伊那人のサッカーぶろぐ

二十年来のアルゼンチンファンである筆者「Menotti」のサッカー観戦記。U12の少年サッカーも応援しています。

波乱の結果

2010年04月26日 22時33分17秒 | 少年サッカー

毎週続いている上伊那6年生リーグですが、先週は久しぶりの飯島柏木グラウンドでの試合でした。素晴らしい快晴の中、駒ヶ岳をバックに熱戦が繰り広げられました。

最初から言ってしまうと、この日いくつかの波乱がありました(相手チームには失礼ですが・・・)。ここまで圧倒的な強さを見せていたTopstoneが、Top伊那に負けた箕輪に、初の敗戦を喫したのです。その試合を見ていた、MenottiだけでなくほとんどのTopstone関係者はびっくりしたのではないかと思います。

その話は後にして、この日のTop伊那の対戦相手は、みすずさんと高遠さんでした。いずれのチームも今まで勝利がなく、何とか勝ち点を取ってやろうと、気合いを入れてくることが予想されました。今までの結果から、引き分けの多い両チームですから、うちもなめてかかると危ないと予想していました。

初戦は対みすず。いつもと違う布陣で望みました。何とMenotti息子がトップへの抜擢です。しかし結果的には、前後半の布陣が逆だった方が良かったのかも知れません。

試合はほとんど相手陣地で展開されているのですが、ほとんど守られているのでペナルティエリアでの混戦からゴールが決まりません。時折みせる二列目からのミドルシュートも精度を欠いて得点できず。さらには2トップが二人でボールの方に寄って行ってしまい、スペースを有効に使えていません。サイドはかなり崩していたのですが、ゴールに結びつけることができませんでした。

後半、通常のポジションに戻したのですが、前半無失点で抑えたこともあり、相手はより団結してTop伊那の攻撃をはじき返してきました。

後半はむしろ前半よりシュート数が少なかったように思います。ミドルシュートも少なくなって、引いた相手の思うつぼにはまってしまいました。

つなぐのは良いけど、いつ打つんだ??umeコーチの指示もあり、時間も残り僅かの所で何本かシュートもありましたが、焦りからか枠を大きく外れ、結局そのまま時間切れ、引き分けとなってしまいました。絶対に勝ち点3,しかも大量点を目標にしていたので、試合の終わった後は、さながら負け戦の様相でした。しかし引いた相手から点を取れないのはよくあることです。チームとして改善が必要だと思いました。

次戦の高遠戦も、似たような展開になる可能性もあったのですが、序盤で先制できたのが大きく、もっと取れたとは思いましたが、無難に4-0で勝利することができました。

さて、冒頭のTopstoneの試合ですが、Menottiの見た限りでは、箕輪さんが強いチームに勝つにはどうすれば良いかを、しっかりと実践して、その通りに試合が運んだ結果だったと思います。確かに波乱かも知れませんが、今のTopstoneに勝つには、この方法しかなかったようにも思えました。

サイド突破をさせないために、スピードあるサイドバックを据えてお得意の形を、まず消していました。中央もしっかりと守り、前線のテクニックあふれる攻撃陣を自由にさせませんでした。

前半を0-0で折り返した時には、まだそれほどの焦りはなかったかもしれません。しかし、後半の立ち上がりで一本のカウンターから相手FWの独走を許し、ペナルティエリアで止めるも、絡まるように倒してしまい、一見、クリアした後のようにも見えたのですが、しっかりとPKを取られ、確実に決められると、今までのメンタルではいられなかったのでしょうか・・。次第に時間がなくなると、シュートの精度もズレ始め、バーに嫌われたり不運もあると、余計に相手を勇気づけてしまいました。

そしてついにタイムアップ。箕輪の選手は飛び上がって喜んでいました。反対にうなだれて動けないTopstoneの選手達。Tコーチに怒鳴られ、我に返ったように動き始めました。

本当に、サッカーは何が起こるかわかりません。

これだから面白いと言うこともあるんですが、今までリードされることがほぼ無かったと思うので、リードされたときにどのように追いついて、逆転するかを考えられる良い機会だったのではないかと思います。

