おかまのよろめき

現役おかまのお店日記&趣味のはなし

週明けからジャンケン一気②

2010-12-08 14:43:30 | Weblog
隣町のスナックH

一気王子に招待されてトシと一緒にやって来た私

店内には他にゲストは居なくて

王子の貸し切り状態だった

この日のキャストはカウンターの女性を除き

Ⅰちゃんだけだったが

ママが途中でYちゃんにも電話して

急遽出勤するように命じていた

数十分後に姿を現したYちゃんは

リズリサの可愛いワンピースに身を包み

相変わらずのロリムード炸裂だった


ここからが本番だった

テーブルに載っているのは柚子小町や鍛高譚ほか

3本の焼酎ボトルだった

ガラスのぐい飲みが置かれ

そこに注がれた酒をジャンケンで負けた者が一気するのだ

既にウチの店で日本酒一気をしている身としては

かなり厳しい状況だ

何とかがぶ飲みして

日頃お世話になっているHちゃんの店に

少しでも売り上げ協力と思うが

身体が酒を拒否している


王子、Hママ、Ⅰちゃん、Yちゃん

それに私とトシの6人で

「最初はグー!」

日頃ジャンケンにはあまり強くない私だったが

この日は何故か勝ちまくり

先週の二の舞は逃れる事が出来たのだ

それにしても、この店の女の子達は酒に強い

特にYちゃんは先程から何度もジャンケンに負けている

それでもケロリとして次々に杯を重ね

「ごちそうさま」を繰り返す

「ウチの子は皆強いのよ」

Hママによると

キャストはいつもこのジャンケンでかなりの量を飲んで

床に倒れる者

戻しながらトイレに走る者

人が変わって暴れだす者それぞれだが

その後、ウチの店にアフターで来てくれるのだ

凄いわ~真似できないわ~


そろそろ時間的にも店に戻らなければ…

「じゃあこれから皆で行くわよ!」

Hママが号令をかける

本日2度目の来店である

てかウチでもこの続きが展開されるの?

ソルマック今から飲んでも効くかしら…


 







