伊那人のサッカーぶろぐ

二十年来のアルゼンチンファンである筆者「Menotti」のサッカー観戦記。U12の少年サッカーも応援しています。

踏ん張ったARG、消えたGER、アジアではJPN

2018年06月30日 15時05分51秒 | ワールドサッカー
ロシアワールドカップもグループリーグが終わり、今日から決勝トーナメントに
入ります。

この大会、いち早く出場を決めた日本でしたが、その後のごたごたで国民の興味も
いまいち。3戦全敗では?なんて言われていたわけですが、いざ、ふたを開けてみると、
難敵、コロンビアにブラジルでのリベンジを果たす勝利。さらにはこれまた強敵の
セネガルにシーソーゲームの末に追いついて引き分け。3戦目のポーランドは
敗退が決まった相手に先制され、しかし他会場の結果を受けて、最後はボールキープ、
0-1で負けながら2位で決勝トーナメントに進出を決めました。

この試合での西野監督の采配が、賛否両論を呼んで、大騒ぎになっています。

ただ、こういうのは頻繁にではないけど、W杯ではたまに起こることであり、
監督が決断して指示したわけで、全く責められる筋合いはないと思いますね。
どちらの選択をしてもリスクはあるわけで、より確率の高い方を選び、見事に
的中したということです。責めずにボールを回し、セネガルが同点にしたら
どうするんだ?という人がいますが、その時は西野監督の判断ミスとして、日本は
勿論のこと、世界中から非難されるでしょう。それを覚悟の上、決断しているの
ですから、何も問題ないのです。選択が間違っていた場合、攻めずに回して
間違える方が、攻めてカウンターで追加点を取られるより、ずっと悔いが残るし、
バッシングも多くなるはずです。それを承知で攻めない選択をしたのですから、
これは相当に肝が据わっていると言わざるを得ません。

この監督は本田以上に持っている監督なのだと思います。

トーナメント初戦はあのタレント軍団のベルギーです。今までのトーナメント初戦の
相手、トルコ、パラグアイとは別格の強国です。

しかし、今大会、大波乱が当たり前のように起きています。
今の彼らなら、きっと何かを起こしてくれるものと期待しています。

日本以外では、われらがアルゼンチンが、またまた地獄のそこから蘇ってきました。
そして当然、その立役者はリオネル・メッシです。クロアチアに惨敗した後、本当に
心配しましたが、お得意様、ナイジェリアを相手に、苦労しながら勝って、気分よく
トーナメント進出です。そして今夜、フランス戦です。
サンパオリがどんな作戦で来るのか、大変楽しみです。ナイジェリア戦で良いパスを
供給したバネガ、後半出て来て元気の良いプレーを見せたパボンにも期待しています。
そして、ディマリアの出来もカギになると思っています。クン・アグエロ、イグアイン
も途中出場かも知れませんが、まだ期待通りの働きはしていません。ARGがさらに
上に行くためには、メッシだけでなく、その他のアタッカー陣にも活躍してほしい
ですね。守備はマスチェラーノを中心に頑張ってほしいです。

最後、ドイツの敗退には本当にびっくりしました。2連敗していた韓国に、よもやの
敗戦・・・。初戦でメキシコに敗れたという事も驚きでしたが、ディフェンディング
チャンピオンが勝ち続けるのは難しいのかもしれません。まるで呪いにかかったように
いつもの動きが出せないでいて、最後までゴールネットを揺らせませんでした。

ゲイリー・リネカーの名言も、本人によって訂正されたようです。ちなみに、この名言は
私、Menottiも、本当にその通りだよなー、とやっかみ半分に思っていました。最後に
訂正される前の名言を記して、彼らのいない決勝トーナメントに臨みたいと思います。
(といっても自分が出るわけじゃないですけどね、もちろん)

「サッカーはシンプルなスポーツだ。22人が二つに分かれて90分間ボールを追いかけ、
結局、いつだってドイツが勝つ」

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