伊那人のサッカーぶろぐ

二十年来のアルゼンチンファンである筆者「Menotti」のサッカー観戦記。U12の少年サッカーも応援しています。

下伊那フェスティバルPart2~意外な結末

2012年11月29日 22時08分25秒 | 少年サッカー
4年生の時まで見ていた、ほとんど同じメンバーで、先週の練習時には
かなりの手応えを感じていたので、初日のアクシデント+精神面の
弱点をさらけ出してのブロック最下位は、かなりモチベーションダウン
でした。前の週のセンゴクドリームカップで、個人攻撃というか、
以前からあったいじめみたいな行為について、チームで時間を取って
話し合ったばかりだというのに、週が明けたら今度は飯田で取っ組み合いの
ケンカを始めているのですから、あきれます。

この学年のこの問題については、いろいろと根が深いので、ここでは
このくらいにしますが、技術的にも4年の頃から伸びが無いように感じられ、
寄せが早く、しっかり練習している感じを受けた下伊那のチームに、
二日目の3,4位リーグと言えど、決して楽観はできないという気持ちでした。

一日目が酷かったので、二日目は投げ出すと言うことは、さすがに大人ですから
できません。二日間は責任を持って預かったのですから・・・。

でも、一夜明けて二日目になると、不思議とさばさばした気持ちになって、
試合に臨めそうな気がしました。会場が全く別の所になったのも、気分が
変わって良かったのかも知れません。

朝の集合時、これだけは言っておきました。人の話を聞けない、アップや
ダウンを真面目にできない、何よりコーチの指示に従えない者は、試合では
使わない。普通のチームなら当たり前にできてないといけないことです。

それプラス、ケンカやいじめをした者も一切、試合に出さないと・・・。

この朝の訓示の効果があったのか、この日はそれでも比較的、皆が真面目に
やっていたようでした。劇的に良くなったわけではないですが。

この日のモチベーションの一つは、3,4位リーグでも一位になれば賞状と
賞品がもらえると言うことでした。子供は特に現金なモノで、このように
何かもらえるとなると、それだけで張り切ります。

3,4位リーグは4ブロックの3,4位を均等に2ブロックに分けて、総当たり
3試合を戦います。

TOP伊那は初戦が喬木アレグリ、次が竜東、最後が上郷です。

竜東はあまり聞いたことはないですが、あとの2チームは、下伊那では
名が知れたチームであり、逆になんで3,4位なの?という感じです。

この二日間で感じたことは、下伊那のレベルが、均等に上がってきていると
いうことです。丸山にしろ松川にしろ、結果から言うと、うちは初戦の喬木戦に
敗れ、後の2試合勝ったわけですが、二日間で楽に勝てたのは実に竜東戦
だけでした。

初戦の喬木戦は、両者、点を取り合い、良い試合になりました。実力的には
うちの方が多少上だったように見えましたが、とにかく、うちは昨日の
ショックから、未だ立ち直っていない感じがアリアリと出ていました。

そこに加えて、この日はDFの要、TM君が不在で、只でさえ4年のDFもいない
状態だったので、それほど喬木のFW陣にものすごい迫力があったわけでは
ないのに、いやな時間帯に先制、加点され、1点差のまま2-3で敗れて
しまいました。

これで、3,4位リーグの一位もなくなり、全くの手ぶらで帰らなくては
いけないと思いました。自分たちの試合の後には、審判もあり、ここの所、
病気のこともあって、審判をやっていませんでしたが、人手不足のため、
副審限定で、やることにしたのです。

久しぶりに副審をやりましたが、喬木対上郷、すべてにおいて、上郷が勝って
いたと思います。上郷は攻守に危なげなく、4-0の快勝で喬木を退けました。
喬木に負けたTOP伊那が、到底かなう相手ではない。その時はそう思いました。

二試合目は竜東。先ほど上郷との試合を少し見ましたが、まだまだのチームの
ようでした。うちも思い切っていろんなポジションをやらせたり、今まで
なかなか出せなかった選手を出したりしました。TOP伊那は昔から弱い相手から
大量点を取るのが得意というか、そう言うことが多いです。こんな所も
弱い者いじめなのです。それは冗談ですが、この試合も、一方的に点を取り、
終わってみれば、12-0で勝っていました。

この日、初めての勝利。昨日から3連敗してからの快勝だったので、みんな
すっかり良い気分になっていたようです。この試合後、やはり審判があったのですが、
その間も特に問題もなく、過ごしていたようでした。

