伊那人のサッカーぶろぐ

二十年来のアルゼンチンファンである筆者「Menotti」のサッカー観戦記。U12の少年サッカーも応援しています。

マルセロ・ビエルサという男

2015年02月28日 09時36分11秒 | ワールドサッカー
日本代表監督がなかなか決まりませんね。
アギーレを首にするのも遅すぎたような気もするのですが、相変わらずのドタバタで、
さすがに原さんが自分でやる、なんてことは無いとは思ってましたが、そういえば、
昔は暫定監督で原さんがやったこともあったなー、なんて思い出しました。

個人的にはラウドルップは選手としての印象の方が強いですね。代表監督を務めた
経験、というのではラウドルップも選外だと思うし、それでも良いのならピクシー
だって良いのではないでしょうか?オリベイラだってそうでしょう。

日本人の気持ちとしては、ピクシーが就任すれば盛り上がるんじゃないかなーと
思ったのですが、すでに候補から外れているようですね。

そんな中で、一人のアルゼンチン人の名前が浮上してきました。

その名はマルセロ・ビエルサ。

私が、現代のサッカー界で最も注目する監督の一人です。そして私のDQ10のメイン
キャラクターの名前にもなっている名前。それがビエルサです。

ちょうど、ビルバオでの彼を描いた書物「ビエルサの狂気」という本を読んでいる
最中だったので、余計にニュースの文字が私の目に飛び込んできました。

2002年の日韓W杯では、バティストゥータ、オルテガ、ベロンらを擁する優勝
候補、アルゼンチンを率い、しかし日本でのグループリーグ3戦で姿を消した監督。

その後、アテネのオリンピックでは優勝監督となり、スペインのアスレチック・
ビルバオでセンセーションを巻き起こしています。現在はフランス、マルセイユの監督
ですが、6月で契約が切れるとか何とか・・・。

日韓の3試合は当然、鹿島のナイジェリア戦、札幌のイングランド戦、仙台の
スウェーデン戦とすべて観戦しましたが、あれだけ絶好調だった南米予選とは違い、
調子が出る前に負けてしまったという印象です。負けたのはイングランド戦だけだった
のですが・・・。

代表では南アフリカW杯でチリ代表を率いて、ブラジルに次ぐ南米2位で本戦に進み
チリ代表を16強に導きました。この時は確か決勝トーナメント1回戦でそのブラジル
に敗れたんだと思います。

ビエルサは、だいぶ昔から戦術オタクと言われるほどの監督で、選手にはハードワーク、
ハイプレッシャーを求める監督です。アギーレもそれに近い物を持っていたと
思いますが、ビエルサは3-4-3も得意としていたので、ちょうどザッケローニと
アギーレの良い所を取った感じ、とでも言えば良いのでしょうか?

そしてビエルサは、決して金のために監督を引き受ける人間ではないということです。
純粋にサッカーが好きで、勝利のための準備や調査は、信じられないくらいに綿密に
行うことで知られています。ニックネームの「エル・ロコ」(クレイジーな人、変人)
と言うのも、そんなところから来ているようです。その辺は、何となく元監督の
イビチャ・オシムのようですね。

南アフリカW杯の後、岡田監督の後任として、名前が挙がったこともありますが、
結局、招聘できず、ザッケローニになったという経緯もあります。

現在、オシムと同郷のハリルホジッチ氏が急浮上しているようですが、この人も
ブラジルW杯ではアルジェリアを率いて16強まで進み、優勝したドイツを1-2と
苦しめました。歳は60才過ぎでちょっと厳しい感じですが実績は十分ですね。

個人的にはビエルサにやってほしいのですが、どうなんでしょうか?あの、いつでも
ジャージ姿のビエルサが日本でも見られるかと思うと、ちょっと楽しみです。

さて、今日はちょうど、アルゼンチンやブラジルで武者修行したことのあるという、
土屋健二氏がサッカー教室で宮田に訪れます。以前、千曲の川淵杯でお目にかかった
事があるのですが、きっとアルゼンチンのいろんなエピソードを知っているのでしょうね。

コーチとの懇親会に出れなかったのは残念でした。

そして明日はママさんサッカー大会です。今年も例年通り、メンバー集めに苦労してしまっている
わけですが、始まるといつも盛り上がるのもこの大会です。今年はどこが勝つのか。

とても楽しみです。

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