先週から2週続けての、上伊那4年生大会、今週はいよいよ決勝トーナメントです。
前日のゲリラ豪雨の影響で、朝7時半頃会場の駒ヶ根東小に着くと、グラウンドの一部はまだ水たまりがかすかに残っていました。
でも今日も猛暑の様相を呈した青空は、そんな水たまり、あっという間に乾きそうな勢いです。
そしてこの日も予想通り、暑い一日でした。
うちのチームは初戦が駒ヶ根Aという、唯一、ホームチームとも言えるチームでした。少年サッカーの場合、それほど地の利は関係ないような気もしましたが、子供たちの目には並々ならぬ気合が見て取れました。それはコーチ陣も同様で、時折、えっ、と思うような審判へのアピールなども見られるほどでした。
うちのチームは、先週調子の良かった右サイドのウイングに、荒削りな4年のM君を配し、序盤から勝負をかけて行きました。
一発勝負のトーナメント戦は、とにかく先取点を取って、ペースを握ることが重要です。
これは今までいろんな大会を見てきて感じたことです。少年に限らず、どんな大会でも言えることではないでしょうか。なので、選手達にも、初っぱなからガツンと行って、相手の出鼻をくじき、気持ちの上でも優位に立つのが大事だと、言ってありました。
駒ヶ根戦、それが早速、奏功したと言うか運も味方に付けたかのように、立ち上がり堅さが目立って自陣での守備が多くなっていた時、一瞬の隙を突いて右からのカウンターから例のM君の突破がみられ、そのままシュートが決まりました。
その後は、右サイドが面白いように機能し、わかっていても破られる、みたいな感じになってきました。そうなると今度は左もスペースが出来はじめ、Menottiの目指す3トップの攻撃的サッカーが見事にはまり、右サイドからもう1点、左からも得点し、前半で3-0とリードすることに成功していました。
駒ヶ根さんは、最初の失点がかなり効いていたようでした。前半の3点ビハインドは、信じられない結果だったかも知れません。10番の子はすでに泣き顔になっていましたし、後半、気を取り直して頑張ってはいましたが、焦りもあってか、前半よりは形ができていましたが、結局点は取れず、そのまま3-0での勝利となり、top伊那Aは早々にベスト4進出を決めたのでした。
駒ヶ根の10番の子はほとんど号泣状態でした。それほど悔しかったのだと思いますが、そのくらいの気持ちであれば、今後、もっと伸びることができるでしょう。
さて、首尾良く準決勝に進んだわけですが、次の相手は順当にくると、伊那少年Aのはずでした。相手はtopBで、こちらが勝てば、早くも同門対決という感じだったのですが、さすがに伊那少年が順当に来ました。以前から苦手としている伊那少年さんです。先日の3年生大会では決勝で当たり、勝つことができたのですが、今度は4年生だし、この間のようにはいきません。
伊那少年さんもこの大会に懸ける意気込みはすごくて、Aチームを率いるYさんには、試合前、「今日は負けませんよ」と断言されてしまいました。もちろんこっちだって負ける気は毛頭ありません。返り討ちにして決勝で今度はtopAと対戦する気満々でした。
対伊那少年の布陣は駒ヶ根戦の前半と同じでした。うまくいっている布陣は変えないのがもちろんセオリーだからです。
しかし、この試合、大きな誤算が待っていました。
それはうちのチームの要でもあるボランチのY君の体調が悪く、初戦に比べ、がくっと運動量が落ちてしまっていたのです。
うちのフォーメーションは、3-1-3とか3-1-2-1とされるように、3バックなのですが、11人制でいうと往年のアルゼンチン、もしくはアヤックススタイルとも言われる、クライフのトータルフットボールの流れを汲む、3-4-3の攻撃的スタイルを目指しています。
左右のサイドにウィングを配し、センターフォワードと共に3トップの様に攻撃するため、両ウイングと、8人制の場合、1ボランチに非常に多い運動量を求めるわけです。
それができないと中盤を自由にされがちになり、DFの前で、早めのチェックができなくなった時、ミドルを打たれたり、押し込まれてきて失点したり、負けるときはそんな感じです。
伊那少年さんのようにパスをしっかり回して左右から崩してくるチームには、中盤を支配されてはかなり厳しい戦いとなってしまいます。まさにその通りの展開になってしまいました。
先制点を許した後半、Y君を下げ、代わりの急造ボランチを入れ、それなりに頑張ってはくれたのですが、慣れないポジションで暑さもあり、どうにもうまく行きません。それでも両サイドから何度もチャンスを作ったのですが、1点返すことができず、さらに失点してしまいました。