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週明けからジャンケン一気

2010-12-07 14:13:17 | Weblog
昨夜も強烈だった

早い時間から一気王子の来店で

俄然オカマのふんどしはキリリと締まった

しかも何と今日は「越乃寒梅」をジャンケン一気

何て勿体無い

そんな無茶な飲み方をするお酒ではないのに…

とか思いながら頭の中はソロバン勘定のやらしい私

最近ジャンケンに強くなった私は

この美味しいお酒を飲む事もなく

その分マヤがガッツリ犠牲になっていた


王子たちと盛り上がっている時にドアが開き

はす向かいのPママが手招きする

「ちょっとエドナちゃん!」

相変わらず強引だ

「ウチのお客さんでオカマに興味がある人が居るの

 紹介するからちょっと来て!」

一気地獄を免れてPに向かう私


ママの紹介で2人の女性を連れて店に戻った

一気王子のテーブルをちらりと見ると

隣の居酒屋で注文した刺身やらさざえのつぼ焼きやら

豪華な事になっていた

寒梅はとっくに空になっており

続いて久保田の千寿がテーブルに載っていた

「怖いわ~」


2人の女性はキョロキョロ店内を見渡し

「どれがオカマ~?」

その時、店内には女性客が2人居た

特に一気王子とご来店のHママは美人過ぎて

ニューハーフに間違えられた事がある

華やかな女性には気の毒だが

オカマバー初体験の人には見分けがつかなくなるらしい


先程までヒデミが接客していた女性が帰ると言う

会計をしている隙に

ヒデミがちゃっかり私が連れて来た女性のテーブルに移動した

一気王子が苦手なヒデミは

楽そうな2人の女性のテーブルに移動したくてウズウズしていたのだ

新人のマヤがベロンベロンで接客していると言うのに

いつもヒデミはこの調子である


王子のテーブルに私も戻った

ボーイのトシも11時には出勤して

テーブルはかなり賑やかだ

久保田も空いたのでそろそろ

Hママの店に同伴すると言う

ママが店に電話したらまだノーゲストらしい

「たまにはエドナもウチに来て」

ママにはホントにお世話になっているので

断われるわけがない

先程の2人の女性もワンタイムが終わり帰ったので

店内はノーゲストだ

Hママの店はそう遠くないので一時間の約束でお邪魔する


住宅街の一角にあるスナックH

真向かいにも一軒スナックがあるが

どちらかと言うと隠れ家的なひっそりとした場所だ

いつもママ達と遊びに来てくれるⅠちゃんがお出迎え

カウンターの中にもKちゃんと言う女性も見える

シンプルで清潔感溢れる綺麗なお店だ

テーブルには柚子小町、鍛高譚、そしてもう一本

見たこともない焼酎が並んでいた

この店でもジャンケン一気でこれらがドンドン空いて行くのだろう

恐るべし酒豪の店


それにしてもお通しがとっても美味しい

上品な味わいのすり身の団子と昆布に

薄味のお出汁がかかっていて

恥ずかしながらついおかわりをしてしまった

その後、大ママの作ったモツ煮も出たが

これがホントに絶品

食わず嫌いでこれまで口にした事がなかったが

今日を境にハマッてしまいそう

更にはイカの一夜干しも出たが

しょうが醤油との相性も最高

このお店のおつまみはどれも絶品だった


途中でルナ子さんを呼ぼうと言う事になり

トシが電話したのだが

ルナ子さんは風邪で寝ている最中だった

ごめんなさいね

彼女はトシを大変贔屓にしてくれていて

先週もお客様を連れてウチの店に来ようとしてくれたのだが

残念ながら閉店後でみんな帰った後だったのだ

風邪、早く治してね


さてここからが本番

臨時出勤して来たYちゃんも交えて

ジャンケンが始まったのだ

続きは次回…



















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一気の果てに…

2010-12-05 22:26:30 | Weblog
疲れが取れない日曜の夜

身体は何処もかしこも故障中だ

最近は右膝の関節が調子悪く

階段の上り下りにも苦労する

“歳は取りたくない”と何度このブログで呟いただろう


今週は木曜日がハードだった

遅くに来店された常連さんに何杯も一気させられて

そのまま記憶が飛んで気付いたら店のソファで寝ていたのだ

私だけでなく他のスタッフも一気地獄の犠牲となっていて

ボーイのトシも店で寝っ転がっていた

マヤは大丈夫だったのかしら?

明け方に土砂降りになっていたから

自転車通勤の彼女は無事に帰れたのかしら?

そんな事が頭をよぎりながらも

気持ち悪くてとても動く事の出来ない私

時計を見ると10時過ぎだ

もう少し横になって様子を見る事にしよう


「店があるんで先に帰ります~」

トシの声で目が覚めた

そうだ彼は昼間コンビニでバイトしている

数時間の仮眠で復活できるのだろうか

少なくとも私よりも20歳若い

二日酔いの苦しみを、その若さで乗り越えられるのだろう


次に目が覚めたのは酒屋の配達が来た時だった

いつもなら誰も居ないはずなのに

薄暗がりの中に変なオヤジに寝転がっている

きっと酒屋のオニイチャンもギョッとした事だろう

それでなくても此処はオカマバーである

身の危険は当たり前だ

注文したお酒を置くと急ぎ足でドアの外に消えた

失礼ねッ!こんな状況で襲えるわけないでしょッ!!

でもどんな子だったのかしら…


昔働いていた調布のお店には

私好みのイケメンが配達に来てた

「ちょっとアンタ、ナイスバディじゃない」

「昔自衛隊に居たんで…」

きゃー!素敵!!

こんな具合の悪い状態でも頭の中はそれしかないのが情けない


ふと時計を見ると5時過ぎだ

これから自宅に戻ったとしてもシャワーを浴びたらトンボ帰り

二日酔いの身にはかなりしんどい

なので営業一時間前まで此処で寝ている事にする

金曜日だから忙しくなるかもしれない

しかし胃薬さえも拒否するくらいに具合が悪い

何度もトイレに走っているが

激しくこみ上げてくるだけで何も出ない

ホント久しぶりの具合悪さだ

正直言ってこのまま営業モードに移行できるか自信もない


ドアが開いてヒデミさんが出勤して来た

えっ?もうそんな時間?