最後の試合、上郷戦は、このチームの今後を占う意味でも、重要な試合になると
予感していました。喬木を全く寄せ付けなかった上郷に、いわば飛車角抜きのうちが、
どこまでやれるのか。控えのメンバーもなるべく使って、全力でぶつかるしかない。
選手には言い聞かせて、送り出しました。前線はほとんど4年です。

上郷戦は、意外なほど早く、うちが先制しました。竜東戦でケチャップの口が開いて
いたのか、先制されて、少しびっくりしたのが上郷だったのではないでしょうか?
勝ち負けのいやらしい気持ちがなくなったせいか、ひたむきな守りや攻めができるように
なった気がしました。上郷に負けない1対1での当たりができていました。

後半、ひとつうまく行ったのは、控えで今まであまり出れなかったK君を、相手の攻めの
キーマンにマンマークで付けたことでした。前の試合でも、この試合でも、この選手が
ゲームを作っていて、フィニッシュまで決める危険な選手だと思ったからです。

K君はしっかりと指示を守って、マークしてくれました。事実、相手は明らかに嫌がって
いました。

それが奏功したのか、一点は返されたものの、だめ押しも含め、3-1で見事な勝利を
収めました。あの上郷に勝った・・・。

本当に、勝負はわからないものです。選手達にも言ったのですが、先取点は本当に
重要な物だ。そして試合の流れをつかんだチームが勝つ。

サッカーは強いチームが勝つのではない。勝ったチームが強いのだ。
しみじみと言い聞かせたのですが、本当にその通りだと思いました。

最終的な結果は、この最後の上郷戦の勝利により、2勝1敗となり、得失点差で1位。
ほぼ諦めていた敢闘賞の賞状とボールをいただくことができました。

あんなに昨日は気分が悪かったのに、終わってみれば、今週も賞状をもらって、
とりあえずは良い気分で帰れました。ただ、半分のチームは上にいるわけで・・・。

焼き肉食べたい!という声はシャットアウトして、帰ってきました。

終わり
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下伊那フェスティバルPart1~因縁の地で・・・

2012年11月27日 00時50分03秒 | 少年サッカー
先週のセンゴクドリームカップの詳細も更新できぬまま、今週(すでに先週と
なっていますが)の下伊那フェスティバルを迎えていました。

下伊那フェスティバルとは、5年生の大会なのですが、フェスティバルとは
言っても、上伊那フェスティバルのような本当のフェスティバルとは異なり、
どっちかというと、5月の連休に行われる、飯田市長杯の5年生版といった
感じの、2日間、2会場で行われる、ひとつの立派なカップ戦です。

下伊那中心に16チームを4ブロックに分け、予選リーグを戦って、1,2位が
上位ブロック、3,4位が下位ブロックに分かれて2日目を戦います。

上位ブロックの優勝が総合優勝。下位ブロックの1位にも敢闘賞が与えられます。

TOP伊那も数年前から参加していますが、ほとんど上位ブロックに残ったことは
ないように思います。

今年、たまたま5,6年担当のUコーチが2日間見ることができないとのことで、
去年まで今の5年を見ていて、今年4年も呼ばないと人数が厳しくなったために
私、Menottiがこの下伊那フェスの指揮を執ることになりました。
5年になってから、約一年、見ていなかったので、実際にどのくらいの成長を
しているか楽しみでもあり、4年との融合など、来年を占う意味でも、重要な
大会になりそうだと予感していました。

先週の水曜は一日だけでしたが、4,5年を担当して準備をしたり、選手達の
様子を見たりしました。この時はこのメンバーでまずまずは行けそうだと、そう
思っていたのです。

予選ブロックの対戦相手は、初戦が丸山、次が上伊那の東春近、最後が松川と
なっていました。中でも丸山は、先の新人戦、県大会にも出ていて、一番
手強いのではないかと思いました。初戦にここに勝てれば、次の東春近は、
上伊那5年生リーグでもやっていて、この時は逆転負けしていましたが、相手に
例のMコム君がいたり、2バックの裏をやられたりと、今ならMコムもいないし、
何とかなるだろうと思っていました。

松川は情報がありませんでしたが、それでも初日は5年の主力が全部いるし、
大丈夫だろうと・・・。むしろ2日目は主力が2名いなくて、上位に残った
場合に、多少不安がありました・・・。

