伊那人のサッカーぶろぐ

二十年来のアルゼンチンファンである筆者「Menotti」のサッカー観戦記。U12の少年サッカーも応援しています。

日本代表、あのドーハでカタールに快勝!

2008年11月21日 04時58分29秒 | ワールドサッカー

昨日は、久々に重要な試合の観戦とあって、しっかり午前1時に起きて、ワールドカップアジア最終予選、日本対カタール戦を見ました。日本が南アフリカに行けるかどうかを占うのに、このアウェーのカタール戦が、大きな鍵を握ることは、今まで日本代表を見てきた人にとっては誰もが容易に予想できることだったと思います。

オーストラリアが連勝でグループ首位になり、熾烈な2位争いになると考えられたわけです。しかもカタールは2002年にセネガルを躍進させたメツ監督を招聘、南米の帰化選手とともに警戒すべき存在になっていました。

そして決戦の場所はあのドーハ。この試合で負けるようなことがあれば、岡田監督の去就が大きな問題になると思われていました。多くの国民がこの試合に注目していたと思います。

しかし、この試合観戦はそれほど重苦しい物にはなりませんでした。拍子抜けするほどの展開と言ってもいいくらい、我々にとっては良い意味で心臓に良い試合だったかも知れません。

確かにDFは中沢を欠いて、大丈夫かと思いましたが、相手の帰化選手セバスチャンはそれほど危険な動きを見せなかったし、特に日本では長谷部がすごく良かったように思いました。それともちろん田中達也はチームが良い流れになって、彼の良さが出る展開になると、本当に小気味よい動きでシュートを決めてくれます。流し込んだだけとか謙遜していましたが、あの状況から僅かなGKの股を抜いて入れるとは、褒めすぎかもしれませんが、ワールドクラスの決定力だと思いました。玉田も後半の思い切り良いシュートは、ドイツW杯でのブラジル戦のゴールが、ミドルになった感じがしました。そしてとどめの闘莉王。ほぼ得点経過は完璧だったのではないでしょうか。メツ監督も脱帽したようでした。

それにしてもなぜこんなに良かったのか。むしろそっちが不思議になってしまいました。今までと別にメンバーが変わったわけでもないし、岡田監督が今までと違った何かを与えたとも、采配を変えたとも思えないし・・・。オシムイズムが良い方向に行ったと言うような発言を俊輔がしたようですが、岡田監督のサッカーとは、この日の試合運びはやはり違ったような気がしました。でもこの日のメンバーに一番あったやり方を選手達が自覚して実行したのか・・・。

Menottiはそう感じました。

ところで、アルゼンチンはこの日、マラドーナ監督の初陣で、スコットランドとの親善試合だったのですが、序盤にマキシロドリゲスが奪った1点を守りきり、初勝利を挙げたようです。とりあえず、おめでとうございます!

でも、相手がスコットランドで、1-0では、ちょっと物足りないと思うのは私だけでしょうか?まあ、メッシなどの主力もいなかったわけですし、本当の評価は、南米予選での試合、ということになるでしょうね。

そちらに期待しましょう。そして日本は今年の試合は終わり、だいぶ期間をおいて、ホームのオーストラリア戦です。ここで負けるようでは、本戦に出られても先が不安になります。きっちりと叩いておきたいですね。小さい前の方の選手(玉田、田中、大久保)がまた頑張ってくれれば、ドイツの二の舞にはならないと思っています。

Comments (2)
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