桃の皮かじつて嫌よしげるくん
・ありったけの力でタンバリンを叩く
・思いっきり泣いたり笑ったりする
・ジンジャエールの味を忘れる
・小さな恋をする
・小さな恋を見る
・チューイングガムをこれ以上ない位膨らませる
・ヌードデッサンをする
・写真のように林檎を描く
・描いた林檎を齧りそうになる人を見る
・屏風の中の虎を追い出す
・思いっきり泣いたり笑ったりする
・ジンジャエールの味を忘れる
・小さな恋をする
・小さな恋を見る
・チューイングガムをこれ以上ない位膨らませる
・ヌードデッサンをする
・写真のように林檎を描く
・描いた林檎を齧りそうになる人を見る
・屏風の中の虎を追い出す
また田口だ。ドンくさいから仕方ない。でも俺は田口のことが憎めない。なんとなく、もうひとりの自分を見ているような気がする。俺は自分でいうのもなんだが、クラスの人気者だし、三股したって、してる相手を他の女子がうらやましがるぐらいだし、勉強だってできるし。対して田口は、何もかもまるでダメ。絵に書いたようにまるでダメ。それで、いじめられる。いや、いじめられると言ってもひどいのではない。本当に、戯れると言うぐらいで、昨今言われてるようなひどいのではない。それだけは本当に。田口はべそかいて、俺のほうを見る。冷ややかな視線浴びる。知らん、俺は知らん。
・戦車を運転する
・マニュアル車を自由自在に操る
・スーパーコンピューターにチェスで勝つ
・正確な敬語を使う
・旧仮名遣いをマスターする
・「お客様の中でお医者様はおられませんでしょうか?」との問いに手を挙げる
・運転手つきのベンツで高層ビルの54階にあるオフィスに通う日常にいいかげんうんざりする
・本当に頬を叩いてもらい、夢でないことを確かめる
・ある恐怖を克服する
・投げ出さない
・マニュアル車を自由自在に操る
・スーパーコンピューターにチェスで勝つ
・正確な敬語を使う
・旧仮名遣いをマスターする
・「お客様の中でお医者様はおられませんでしょうか?」との問いに手を挙げる
・運転手つきのベンツで高層ビルの54階にあるオフィスに通う日常にいいかげんうんざりする
・本当に頬を叩いてもらい、夢でないことを確かめる
・ある恐怖を克服する
・投げ出さない
12フレットにあるという絶望を掴もうぜ、回答権はいったん置いといて、まだ壁がある、壁がある、絶望なんか掴みたくないと言う、賢い奴がすべてで、偏差値がどうとか、俺はただの敗北者で、もう戻れない敗北者のひとりで、背負ったものは重過ぎるし、被われて見えなくなってる鮮やかさが、だけどカポタストお前とFコードを押さえたら、不思議と、勇気が次から次へとでてくるんだ。
止まらない毎日がぼんやりかすみだす高い位置で
映った街が曖昧になってくるみたいな気がするんだ
止まらない季節に泳がされて長い列に
なんとなく並んでいたみたいな気がするんだ
「またいつかさよなら。なんでそんな嘘をついたのでしょうか?」
よく分からないが何かが足りなかっただけで
君がいないなら、いつかそれが当たり前になってしまいそうだ
またいつかさよなら全部放り出す街並みに落ちた
誰も知らない場所から見ている
アスファルトに埋もれた地面の上に映ったちいさな二人の影も、
見下ろすタワーも
またいつか
映った街が曖昧になってくるみたいな気がするんだ
止まらない季節に泳がされて長い列に
なんとなく並んでいたみたいな気がするんだ
「またいつかさよなら。なんでそんな嘘をついたのでしょうか?」
よく分からないが何かが足りなかっただけで
君がいないなら、いつかそれが当たり前になってしまいそうだ
またいつかさよなら全部放り出す街並みに落ちた
誰も知らない場所から見ている
アスファルトに埋もれた地面の上に映ったちいさな二人の影も、
見下ろすタワーも
またいつか
「ふうらりとやってきたのは夏みかん。ドアを開け、よう、やってるかい?と夏みかん。ひゅうらりとやってきたのは秋みかん。ドアを開け、おう、うめえもんはねえかい?と秋みかん。夏みかんが秋みかんに気づいて、やい、やい、てめえここをどこだと思ってるんだ?秋みかんはそれに応じて、そういうお前さんは、夏みかん大先生じゃあございませんか?てめえ、その小馬鹿にしたような口の利き方は何だ。はははは、いえいえ、大先生ともあろうお方が声を荒げるなんざ、どうかしたのか?ここは、俺の縄張りだぜ。消えな。いやだね、俺は誰の指図もうけねえ。てめえ!なんだ、やるのか!