ところが、1日目の最終結果は、よもやの4位。最下位でした。

原因は色々あって、その一つはGK、TKY君の一発レッドです。

初戦、心配していた丸山戦ですが、始まってみると終始、うちが主導権を握り、
何度も決定的な場面を作っていました。しかし、フィニッシュが決まらず、
ようやくY君の突破から強引に先取点を奪ったのですが、前半はこの1点のみ。

後半は徐々に流れが相手に移り、さすがに相手もテクニックある選手が多く、
地力を出し始めた感じがしました。ショートカウンターから抜け出され、同点に
追いつかれると、いよいよ危なくなりましたが、かろうじて2点目を上げ、さらに
3点目を果敢に狙ったのですが、相変わらず外しまくり、そのまま2-1での
勝利でした。1位で抜けるために、なるべく大差をつけたかったので、この結果は
満足できる物ではありませんでしたが、とりあえず、勝って良かったくらいです。

2試合目、東春近戦は、予想に反して撃ち合いになってしまいました。前半から、
相手のテクニシャン、5年生リーグの時も見た選手に持ち込まれ、危ないシーンの
連続です。うちは3バックでしたが、なんでいとも簡単にこれほどやられるんだ、
とあきれるほどでした。

そして前述の事件が起きたのです。GKと1対1になった相手に、飛び出しが若干遅れた
TKY君がアフター気味?に相手と交錯したかに見えました。
審判がカードを探している風だったので、イエローか、まさかレッドは無いだろう
と思っていたらそのまさかでした。同点か1点差位だったので、突き放されるのも
そうですが、今回、GKが一人しか来れなかったので、かなりやばい状況になって
しまいました。退場選手は、次の試合も出場停止なので、TKY君はここで初日が
終わってしまいました。

GKは、昔、ちょっとだけやったことがあるH君にやってもらいましたが、
やっていたのは低学年の頃だし、普通なら取れるレベルのボールも、ゴールされて
しまい、チームのメンタルもずたずたでした。結局、2-4で負けてしまいました。

まあ、普通はあそこで、あのレッドは無いなと思うのですが、実は伏線があって、
開会式の時に、役員の方のお話しの中で、少年の大会でレッドカードが出るのは、
GKが決定的なゴールシーンを阻止したような場合が多い、と言うような
主旨の話をされていて、おそらく、それが審判の頭に浮かんだのではないかと
個人的には思いました。あの場面、果たして故意に、決定的なシーンを阻止したのか?
審判の判断は尊重されますが、うちにとっては決定的なダメージを受けてしまった
のは、事実でした。

最終戦の松川戦。全く楽に勝たせてくれるところはないです。うちのこのような
状況下、強いフィジカルでしっかりと戦ってくる松川に、こちらは1点取るのが
精一杯、疲労と精神的なショックもあってか、全体的に足が重く、徐々に加点されると
後半は完全に切れてしまい、結局1-5での敗戦です。この試合で勝ちさえすれば、
上位リーグに行けるとわかっていたのに、負けた上、最終戦で丸山が東春近に
逆に5-1で勝ったため、得失点差でなんと最下位に転落してしまったのです。

実は丸山に勝ったあと、選手間のいざこざや態度の悪さなどもあって、雰囲気も非常に
悪く、松川戦の後も、話は聞かない、ダウンも真面目にやらない、など、あまりに酷いので
解散の挨拶時も、かなりきつい話をしました。それでもふざけるような子もいたので、
本当に、明日、見るのもいやになってしまいました。全く気分の悪い終わり方でした。

以前、全日本の予選で、ここの会場でやったことがあったのですが、その時も、別の
コーチでしたが、選手が怒らせてしまって・・・、と言う事件がありました。この場所、
三日市場の南コートは、うちにとって鬼門なのかも知れません。
一年ぶりに見た5年でしたが、精神面は全く成長しておらず、むしろ悪くなっている始末。
明日、どのように立て直して、結果を出せばよいのか・・・。

そんな想いで、帰路につきました・・・。

二日目に続く・・・。
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第8回 センゴクドリームカップ Part1 ~U10 準優勝!

