リッスン・トゥ・ハー

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男性の妄想をくすぐってます!

2010-02-07 | リッスン・トゥ・ハー
あさって向いて唇をつんと尖らせる。ひとみはとろんとうるおわせてわずかに痙攣気味にする。腰を突き上げて、大切な部分は決してあからさまにしないように白い布でカモフラージュし、影としてほんのりとうかがえる。太陽が燦々と照りつけて肌をこんがりと焼く、すでに小麦色であり、それをさらにころころ転がして、じんわりと汗が浮かび上がる。曲線をなぞってしとーっと落ちる。砂浜にしみ込んですぐに乾いてしまう。髪は短く実に健康的である。浜風が吹いてさらさらと遠慮がちに揺れる。揺れてこそばすからくすぐったいと少し体がきゅうとなって、それが実に愛らしい。ああ、尖らせた唇はまた開いて何かつぶやいている。何をその口でつぶやいているのだろうか、いちいち気になる。シャッターの音が、波の音に消される。背中についた砂。飲みかけのコーラ、紙飛行機、飛ばしたら、海を越えるかな、あなたに届くかな。

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だいよみぶろぐだいりすとだい

2010-02-07 | 若者的和歌
メモだい!

001:春 
002:暇 
003:公園 
004:疑
005:乗
006:サイン 
007:決
008:南北
009:菜
010:かけら
011:青
012:穏
013:元気
014:接
015:ガール
016:館
017:最近
018:京
019:押
020:まぐれ
021:狐
022:カレンダー
023:魂
024:相撲
025:環
026:丸
027:そわそわ
028:陰
029:利用
030:秤
031:SF
032:苦
033:みかん
034:孫
035:金
036:正義
037:奥
038:空耳
039:怠
040:レンズ
041:鉛
042:学者
043:剥
044:ペット
045:群
046:じゃんけん
047:蒸
048:来世
049:袋
050:虹
051:番号
052:婆
053:ぽかん
054:戯
055:アメリカ
056:枯
057:台所
058:脳
059:病
060:漫画
061:奴
062:ネクタイ
063:仏
064:ふたご
065:骨
066:雛
067:匿名
068:怒
069:島
070:白衣
071:褪
072:コップ
073:弁
074:あとがき
075:微
076:スーパー
077:対
078:指紋
079:第
080:夜
081:シェフ
082:弾
083:孤独
084:千
085:訛
086:水たまり
087:麗
088:マニキュア
089:泡
090:恐怖
091:旅
092:烈
093:全部
094:底
095:黒
096:交差
097:換
098:腕
099:イコール
100:福

野間宏 1991年1月2日 その3(日本死人名辞典)

2010-02-07 | 若者的字引
講堂に火が放たれる。
思想犯として追われている宏は、敵が多い。この時もその敵のひとりが宏の講演の邪魔をするために火を放った。
再び悲鳴が上がり、講堂は騒然となる。
宏は落ち着いており、慌てふためく聴衆を一喝する。

「浮き足立つでない!」

その声で冷静になった人々は、自分が燃えているにもかかわらず席に座り、宏の言葉を待つ。

「よろしい。燃えている人はもうすぐ終わりますので終わりましたらすぐに病院へいきなさい。
 その前に、伝えておきましょう。」

宏に向かって火炎瓶を投げる敵、宏に当たり炎上。
燃えながら宏は苦しむ様子などない。どころか射殺された敵に対しても丁重に弔いなさい、と指示し、燃える体で宏は最後に語った。

「戒名に踊るのはあまり感心できない。
 だから今を大切にしなさい。燃えている今、燃えていない今、それぞれの立場で、精一杯生きろ。
 私は間もなく死ぬだろう。それもまたあるニュースにすぎない。私の死が与えるものは何もない。
 誰が泣くのだろう、誰も泣かないかもしれない。今、泣いてくれている人、涙を拭きなさい。
 私は君が泣くのは悲しい。それよりぼくと踊りませんか?ワルツが鳴りだす。
 聞こえるはず。この3連リズム、ワンツーステップ、焦げ臭い。匂い、それも所詮は幻の中の点よ
 空を見なさい、その深さに気づきなさい。そこに声を落としなさい。沈んでいくだろう。
 私たちが見えないほど深く沈んだ声はやがて開いて、また浮上してくる。
 それを拾い集めて私達の子ども、孫、その孫、孫、孫、が気づくでしょう。
 私の戒名は藤原ラブラブ紀香離婚感謝で」

灰になる。

クロマグロ輸出入禁止

2010-02-07 | リッスン・トゥ・ハー
ダメだよダメ、そんなことしちゃ俺たち生活できねえじゃねえかよ。だいたい、消費者だってクロマグロが食いたいんじゃねえのか、ぷりっぷりのクロマグロの肉を食らいたいんじゃねえのか。そうだろうよ、そして咀嚼して飲み込み、胃液で溶かしたいんじゃろうが。禁止にしちゃそれ全部不可能になんだよわかってんの?わかってないんじゃねえの?マグロだよマグロ、今オマエの前にある赤いの。赤くて所々白っぽくなってて、それが油でとろおっと溶けちゃうほどやわらかいのクロマグロ。それがもう食べられなくなるってこと。そう。その美味いのほんのり甘くって、酢飯によくあう、醤油をちょんとつけて食らえ、噛む必要なんかねえそれこそ最高級品よ。ああ、ダメだよ醤油つけ過ぎよ、それじゃあマグロの旨味がわからねえだろ。どれ、もうひとつ食ってみな、そう、ちょんとつけて、口に運ぶ。うめえだろ?何?わたしは、これがマグロだと、しりませんでした?バカ、いつもおめえ食ってんだよ、うちにくるたびに食ってんだよ。それ禁止にしちゃダメよ。いいね?わかったね?じゃあ、あ母さんに約束なさい。約束げんまん指切ったらハリセンボンのます。いい子でちゅねえ、じゃあおっぱいあげましょうね、ちゅーちゅー。吸い取って吸い取って脂肪、この脂肪をどんどん吸い取ってにっくき脂肪を限界まで吸い取ってください先生、とにかく私は変わりたい訳です、生まれ変わってモテモテ人生を歩みたい訳です。だから脂肪きゅーんきゅーんと吸い取って、別人、私もう別人、さらば脂肪、マグロを食べてできた脂肪さらば。