というふうに、第一次世界大戦ははじまったわけです」
「先生、分かりやすいように置き換えたという今の先生の説明でさらに分からなくなりました」
「・・・よかろう、臨むところだ、我が真の姿を見るがいい・・・」
「先生?」
というふうに、第一次世界大戦ははじまったわけです」
「先生、分かりやすいように置き換えたという今の先生の説明でさらに分からなくなりました」
「・・・よかろう、臨むところだ、我が真の姿を見るがいい・・・」
「先生?」
アフロにしてやった、このアフロで持ってあたしは、高校生の度肝を抜いてやるんだから、と独り言をつぶやいたら、けっこう大きい声だったらしく、隣の部屋の馬鹿兄が、うるさい死ね、と言った。死ぬか馬鹿!と返してやったら、ため息と、彼の恋人のあえぎ声が聞こえた。ただ、上等だ、と思った。アフロのあたしは今ならなんにでもなれそうだった。しかし実際あたしはしがない高校教師だった。それでもいい、と思った。上等だ。
・10点満点を取る
・四国の形をした貝を見つける
・海亀が卵を産む瞬間を見る
・一日中海を見る
・海に沈む夕日を見て泣く
・一日中空を見る
・夢じゃない、と思う
・なんにでも合う黄金の下味を見つける
・ヤドカリが貝から出てくるところを見る
・砂の城が崩れてなくなるまで待つ
・四国の形をした貝を見つける
・海亀が卵を産む瞬間を見る
・一日中海を見る
・海に沈む夕日を見て泣く
・一日中空を見る
・夢じゃない、と思う
・なんにでも合う黄金の下味を見つける
・ヤドカリが貝から出てくるところを見る
・砂の城が崩れてなくなるまで待つ
電車が尋常でない勢いで行ったり来たりしてやんの、んでそれのどれかに乗って、幕張かなんとかに向かうわけでしょ?向かうわけですよ。がしかし、その辺は東京駅色んな電車が行ったり来たりですから簡単に特定できんようになっとるわけで、私の住んでる京都の端のほうなんざ、ど真ん中のストレートのみで、わかりやすいのに、ここたら。溜息があとからあとから、でてくるわけです。ぐわっと突然やってくる特急か、快速か、ようわからんとにかく速いやつや、が私をみぞおちを突くように。
分からなくなるのは仕方ないだろ
僕ちゃんとうなづいた僕ちゃんと鍵しめた
ひとりで泣いた天狗の赤くて大きなその鼻を
へし折ってやるんだぜ
ぐにゃりって曲げてやるぜ
俺は嘘をつかない嘘なんかつくわけないし
何回でも言っちゃうぜ
死ぬまで言っちゃうぜ
平凡な声で平凡な僕が平凡な歌を平凡に歌う
平凡な人生の平凡な僕が平凡なリフレインが夕暮れを彩る
夕暮れを彩る夕暮れを彩っていく夕暮れがなくなる
平凡な夜さルル
僕ちゃんとうなづいた僕ちゃんと鍵しめた
ひとりで泣いた天狗の赤くて大きなその鼻を
へし折ってやるんだぜ
ぐにゃりって曲げてやるぜ
俺は嘘をつかない嘘なんかつくわけないし
何回でも言っちゃうぜ
死ぬまで言っちゃうぜ
平凡な声で平凡な僕が平凡な歌を平凡に歌う
平凡な人生の平凡な僕が平凡なリフレインが夕暮れを彩る
夕暮れを彩る夕暮れを彩っていく夕暮れがなくなる
平凡な夜さルル