一応、PKのシーンを写真に撮ったので、アップしておきます。唯一の失点シーンです。(慌てたのでピントがいまいちですが・・・)
上の写真はTOP伊那対みすずのハーフタイムです。

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Topstone ダービー

2010年04月18日 20時51分20秒 | 少年サッカー
桜も、ここ数日の異様な冷え込みのおかげで、未だに花を付けています。

高遠も今週まで花が長持ちして、きっと喜んでいる人が多かったんじゃないでしょうか。

さて、我々は相変わらず毎週の上伊那6年生リーグですが、今週は前にも書いたとおり、2連勝後の正念場の戦いとなりました。ここを勝たないと上位進出が厳しいという箕輪戦、さらに同門対決とも言われる、Topstone(宮田)との対戦です。

今年のTopstoneは、(毎年強いですが)今年は一つ二つも抜けた存在です。6年に何人かのタレントを擁し、確か、Menottiが初めてこのチームで見たときに、3年だったのですが、かなりうまいと感じた選手達でした。

なので、普通に考えれば、1敗はやむ無しか、というのがおおかたの予想なのですが、発足当時から宮田と比べられ、弱い弱いと言われ続けて来たこともあり、宮田には絶対に負けたくない、と言う選手の意地が、何かを起こしてくれるのではないかと少しばかりは期待していたのでした。

しかし、結果から言うと、それほど甘くはないと言うことでした。
0-7での敗戦・・・。

個人的には、点差ほどの差は無かったようにも見えましたが、個人能力、組織とも、やはりだいぶ上手でした。しかも点の取り方をよく知っています。

CKからのヘディングシュートも見事です。

ただ、うちの、CKでの守備は何とかしないとまずいな、と思いました。相手の背が高いのは事実ですが、背が高い選手が有利ならば、メキシコやアルゼンチンのような背の低いチームは、ヨーロッパの国やチームにセットプレーで、かなわないことになってしまいます。

背が低いながらも、しっかり人をマークし、身体を寄せて自由にシュートさせない守備ができるはずなのです。

今日見ていたら、相手の特定の選手が、自由に後ろから入ってきて、狙い澄ましてヘディングしていました。

あと、特定のサイドを、これでもかと切り裂かれて、さらに内側まで持ち込まれて折り返され、待ちかまえている真ん中の選手達に、どかんと決められるシーンが多かったように思いました。

両サイドにスピード溢れる選手がいたのは確かですが、あれだけサイドをやられると、ちょっと厳しいかな、と感じました。

前半の途中までは何とか必死で守っていましたが、前半の終わり頃から、中盤で早くも足が止まり始めている選手もいて、交替選手も一人しかいない中、結構きつかったと思います。

そんな感じで、ダービーは残念ながら負けてしまいましたが、初戦の箕輪戦は、とても良い流れで、ちょっと運も味方に付けたゴールで先制すると、後半、立ち上がりの良い時間帯に、絶妙なパスから追加点を奪い、最後の最後に1点返されたものの、しっかりと勝ちきることができました。

それにしても大人の方が喜んで、子供たちはほとんど喜びが表にあらわれていませんでしたね。Tコーチの言うとおり、喜ぶ練習が必要かも・・・。

リーグはまだまだ続きます・・・。
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ちびっこサッカーフレンドリー

2010年04月13日 01時11分30秒 | 少年サッカー
先週の土曜日は快晴に恵まれ、塩尻で3年生の練習試合に行ってきました。練習試合とは言っても、いつものあの素晴らしい芝生のグラウンドで、ちゃんと開会式まで行って中信地区の強豪と3試合が組まれており、うちのチームにとっては、非常にありがたい大会でした。

今年の3年生が、果たしてどれだけできるのか、Menottiにとってもとても楽しみな試合でした。さらにもう一つ言えば、3年に新しく加入した双子の選手。彼らを加えての初めての試合でもあり、どのくらいチームに入っていけるのか、その辺も見てみたいところでした。

二年生も二人呼んでいたので、どこかでは使ってみて、できるところ、できないところを見ようと思っていました。

そんな期待を持って、初戦のフォルツァ松本戦に望みました。

フォルツァさんは、何かと関係が深いチームで、去年の3年生は、この同じ場所で、大差で負けています。その後、チャイルドカップでは敬愛キッズが雪辱を果たしてくれましたが、確か去年の2年はほたるカップでも優勝しているし、準優勝の岡谷東部には予選リーグでうちは負けています。