ただ、2点目は明らかにオフサイドと思ったのですが、笛は吹かれず、テンションががくっと落ちてしまいました。さらにパワープレイ気味に行ってこちらのFWが相手GKに跳び蹴りのような状況になってしまい、さらに追い上げムードがしぼんでしまいました。経験からこのようなことがあると、ほぼ、そこからの逆転は難しいのです。
終わり際にだめ押しの3点目を献上し、ジ・エンドです。
3年生大会も含め、Y君の豊富な運動量に依存していたことを痛感させられました。彼がいないときのオプションも、もっと試す必要があると思いました。
Y君はこの試合でさらに足を痛め、東春近との3位決定戦にも前半、出場できませんでした。
リードされた後半、志願して出場しましたが、いつものキレはなく、運動量こそ持ち直して頑張りましたが、今度は他のメンバーたちがへばってしまい、取れそうで取れない、油断した隙に追加点を取られる、そんな嫌な展開の試合でした。気持ちでも相手に上回られた気がしました。
準決勝で負けた気持ちを引きずってはいけないとわかっていたのですが、なかなか子供たちを奮い立たせることができませんでした。
結果的には2敗して第4位。それでも表彰式には出られて、敢闘賞をもらうことができました。
4年生は自分たちなりによく頑張ったと思います。どのくらい頑張ったかは自分でわかっていると思います。3決でシュートが思い通りに決められず、泣きべそをかいていた子もいました。点を取るためにトップに入ったものの、ほとんど通用せずに無得点に終わった子もいます。
そんな中、Menottiが選ぶMVPはセンターバックのY君でした。左右のDFをフォローしながら、最後まで相手をマークしてシュートをブロックしていました。彼の活躍がなければ、この順位はなかったはず。多分、本人は前の方のポジションをやりたいのかも知れませんが、うちではマークがきちんとできる、足の速いDFが必要だったのです。不平も言わずに最後まで頑張ってくれました。
このブログを読んでくれているかわかりませんが、誰かわかったら教えてあげてください。
本人的には直接言うのもちょっと照れくさいのでね・・・。
前日のゲリラ豪雨の影響で、朝7時半頃会場の駒ヶ根東小に着くと、グラウンドの一部はまだ水たまりがかすかに残っていました。
でも今日も猛暑の様相を呈した青空は、そんな水たまり、あっという間に乾きそうな勢いです。
そしてこの日も予想通り、暑い一日でした。
うちのチームは初戦が駒ヶ根Aという、唯一、ホームチームとも言えるチームでした。少年サッカーの場合、それほど地の利は関係ないような気もしましたが、子供たちの目には並々ならぬ気合が見て取れました。それはコーチ陣も同様で、時折、えっ、と思うような審判へのアピールなども見られるほどでした。
うちのチームは、先週調子の良かった右サイドのウイングに、荒削りな4年のM君を配し、序盤から勝負をかけて行きました。
一発勝負のトーナメント戦は、とにかく先取点を取って、ペースを握ることが重要です。
これは今までいろんな大会を見てきて感じたことです。少年に限らず、どんな大会でも言えることではないでしょうか。なので、選手達にも、初っぱなからガツンと行って、相手の出鼻をくじき、気持ちの上でも優位に立つのが大事だと、言ってありました。
駒ヶ根戦、それが早速、奏功したと言うか運も味方に付けたかのように、立ち上がり堅さが目立って自陣での守備が多くなっていた時、一瞬の隙を突いて右からのカウンターから例のM君の突破がみられ、そのままシュートが決まりました。
その後は、右サイドが面白いように機能し、わかっていても破られる、みたいな感じになってきました。そうなると今度は左もスペースが出来はじめ、Menottiの目指す3トップの攻撃的サッカーが見事にはまり、右サイドからもう1点、左からも得点し、前半で3-0とリードすることに成功していました。
駒ヶ根さんは、最初の失点がかなり効いていたようでした。前半の3点ビハインドは、信じられない結果だったかも知れません。10番の子はすでに泣き顔になっていましたし、後半、気を取り直して頑張ってはいましたが、焦りもあってか、前半よりは形ができていましたが、結局点は取れず、そのまま3-0での勝利となり、top伊那Aは早々にベスト4進出を決めたのでした。