2012年11月18日 17時26分09秒 | 少年サッカー
昨日の土曜日は、Topstone伊那にとって、初めての参戦となる、センゴクドリームカップ
が上田市で開催されました。私、Menottiは担当の4年生、U10での参加となります。

昨日の天気は全国的に雨で、川淵杯の時みたいに、何とか持ちこたえてくれと思ったのですが、
伊那を出るときにはすでにかなりの雨で、車を走らせるうち、松本を過ぎると一度雨があがり、
途中、また降ったり、上田市では晴れ間も見えたり・・・。もしかして午後まで持つか、と
思ったりもしましたが、今回はそうも行かず、午後から本格的に降り始め、もう、閉会式の
頃には、グラウンドは水浸し。うちは結局、最後まで試合をしていたので、選手達もドロドロ、
大変なことでした。

でも、最後まで試合をしていたということは・・・、そう、決勝まで行ったと言うことです。

そして結果は、決勝で坂城さんに逆転負けを喫したのですが、見事、準優勝です。

今回、正直、学校行事や、当日の朝、キャプテンのFWの選手が発熱で欠席、すでに3年生を
3人、招集していたのですが、点を取る主力がいない・・・。どうなることかと思いました。

得点力不足は最後まで響きましたが、川淵杯のメンバーが、あの大会での経験を活かして、
ねばり強いディフェンスを見せてくれました。3バックの一人を3年に任せたのですが、
そこをフォローしながら、決勝では、予選で2試合、12得点無失点の坂城に、前半、無失点、
1点リードし、後半、疲労から同点、さらに逆転されはしたものの、1-2の惜敗でした。

最後、坂城に負けて泣いている選手も多く見られました。こういう悔しさが、次につながる
パワーになるのだと思います。

今回、正直、予選をブロック1位で通過したのは、かなりの部分で運の良さも影響したと
思いますが、運も実力のうちと言いますし、実力で予選ブロック、勝ち点6をあげたのです。

4年生と、呼ばれた3年生は素晴らしい経験を得て、同時に自信もつけたことと思います。

この日、一緒に参加していた5年生は、初戦は大勝していましたが、二戦目に神川相手に
惜しくも0-1で敗れ、予選敗退してしまいました。

試合の詳細についてはまた書きたいと思います。

よく考えて見ると、上伊那以外のこれだけ大規模な大会(22チーム参加)で、準優勝して
これほどの賞状と立派な楯をもらったのは、TOP伊那史上で初めてではないでしょうか。
TOP伊那の歴史に、新たな1ページを刻んだと感じました。

雨の中、引率をしていただいた保護者と関係者の皆さん、大会運営運営していただいた東上田
のスタッフの皆さんに感謝いたします。
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川淵三郎杯U10 IN 千曲 2012 Part6~もうひとつの戦い

2012年11月08日 21時14分48秒 | 少年サッカー
決勝トーナメントでの挑戦は、あっけなく1試合で終わってしまったのですが、
準々決勝、敗者同士のフレンドリーマッチがもう一試合組まれていました。
VOICEに敗れた前橋ジュニアとの対戦です。

川渕三郎杯で前橋と言えば、昨年の前橋エコーさんを真っ先に思い出してしまいます。
グループリーグでも、2位トーナメント決勝でも当たり、その度にあと一歩という
ところで敗戦を喫した、因縁の相手です。勝てそうで勝てない。最後に突き放されて
しまうという相手でした。チームこそ違うものの、前橋というだけで、難敵という
印象でした。VOICEに負けていると言っても、VOICEははっきり言って別格なので、
全く参考にはなりません。

今年の選手達は当然、知らないのですが、その辺の事情を話して、フレンドリー色を
無くして、ガチで勝負するように話しました。選手達も勝利に飢えているようで、
トーナメント負けたから、もういいや、という者は誰もいなくて、安心しました。

敗者は土のグランドへ移りますが、心配していた雨も大丈夫そうで、風だけがちょっと
強いかなという感じです。

試合が始まってみると、昨年同様、とても良い勝負になりそうなのが、すぐに
わかりました。ミスが少ないチーム、最後まで走りきれるチームが勝つということ
です。個人のレベルは非常に近い気がしました。

第1の終わりか、第2の始まりに、ちょっとしたミスからカウンターで、失点したと
思いました。ちょっとした気のゆるみというか、マークのずれがきっかけだったと
思います。その後、こちらの流れの時間帯もずいぶんあって、第3ではどうしても
1点が取りたくて、それ用の布陣にして最後の勝負をかけたのですが、昨年同様、
あと一歩の所で、1点が重くのしかかり、不運なシュートもあったのですが、結局
そのまま0-1で敗戦となってしまいました。それでも失点はその1点だけに抑え、
後は取るだけだったのですが・・・・。

前橋のチームに対する初勝利は、また今年も持ち越しとなってしまいました。

選手達は、ほぼ出し切った感もあったのか、意外にさばさばしていました。私も
力不足で負けたので、1点差でしたが、それほど悔しくてどうしようもない、という
事もなかったと思います。

