大変だったのよ

あ～寒い！

昨日はホントに寒かった

仕事から帰って来てすぐ布団に入ったのがマズかった

私は一度布団に入ると中々出られないのだ

トイレにだってギリギリまで我慢する

お陰でブログの更新まで怠ってしまった

この季節はなるべく布団に入る前に更新しよう


昨日は珍しく混雑した

実は出勤時に風邪を引きそうになっていて

こんな日に外でキャッチなんかしてたら

絶対にこじらせると心配していたのだ

しかし、早い時間からお客様が続いて

何とかキャッチをしなくて済んだのだ

少し延長営業をしてお客様を送り出した後

あと一人、残っている事を忘れていた

Ｉちゃんだ

彼はオープンラストのお客様で

酔うとタチが悪いので、たまに手を焼く

何とか機嫌良く帰そうとテーブルに近付くと

爆睡しているではないか

身体を揺すって何とか起こそうとするのだが

てこでも動かない

最初はタヌキ寝入りかとも思ったが

マジで起きないのだ

時間はどんどん過ぎて行く

好みのタイプなら、他のスタッフを帰して

彼が起きるまで付き合っても良かったが

全く触手が伸びないＩちゃん

他のスタッフも同感な様だ


早く帰りたくて、つい乱暴に揺すった時に

彼の頭と私の頭がぶつかったのだ

その途端、急にＩちゃんが起きて

私と一緒に彼を起こそうと身体を揺すっていたヒデミさんに

殴りかかったのだ

私が彼の腕を取って何とか止めようとするのだが

力仕事もこなすＩちゃんは凄い力だ

でもヒデミさんがケガでもしたらシャレにならない

とにかく押さえつけて落ち着かせなくては…

それにしてもＩちゃんの形相は鬼のようだ


元々血の気の多い子だが、今回は特別だ

何とかソファーに押し倒して身動き取れないようにする

ヒデミさんが足を、私が上半身を押さえる

必死で抵抗するＩちゃん

その時、彼の手が私の手から離れ

何と、私の首を両手で絞めてきたのだ

でも急所を外していた様で痛くなかった…

目は相変わらず血走っている

「殺してやる…」

物騒な事まで口走っている

まるで何かが取り憑いた様な鬼気迫る形相だ

私はもう一度、その両手を奪い取って組み伏せた

やだ、ワタシ決して武闘派じゃないのよ


彼の口から次に出た言葉は

「警察を呼べ！」だった

この際仕方ないとサナエさんに１１０番を頼んだ

「コレがオレの本性なんだよ！だから早くオマワリ呼べよ！！」

もしかしたら彼は二重人格なのだろうか

普段は楽しくお酒を飲むタイプなのだが

たまに豹変する事があって、以前から注意はしていたのだ

その内、ガルルルとまるで獣の様な声を出している

お巡りさん、遅すぎだ


外でお巡りさんの来るのを待ってるサナエさんが

「来たわよ～！」と叫んだ

既に化粧を落として着替えていた私は

その辺のオッサンだ

しかもＩちゃんの上に覆いかぶさって押さえ込んでいる

それを見て一瞬お巡りさんは戸惑っていた

“ここオカマバーだろ、オッサンしか居ないじゃないか”

きっとそう思ったと思う

この続きは明日また読んでね…