リッスン・トゥ・ハー

春子の日記はこちら

北緯26度24分 東経75度48分(365日空の旅)

2010-02-27 | 若者的字引
(インド ラージャスターン地方の町ジャイプールで、サリーの布を干す風景)

インドの空を飛んでいる。1月5日。緑色の大地を包み込んでいるオレンジの布。いくら包んでも包み足りないほどの大地。干されてよく乾いたその布を折り込んでサリーとするのであろう。女たちはそれをまとい、光る目で、社会を見る。布は恐ろしい力を持っている。社会性をかき消し、存在をかき消し、悪意や熱意など感情もかき消し、ただ従順な個のない女とすべく、サリーは働く。そのためのエネルギーを発する。インド中の女という女を包んでも包んでも足りないほどの強いエネルギー。それは情熱ともいえる。エネルギーがいったん放たれると治めることは難しい。サリーの思うままに任せていると秩序はない。だから包んでも包みきれない大地を行ったん包ませることでサリーの力を沈め、女が安全にまとえるように昔の人々が工夫の末生み出した儀式。

Twitterの面白さが分からない!?

2010-02-27 | リッスン・トゥ・ハー
これでもわからんのか、これでもか、とじいさんは妙な踊りを踊りながら迫ってくる。80年代にはやった踊りのことじゃろうが、と迫ってくる。手足をかくかくと動かしている。リズミカルで軽やかで見ているだけで楽しくなってくる。みんなやってる。楽しそうな表情で、また真剣な表情で、ダンス会場中がひとつになっている。そうかこれがツイッターか、と西田はつぶやく。