その後、お昼を食べ、決勝戦を観戦しました。準決勝、注目のジャクパ東京対VOICE
の再戦は、意外にも5-1の大差でジャクパが勝ったようです。雪辱どころか、
叩きのめされた感じです。

反対の山は、準々決勝で昨年の決勝カード、パーシモン対新座片山が対戦し、またも
パーシモンが勝ち、いよいよ4連覇を賭けて、ジャクパと対戦です。雨もぱらつく
会場でしたが、多くの観客が集まり、文字通り最高レベルの試合が展開されて
いました。この両チームは似たようなスタイルを持っていたと思います。
パスも良く回すけど、サイド攻撃が徹底され、サイドだけでなく、隙あらば、大型
選手が中央からもどんどん仕掛けてくる。コーナーも良く練習してあり、ダイレクトで
ヘッドやボレーで合わせてきます。

両者譲らず、点の取り合いになったのですが、最後はジャクパのコーナーからのヘッド
一発で決まりました。3-2だったでしょうか。

ついにパーシモンの4連覇は夢と消えました。新王者、ジャクパ東京は、王者に
ふさわしい戦いだったと思います。来年はどんなチームを連れてくるのか、非常に
楽しみです。

閉会式、チームからのMVPにメダルが贈られるのですが、うちのMVPとしては、前橋戦
以外をトータルで見て判断し、DFとGKの両方で活躍してくれた、KT君をMenottiの
独断で選びました。一日目のキーとなるKf3戦、試合の流れを一気にたぐり寄せた、
思い切りと正確さを持って放ったロングシュート。この一点がこの試合だけでなく、
全体の流れを変えたと思い、さらにGKとしても良い判断とキックを見せてくれた
結果が、MVPにつながりました。去年に続いて、宮田のメンバーにMVPを贈りましたが、
他意はもちろんなく、全員、よく頑張ったことには変わりはないので、全員胸を張って
いいと思います。

もう来週には上田市で、センゴクドリームカップが開催され、今度はTOP伊那として
初参加します。この大会での経験を活かして、少しでも上に行けるよう頑張りましょう。

大会の二日間、運営でご苦労された皆様に感謝します。ありがとうございました。
そして、来年もここに戻ってこれるよう、頑張ります。
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川淵三郎杯U10 IN 千曲 2012 Part5~決勝トーナメント

2012年11月02日 19時44分59秒 | ワールドサッカー
サッカーでは、何が起こるかわからない。だから面白いんじゃないか!
誰かの言葉だったと思いますが、そうは言っても、いくら同じ4年生と言っても、
昨日のジャクパ東京とVOICEの試合を見た後では、何かが起こるという望みも、
手のひらに落ちた雪のように消えてしまうかに思われました。

しかし、そんな素振りや態度を取っては、行けるところにも行けなくなって
しまいます。あきらめた時点で終わりというのは、いつも言っていることです。

ただ、ジャクパ東京向けにポジションをいじったり、特定の選手を多く使ったり、
つまりはいろんな小細工はやめようと思っていました。せっかくこのチームで
ここまで来れたわけだし、全国とのレベルの差を、自分たちで体感してもらう
ためには、昨日までの戦い方を変えない方が良いと判断したのです。

なので、今日は1ピリオドをうまいDF+伊那の攻撃陣のメンバー、2ピリオドを
早いDF+宮田の攻撃陣、3ピリオドは良かったメンバー、と言う風に決めました。

ここまで、GKは背の高いNくんを使っていて、飛び出しや声掛けの甘さから、
何回かは宮田のKくんに変えましたが、試合が重なるに連れ、飛び出しも改善
されてきたように思いました。真剣勝負の経験が、大きなレベルアップを生み
ます。なので、攻撃されるのを承知で、N君を使いました。

試合はごく静かに始まりました。

確かに中盤の早さと、大柄な攻撃陣の迫力はすごくて、いつやられても
おかしくない状況だったのですが、意外にも、と言っては失礼ですが、3バックの
効果もあってか、それほど完全に崩されて、という場面がなく、こちらが崩す
ことも無いのですが、良く言えば膠着状態のような感じでした。

最初の失点も、完全に崩されたのではなく、DFがいったんクリアしたボールが
後ろに流れて、GKが出れば問題ない場面を、待って相手にかっさらわれて、
そのまま決められた物でした。

