夏木広介の日本語ワールド

駄目な日本語を斬る。いい加減な発言も斬る。文化、科学、芸能、政治、暮しと、目にした物は何でも。文句は過激なくらいがいい。

マックでの親指シフトキーボードについて

2010年08月14日 | 文化
 私が09年3月8日に書いた「親指シフトキーボード始末記」と題するブログに、先崎さんと言う方がコメントを下さった(8月12日)。
 マック専用の親指シフトキーボードは現在は製造されていない。古いのを使い続けるしか無い。だが、ウインドウズの世界なら富士通製の親指シフトキーボードが健在である。それをマックでしかも最新のOS10.6で使う方法があると言う。「上記サイトに詳細があります」と書かれているのだが、それが見当たらない。富士通のそれらしきサイトを見ても、それらしき物が無い。
 私は現在マック用の親指シフトキーボードを2台持っていて、その内の1台しか使っていないから、多分、これだけで足りるだろうとは思っているが、万一と言う事もある。
 なお、2台ある内で、古い方が格段にキータッチが良い。と言うのは、新しい方はリュウドと言う会社が開発したキーボードなのだが、古い方はデジタルウェーブと言う会社が開発したのをそのままリュウドが名前だけ変えて踏襲しているからだ。キータッチはキーボードの命である。
 と、余計な事を書いたが、先崎さん、もしもこのブログをご覧になっていたら、どうか「上記サイト」について教えて下さい。

 でも何度も言うけれど、本当にキーボードの事って誰も真剣に考えてなどいないのである。秋葉原のある店では40台か50台のキーボードを並べているが、すべて「たていすかんなに」と「QWER」のキーボードである。パソコンに詳しい人に話しても、えっ? 何? その親指何とかって、と言う答しか返って来ない。本当に情けない話だと思う。
 パソコンにしても、ウインドウズが90何パーセントかの占有率を占めている。言わば寡占情況にある。そんな事でより良い文化が発展出来るだろうか。
 私は幸いに、マックとウインドウズの両方の環境を使う事が出来ている。と言ってもウインドウズを使う事はあまり無いのだが、二つのパソコン文化に接する事が出来ている。二つ知っているからこそ、両方のメリットとデメリットがよく分かるのである。キーボードにしても同じ事が言える。ローマ字入力も親指での仮名入力もどちらも出来るから、やはり善し悪しが分かる。
 現在はどこへ行ってもウインドウズでしかもローマ字入力しか無いような情況になっている。これはどうしたって、偏り過ぎである。航空業界ならJALしか無い、鉄道業界ならJRしか無い、銀行なら○○銀行しか無い、政界には自民党しか無い、と言うのと同じである。
 そんな事言っても今更どうにもならないだろうけど。マックの産みの親であるアップルは、どうも端末の事しか考えていないようだし。まあ、世界的にはリナックスと言う手もあるから、真っ暗闇ではないけれど。