駒ヶ根の10番の子はほとんど号泣状態でした。それほど悔しかったのだと思いますが、そのくらいの気持ちであれば、今後、もっと伸びることができるでしょう。
さて、首尾良く準決勝に進んだわけですが、次の相手は順当にくると、伊那少年Aのはずでした。相手はtopBで、こちらが勝てば、早くも同門対決という感じだったのですが、さすがに伊那少年が順当に来ました。以前から苦手としている伊那少年さんです。先日の3年生大会では決勝で当たり、勝つことができたのですが、今度は4年生だし、この間のようにはいきません。
伊那少年さんもこの大会に懸ける意気込みはすごくて、Aチームを率いるYさんには、試合前、「今日は負けませんよ」と断言されてしまいました。もちろんこっちだって負ける気は毛頭ありません。返り討ちにして決勝で今度はtopAと対戦する気満々でした。
対伊那少年の布陣は駒ヶ根戦の前半と同じでした。うまくいっている布陣は変えないのがもちろんセオリーだからです。
しかし、この試合、大きな誤算が待っていました。
それはうちのチームの要でもあるボランチのY君の体調が悪く、初戦に比べ、がくっと運動量が落ちてしまっていたのです。
うちのフォーメーションは、3-1-3とか3-1-2-1とされるように、3バックなのですが、11人制でいうと往年のアルゼンチン、もしくはアヤックススタイルとも言われる、クライフのトータルフットボールの流れを汲む、3-4-3の攻撃的スタイルを目指しています。
左右のサイドにウィングを配し、センターフォワードと共に3トップの様に攻撃するため、両ウイングと、8人制の場合、1ボランチに非常に多い運動量を求めるわけです。
それができないと中盤を自由にされがちになり、DFの前で、早めのチェックができなくなった時、ミドルを打たれたり、押し込まれてきて失点したり、負けるときはそんな感じです。
伊那少年さんのようにパスをしっかり回して左右から崩してくるチームには、中盤を支配されてはかなり厳しい戦いとなってしまいます。まさにその通りの展開になってしまいました。
先制点を許した後半、Y君を下げ、代わりの急造ボランチを入れ、それなりに頑張ってはくれたのですが、慣れないポジションで暑さもあり、どうにもうまく行きません。それでも両サイドから何度もチャンスを作ったのですが、1点返すことができず、さらに失点してしまいました。
ただ、2点目は明らかにオフサイドと思ったのですが、笛は吹かれず、テンションががくっと落ちてしまいました。さらにパワープレイ気味に行ってこちらのFWが相手GKに跳び蹴りのような状況になってしまい、さらに追い上げムードがしぼんでしまいました。経験からこのようなことがあると、ほぼ、そこからの逆転は難しいのです。
終わり際にだめ押しの3点目を献上し、ジ・エンドです。
3年生大会も含め、Y君の豊富な運動量に依存していたことを痛感させられました。彼がいないときのオプションも、もっと試す必要があると思いました。
Y君はこの試合でさらに足を痛め、東春近との3位決定戦にも前半、出場できませんでした。
リードされた後半、志願して出場しましたが、いつものキレはなく、運動量こそ持ち直して頑張りましたが、今度は他のメンバーたちがへばってしまい、取れそうで取れない、油断した隙に追加点を取られる、そんな嫌な展開の試合でした。気持ちでも相手に上回られた気がしました。
準決勝で負けた気持ちを引きずってはいけないとわかっていたのですが、なかなか子供たちを奮い立たせることができませんでした。
結果的には2敗して第4位。それでも表彰式には出られて、敢闘賞をもらうことができました。
4年生は自分たちなりによく頑張ったと思います。どのくらい頑張ったかは自分でわかっていると思います。3決でシュートが思い通りに決められず、泣きべそをかいていた子もいました。点を取るためにトップに入ったものの、ほとんど通用せずに無得点に終わった子もいます。
そんな中、Menottiが選ぶMVPはセンターバックのY君でした。左右のDFをフォローしながら、最後まで相手をマークしてシュートをブロックしていました。彼の活躍がなければ、この順位はなかったはず。多分、本人は前の方のポジションをやりたいのかも知れませんが、うちではマークがきちんとできる、足の速いDFが必要だったのです。不平も言わずに最後まで頑張ってくれました。
このブログを読んでくれているかわかりませんが、誰かわかったら教えてあげてください。
本人的には直接言うのもちょっと照れくさいのでね・・・。