時計の針は7時半だった

彼女も私に気を遣って店内の照明を暗くして

有線も切ったままだ

何とか起きようと身体を動かすものの

たちまち激しい吐き気に襲われ

もうしばらくそのままの状態で居る事にする


結局具合悪いまま営業に突入

メイクもろくに出来ず酷い状態だったけれど

いつもより照明を落として何とかしのいだ

店はヒマだったけれど

営業中に何とか元気を取り戻せたのが救いだった

もう当分無茶はしないと心に誓ったのである

それにしても皆に迷惑かけてゴメンナサイ





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少しは身体を動かして…

2010-12-02 17:00:11 | Weblog
今年も残り一ヶ月を切った

一年なんてホントあっと言う間だ

この時期になるといつもこう思う

今年は何か心に残る素敵な事があっただろうか

プライベイトは充実していただろうか

残念ながらノーである

体調は優れない、むしろ悪くなる一方

心をときめかす素敵な出逢いもまるでなし

仕事に追われ折角の休日も自宅で爆睡

歳のせいにはしたくはないが

やはり年々疲れやすくなっているようだ

日頃の運動不足に加えて食事も不規則で

平日は殆どがコンビニ弁当で済ませている


そう言えば夏ごろに発見した市営体育館のジム

自宅から歩いて5分の処にあるのだ

私と同じ様なオジサンが

ランニングマシンで汗をかいているのが通りから見えた

あそこなら私でも通えそうな気がした

しかし結局いつの間にかそんな事も忘れていた


朝、仕事から帰ってくると

青学の陸上部の子達がランニングをしている

近所に寮があるので朝練に励む彼らをよく見かけるのだ

その様子に刺激されたのか

やはり私と同じ様なオジサンが

ジョギングをしている姿も見受けられるようになった

仕事に行く前に軽くひとっ走りってな感じだろうか

ややお腹周りにボリューム感のあったそのオジサン

久々に見かけたらすっかり締まった身体になっていてビックリ

もしかしたらあの市営体育館のジムにも通っているのだろうか


年の瀬で何かと忙しい日々が続く

ストレスも一杯溜まりそうだ

そんな時の解消法は専らCDや本のバカ買いくらいだ

昨夜もヤフオクで廃盤を高額で落札した

それも良いけれど、たまには身体を動かして

心身ともにリフレッシュしたいものである

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久々の再会

2010-12-01 14:47:31 | Weblog
昨夜は店前でキャッチをしていたら

隣の居酒屋からかなり派手なメイクの女が出て来た

私とマヤの前を通りながらこちらの方をガン見している

同業者と思い「お疲れ様~」と声をかけると

「エドナさん?」とリアクション

エッ?誰だっけ?と目を凝らすと

何と某ショーパブで働くAさんだった

彼女と合うのは1年ぶりくらいだったので

懐かしいやら嬉しいやらで積もる話に花が咲いた

最近この町に引っ越して来たらしい

元々ひとりで飲むのが好きなので

周囲に気を遣う事なくゆっくりと飲める店を探していたそうだ

隣の居酒屋はそんな彼女のリクエストにピッタリだったとか…


時計を見ると既に3時を過ぎており

「こんな時間まで女優が一人で居たら男が放っておかないでしょう」

「そんな事ないですよォ

 ウチも今ヒマだからポスティングとか何やらで

 仕事終わってもすぐにはオフってワケではないんですよォ」

元々エキゾチックな顔立ちだが

ツケマが一段と目元をゴージャスに演出していた

新人のマヤを紹介すると意気投合し

店前ながらオカマ三者会談は一気に盛り上がりを見せた


其処へ2人のオジサマが私たちの方へ近付いて来て

「どんな店なの?」と尋ねた

彼らは先程まで隣の居酒屋の座敷で宴会をやっていた

Aさんの後から彼らも店を出て

他のメンバー達に別れを告げていた

さっきまでカウンターで一人で飲んでいたAちゃんが気になっていたそうだ

ウチのキャストと勘違いしているようだ

「あら、こんな所で立ち話じゃ風邪引くわ

 中に入ってゆっくりしましょ」

Aさんも勿論一緒だ


店内は既に他のゲストが引き上げてヒデミさんが休憩していた

「いらっしゃいませ~」

3人をお席に案内して乾杯!

Aさんがコートを脱ぐと

ニットのVネックから色白の胸が盛り上がっている

彼女は数年前にタイで性転換と一緒にオペして来た

生理食塩水ではなくシリコンが入っているらしい

触らせてもらったら張りのある形の良いバストだった

ショーダンサー特有のキュッと締まったウエストと

250CCずつの大きな膨らみはオジサマの目を釘付けに…


「今日はミーティングがあるんだったわ」

Aさんが声を上げた

それと同時に当店もクローズ

あっと言う間だったが楽しいひと時だった

3人を送り出して私たちは後片付けをする

トイレ掃除をしながらマヤが私に話しかける

「Aさんとメアド交換しました

 とっても感じの良い方ですね

 お友達になれるかしら…」


今度時間が出来たら是非Aさんのステージ見に行きたいわね















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