霧島家日誌

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インパルスガンダムなぜなに相談室

2005年12月18日 15時45分07秒 | アニメ、ゲーム、映画等
楽しい楽しいインパルスガンダムなぜなに相談室

Q:インパルスガンダムとはどんな機体ですか
A:形式番号ZGMF-X56S。追加形式番号はα=フォース、β=ソード、γ=ブラスト。 ユニウス条約の締結後に開発されたザフトの最新鋭MSで、ヴァリアブルフェイズシフト装甲を使用しています。デスティニー第1話でのアーモリー・ワンにおける機体強奪を免れた試作型ガンダムです。
条約により核エンジンの使用が禁止された為、新たにデュートリオンビーム送電システムを採用しています。これは遠隔地からワイヤレスでのエネルギーの供給を可能とする機構であり、着艦することなくエネルギーの回復を行うことでができるようになっています(ストライカーパックの換装にはスカイグラスパーを経由する必要があった)。さらに母艦が存在する限り稼動制限時間がほぼ無くなったと言えます。
コアスプレンダーという戦闘機に変形可能な独立型のコクピットや、シルエットシステムと呼ばれる武装換装機構に加え、合体機構の応用で上半身・下半身・コアの手軽な換装が可能で、様々な戦局に応じて装備を変更し瞬時に戦術を対応させることが出来る汎用性の高い機体です。

Q:何故合体するのですか? 無駄では?
A:インパルスはユニウス条約後に作られた試作機です。この条約でじゃMSの保有数が制限されたのですが、この機体は4体(または3体)のモビルアーマーが合体する事で完成する機体ですので、量産してもこの条約には抵触しないという側面も持ちます。

Q:何故フェイズシフト(VPS)装甲なのでしょうか。そもそもインパルスはいくら損傷してもチェスト・レッグフライヤーを付け替える事で無限に戦えるから、普通の装甲で用は足りる筈なのですが。PS装甲よりも通常の装甲の方が安く済むはずだし。
A:あくまでインパルスは試作機だという事が肝と思います。ヴァリアブルフェイズシフトの試験もしなきゃいけなかった訳ですし、それが有効かはさておきインパルスみたいな合体機にフェイズシフトを乗せられるかどうかという技術試験だったのかもしれません。
又、そうでなければ、インパルスは実はフラッグシップ機構想の上に作られた機体だったかもしれないとも考えられます。フラッグシップ機だったら特別な装甲つけてた方がよりフラッグシップ機っぽくなります。インパルスはニュークリアーの代わりにデュートリオン積んでるし、開発の指揮とったのギルだし、そのギルが態々シンを搭乗員に選んだ経緯があります。これも可能性がありますね。

Q:条約に触れないとされていますが量産計画については?
A:基本形試作機のインパルスが完成、運用試験を開始した時点で戦争(デスティニー)が始まった為、量産は行われていません。ただ、インパルス型機を運用するにはフライヤーを運用できる艦の整備(新造艦の量産にせよ既存艦の改修にせよ)も同時に行わなければならなりません。ので、戦争が始まらなくとも量産はまだまだ先になったと思われます。ただ流石にVPS装甲のまま量産する気は無かった思われます。通常装甲か簡易?ラミネート装甲(Sダガーみたいなもん)かと。じゃないとコストが(ry

Q:フライヤー換装で無限に戦えるインパルスに装甲は必要ですか?
A:最初から装甲無しってことは頭部バルカンとかアレなの食らっただけで動作系統がピーピーいってフライヤー付け替えになって付け替え中狙われてあぼん、っていう流れが予想されるます。更に言えば装甲なしだと頻繁に付け替えをしなければなりませんから、補給と整備が偉い事になって資源の無駄とか色々な不具合が考えられます。

Q:本当に通常装甲で量産するつもりだったのですか?
A:実はそれも微妙な話で…フェイズシフト系装甲というのは装甲そのものもそうですが、特に充電池に金がかかると考えられます。というのは、種世界でのモビルスーツは基本的に電池式なのです。そしてPS系装甲は電力を大量に消耗する為、大容量電池を態々作って載せなければなりません。当然これは金がかかります。そして装甲にも。オンリーワン機で採算度外視してもいい三馬鹿ガンダム(カラミティ、フォビドゥン、レイダー)がTS装甲を採用して省エネ方向を指向しているのも傍証でしょう。まぁこれはシュラークスキュラ、フレスベルグ、ツォーンといった電力を大量に消耗する武器搭載の為かもしれませんが。
但し、量産機をフェイズシフトにすればそれだけモビルスーツの生存性も向上し、特に人口の少ないプラント(ザフト)にとっては願っても無い事となります。インパルスガンダムは、その為の試作機だった可能性があります。というのも、インパルスは電力の消耗が少ないヴァリアブルフェイズシフト装甲を搭載しており、その上瞬時にワイヤレスで充電するデュートリオン送電機構を搭載しています。つまり、VPSとデュートリオンさえ搭載すれば、電池容量の少ない量産機でもフェイズシフトを運用できるのです。ただ、インパルスが作られてすぐ戦争になってしまった上、デュートリオン送電機構を使える艦は結局ミネルバだけだった為、それは実現しなかったといえます。勿論、元々そんな計画は無かったのかもしれませんが。どちらにせよニューミレニアムシリーズのザク、グフ、ドムは元はといえばヤキン戦役時に核分裂炉搭載型量産機として設計されていたものですから、更なる次の量産機にならねばこの機構は搭載されなかったと考えられます。