こんな状況だったので、非常にもったいない気がしました。この得点で、相手は
さらに落ち着きを取り戻したようでした。

1ピリオドはこの点だけ。VOICEからも3点取って勝っている相手ですから、
この点差は十分健闘しているわけで、いやむしろ、2,3ピリオドで同点、
逆転も狙える点差です。事前に決めたとおり、2ピリオドのメンバーに変えて、
試合開始です。

早いDFは、このレベルの相手だとあまり関係ないみたいで、むしろバランスや
読みが悪い分、1ピリオドよりも危険なシーンが増えました。
センタリングやコーナーは何本も入れられますが、不思議と誰も触れず、スルー
してくるのです。クリアもできないけど、相手も合わせられない、そんな感じ。

でも、そんな状態が続けば、いつかは決められます。2ピリオドでも1点(?
確か・・・)やられて、2-0になりました。

2点差は、1点返すと押せ押せで同点、逆転もあるので、まだまだ行ける点差です。
選手達には、この10分で全て終わる。全部を出し尽くして悔いが残らない
ようにしようと、送り出しました。GKはKくんに替えました。

ここは多少なりとも前掛かりに行かなければいけないわけで、しかし強いチームと
やれば、疲労もかなりのものです。とにかく1点が欲しかったのですが、
両サイドともほとんど封じ込められ、逆に駄目押しで3-0とされ、ついに
そのまま終了です。

今年の成績はベスト8止まりとなりましたが、去年の成績を上回り、貴重な
経験を積むことができました。

不思議とこの時は、落ち着いた気持ちでいられたのですが、しばらくすると猛烈に
悔しさがこみ上げてきました。

でも、もう終わったこと、後は全国レベルの戦いを、じっくり見てやろうと思いました。

Part6に続く。

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川淵三郎杯U10 IN 千曲 2012 Part4~宿泊、懇親会

2012年11月01日 23時40分00秒 | ワールドサッカー
この大会は、去年もそうだったのですが、車で5分くらいの所に、
長野県人なら誰もが知っている、戸倉上山田温泉があり、そこへの
宿泊となります。温泉なんてめったに行けないので、子供の面倒を
見なくてはいけないと言うことはあるのですが、大人にとっても
一つの楽しみではあります。

さらにコーチの懇親会が開催され、県内外のコーチの方々の生の声が
聞ける、貴重な時間も設けられています。去年もいろんな話を聞けました。

今年の宿は、去年の所のさらに奥の方で、建物自体は去年より古かった
ようですが、旅館の方々の対応も良くて、気持ちよく泊まることが
できました。

今年、良かったのは、子供たちが意外にもちゃんとしていて、去年と
違って他にパーシモン、ENFINIという別のチームも泊まっていたからか、
食事中だとか、次の日の部屋の片付けなど、きちんと出来ていた事です。
これは、今回の遠征でほめて良いところでしょう。(朝、呼びに行ったら、
全員食堂に行った後でしたからね)

懇親会の場所は、去年と一緒でした。チームは同じでもコーチはほとんど
初めての顔です。パーシモン、新座片山もそうで、やはり世の中は、
持ち上がり方式のコーチシステムなのかなー、と。

今年のサプライズは、なんとあのTコーチが参加していたことです。
もしかしたらとは思っていたのですが、前からこの懇親会に出たいと
思っていたみたいです。いつもチャイルドカップとかぶってしまうので、
参加できないですから、Topstoneをやめた今、初めて参加できたとのこと。

この日はK島コーチと、VOICEのI部さんの指導方法などについて、話しを
されていました。Menottiは今年、だいぶ前から監督にお願いして名刺を
作ってもらい、前日にぎりぎり入手していたので、去年の手作り名刺では
なく、ちゃんとした名刺を、営業の人みたいに配りまくっていました。

今年は新座片山のN村コーチからももらえたし、アルビレックスさん、
パーシモンさんのコーチからもいただきました。

個人的には、お酒が余り飲めなかったのですが、料理も十分にあって、
とても満足できた懇親会でした。(飲めなかったのはドクターストップの
せいです)

9時過ぎに宿舎に戻りましたが、Tコーチも誘って、保護者の二次会に
合流しました。と言っても、帰ったらまだ始まって無くて、Tコーチを
交えて、なんかまじめに丸くなって話しながら、おとなしくも懐かしい
話しで盛り上がりながら、飲みました(ノンアルコールを)。

ここでも、明日の話になり、結論としては、当たって砕けろ、という
事でした。負けても何とか得点差を縮めたいね、と・・・。

Part5につづく。
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