なのでフォルツァの3年は強いことはわかっていました。

試合が始まってまずびっくりしたのは、相手の当たりの強さと、チェックの早さでした。通常ならうちのサイド(7人制なのでほぼトップに近いですが)は、かなり深いところまでボールを持ち込めるのですが、この試合では、持った時点ですぐに二人くらいのチェックを受け、運良く抜けても、すぐに追いつかれたり身体を寄せられてボールを取られてしまいます。

身体の使い方もうまくて、3年にしてここまでやるのか、とちょっと感心しました。練習試合と言うことで、それほどファールを厳しく取っていなかったこともありますが、それに乗じてと思うくらい、うちの選手ははじき飛ばされていました。うちではダントツに下半身が安定しているY君でさえ、競り負けていました。

それでも、この試合は一番厳しくなると思い、守備重視のベストメンバーで望んでいたため、前半を何とか0-0で折り返し、後半もほぼ同じメンバーで行きました。

それでも、うちが得点する気配はあまりありませんでした。徐々に疲れが見え、集中力が途切れ始めた頃、味方のゴールキックに反応が遅れ、それを見逃さずにカットした相手に、ついに均衡を破られてしまいました。

後半もだいぶ経ってからの失点で、気落ちしたのか、その後簡単に追加点を決められ、0-2での敗戦となってしまいました。

攻撃力に自信を持っていただけに、完封負けは選手にとってもショックは隠しきれなかったようでした。

次の試合は、やはり中信地区の名門チーム、開智でした。

やってみると、先ほどのフォルツァととても似たタイプのチームで、やはり組織と個人技、約束事がきちんとできている印象でした。

そしてこのチームは何よりその体格の良さが印象的でした。確か去年の6年生と対戦したときも、ずば抜けて大きい子がいたような・・・。

伝統的に体格が良いのか・・・よくわかりませんが、その体格の良さに加えて、やはり当たりが強く、1対1で絶対に負けないと言うしぶとさがあります。

この対戦は初戦のオーダーで望めば、もしかしたら勝てたかも知れませんが、初戦とは少し変えてやったことと、相手FWのうまさもあって、やはり完封負けを喫してしまいました。

3試合目は松島さんとの対戦でした。正直このチームの情報はほとんどなかったのですが、練習試合だし、2年生を含めたオーダーで望みました。

前の2チームに比べると、戦力的には若干劣る感じはしましたが、それでもオフサイド無し、カウンターからの点の取り方はそつがなく、うちの慣れないポジションの選手もいる中で、効率よく加点され、終わってみると一番大差での完封負けでした。

点を取れるチャンスが、この試合は一番あったと思いますが、結局決めきれず、決定力のなさを露呈してしまいました。このチームではあまり見ない光景でした。

でも少し強い相手とやればこうなってしまうわけです。チーム内で4年生に勝てても、上伊那では良い線いけることがあるかも知れないけど、もっと強いチームはたくさんあるし、それが身にしみたのではないかと思います。

3連敗のまま、無得点で帰っていたら、相当暗くなってしまったところでしたが、幸い、うちのTコーチの計らいで、最後にもう一度フォルツァさんと試合が出来ることになりました。最初はベストなメンバー、そこから全員出場で頑張った結果、今までの無失点がうそのように、伸び伸びと試合を運ぶことができ、終わってみれば6-1の大差で勝っていました。

相手も選手を替えてきたこともあるのですが、それにしてもこの違いは・・・。

試合の流れとか、精神的な物があるような気もしました。前の3試合も、どこかで1点入っていれば、流れが変わったのかも知れません。

試合の流れをうまくつかんで、チームを勝利に導く。そういうところはベンチワークによるところも大きいと思います。

この日は選手達はもちろん、自分もなかなか勉強になりました。

これから3年、4年もいろんな大会があるので、こういう練習試合の経験を活かして、何とか勝利を重ねていけたらと思いました。

もう一つ、この日、感じたことがありました。
それはシュートを打つまでの時間についてです。

最近、絶好調のメッシのVTRを見ることが多いと思いますが、彼のドリブルと、シュートのリズムは独特で、まさかここで、と言うタイミングで振り幅の小さい、鋭いシュートを打ってきます。DFは不意を突かれて反応できません。

