まあ、例によってアイデアは秀逸なのだが。(やりすぎも含めて)
邦題がかっこつけすぎ。原題からしてもう少し考えればよかったのに。
光速を超えて飛んで過去へ戻る。タイムマシンじゃん。
もしも主人公を作るなら、一番悪役扱いのガーディにしてみると面白いかもしれない。