はじめの一歩。
初期くるり、というよりもバンドの初期といった楽曲です。荒々しくもエモーショナルな叫びです。サンデーモーニングディアマイフレンドです。日曜日の朝のおお、我が心の友よ、ってか。バカにされても仕方ありません。ドンウォリーマイフレンドとかわりません。若気の至り、答えはつまり、ちょっとピンぼけの彼女がキュート。悪い意味ではありませんが、安易で稚拙。だからこその勢い。それを意識しているかどうかでずいぶん違うわけですが、そうはいってもマイフレンド。おまえがそう言うなら俺はいったん引くよ、大人しく引いておこうと思うよ、思う存分叫ぶが良いさ。
メロディもまた、初期。最初に作るべき展開。くるりのことです、ちょっと、やってみよか、と組み立てたんでしょう。その辺の狙いが実にキュート。また、ひねくれを残しているところ、なかなかあざとい。その狙い目は悪くありませんわよ、おほほほほ。さあ、二ノ宮、ぼやぼやしてないで絨毯を引きなさい、舞踏会に参りますわよ。
お嬢様は行ってしまった。