これがうちのチームだと、シュートまでが遅すぎて、打つ前に結局DFに捕まっています。コースが見えたらすぐにシュート! これを練習でも意識させるようにいろいろやってはいるのですが、なかなか難しく、完全な体勢になるまでボールを動かして、やっとのことでシュート・・・。

これは高学年にも言えることではないでしょうか。

6年生リーグも毎週行われ、先週は行けませんでしたが、連勝して乗ってきているようです。今週末は正念場と言われています。高学年も頑張っていきましょう。
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6年生リーグ

2010年04月06日 01時56分06秒 | 少年サッカー
4/4から毎年のことではありますが、上伊那の6年生リーグが始まりました。

ついこの間、修了式をしたばかりで、もう新6年生を中心にしたチームで望む大会です。これから毎週日曜日に試合が続くことになります。

今週は、伊那少年さんと南箕輪との試合でした。

伊那少年さんは今年結構強いのではと目されているチームであり、我がチームとはいつも良きライバルの関係でもあるので、初戦の腕試しにはちょうど良い対戦だと思っていました。今年、ベスト4を目指す意味でも、ここでどの程度できるかが重要ではないかと思っていました。

試合は、前半の最初、都合で到着が遅れたため、見られませんでしたが、実はこの間にいきなり先制されていたようです。前半を見る限りでは、割と押し気味に試合を進めている感じはあって、両サイドからの攻めもある程度はできていました。

ただ、いつものことですが、フィニッシュがいけません。サイドもシュートまでいくのか、センタリングかが曖昧で、最後の場面で迷っているようにも見えます。真ん中でもらう選手もシュートできなかったり、精度を欠いたり、GK正面に勢いのないシュートだったり・・・。

そうこうしているうちに、前半の最後、カウンター気味に持ち込まれ、正面からチェックの甘さを突かれ、鋭くゴール枠内に蹴り込まれ、追加点を許してしまいます。

後半は左サイドからの展開がうまくできなくなったこともあり、なかなか良い形が作れず、結局そのまま敗戦でした。開幕ダッシュとはいきませんでした。

次戦の南箕輪とは、ほぼ互角か、という実力だと思いましたが、先制してから確か追いつかれ、引き分けてしまうのか?何とか勝ちきりたいと思っていたところで、再三FKで積極的に蹴っていた新5年のKクンがきれいに直接ゴールを決めて勝ち越し、そのまま逃げ切りに成功しました。

一応、新5年でDFとして出ていたMenotti息子も、伊那少年での負けは悔しかったようですが、守りきって初勝利はまずまずでした。南箕輪の左サイドの6年生にかなりやられてはいましたが・・・。

その後、Menottiは公式戦では初めて主審をやりました。去年の冬だったか、一度11人制の主審をやっていたので、そんなに緊張などはしませんでしたが、やはりいろいろ難しかったのは事実です。まあ、大差の試合だったのと、それほど問題のあるジャッジなどはなかったので、良かったのですが、味方選手へのファールを取らないとか、自分のチームへの不利なジャッジに対する、お母さん達の暴言が酷くて、試合後、そのチームのコーチに苦言を言っておきました。

さすがに温厚なMenottiと言えども、「どこ見てんだ、ザコ審判!」とか、さらに酷い罵詈雑言を浴びせられては、黙っていられませんでした。

あまりに近くで聞こえるような声で言っているので、一瞬、まとめて退席処分にしようかと思いましたが、まあ、地域の大会だし、そこまではいいかなと、後で注意することにしたのです。

2002年の日韓ワールドカップのアルゼンチン対スウェーデン戦。この試合を宮城で観戦したのですが、私のもっとも好きなアルゼンチンのFW、クラウディオ・カニージャは、なんとベンチからの暴言で退場処分となり、この大会、一度もピッチに出ることなく日本を去っていきました。そしてその後、代表に呼ばれることなく、アルゼンチン代表からも去っていったのです。

なぜかその事を思い出しました。「口は災いの元」ですね・・・。
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