霧島家日誌

もう何が何だかわからないよろず日誌だ。

七英雄の正体

2010年01月04日 21時50分27秒 | アニメ、ゲーム、映画等
ごきげんよう諸君。いかがお過ごしかな。ようやくちょっと落ち着いてきた霧島である。今年はおみくじを引き損ねたが、今年こそは呪われてない一年を過ごしたい気分である。実は、年末も社長のPCが飛びかかった訳で、私もデスマーチだったのである。まぁデスマーチと言えるほどのものではなかったがな。一人でやれる仕事だから周囲に合わせる必要も全くないし。


さて、ゲームはここのところロマサガ2しかやっておらん。アレは依存患者を作るゲームであり、中毒になってしまっておるのである。まぁ、ネットに繋がってすらいない場所に軟禁されておったから仕方ないと言えば仕方ないが。

ところでこのゲーム、目標は天下統一である訳だが、もう一つ目標がある。それが七英雄の撃破である。SFC時代のゲームとしては珍しく、起動後しばらく放っておくとOPデモが出るのだが、そこに七英雄についての説明がある。「数々の悪しきモンスターを倒し世界を救い、そして何処かへ消えた」とな。

で、ゲーム開始当初はモンスターの大量発生や各国の戦乱によって世界は混迷の極みにあった。人々は七英雄の帰還をねがった。こういう場合、帰ってきてくれないか、実は極悪非道の悪漢だったというのが普通である。ロマサガ2は後者に属する訳だが、しかしながら、七英雄の行動は謎である。

一番最初に出てくるクジンシーはまぁいい。ギャグ漫画日和的な存在であり、後に復讐に来るのはいいんだが、クジンシーよりそこらの強い雑魚モンスターのがよっぽど強いというどうしようもない英雄(笑)である。まぁ、得意技のソウルスティールが相手の生命力を根こそぎ奪うという厨技が強いから七英雄になれたんだろうが、レオンっていうゲーム中の初代皇帝にゲームスタート後15分ぐらいで見切られるから可哀想である。

アレだ。聖帝サウザー様の身体の秘密ゲージが尽きたみたいな感じである。

閑話休題。

そんなクジンシーだが、こいつは単純に支配欲だけで暴走している…というか、単純に頭が悪いだけであり、つまり基地外(なぜか変換できない)に刃物なだけといった様子である。制圧したのは北バレンヌ地方のソーモンという街だけだし、その直後は主人公アバロン帝国皇帝ご一行様にやられてしまうからな。

しかし、クジンシーは天下統一を夢見ている様にも見えるのだが、他の七英雄もそんなノリかと言うと、そうでもないのである。クジンシーの次に出会うのはボクオーンという奴なんだが、こいつはステップにいるのだが、別にステップを支配しようとはしておらん。

確かに、陸上戦艦なんという今週のビックリドッキリメカを造ってステップの覇者を気取っているが、そこに住む遊牧民(ノーマッド)を服従させようとはしていないのである。しかしそれでも、遊牧民はボクオーン打倒を目指している。それは何故か。

遊牧民「あの船型の要塞ができてからモンスターが増えて困っている」
皇帝「あんなところに要塞を作って何をしている?」

































遊牧民「我々が痛み止めに使う薬草から麻薬を作っているのだ。









ボクオーンさんこんなとこで何してはるんですか。何と言うか、クジンシーとは別の方向で基地外に刃物である。一方、イベントが全くない七英雄もいる。ダンターグである。こいつはナゼールというチェルノブイリぐらい人がいない田舎に居るのだが、ひたすらのっしのっしと歩いているだけだ。話しかけると、「ここまで来るとはなかなか腕が立つな。このダンターグが吸収してやろう」とか言ってきて戦闘になる。

んで、いろんな場所に出没するのだが、一番最後に出てくるのが子供と子ムーの時だ。この時、洞窟の奥深くに迷い込んでしまった子供を助ける為、皇帝陛下は親衛隊を連れ勇敢にもダンジョンに挑むのだが、子供のいる部屋の前の部屋にダンターグがいる。のっしのっし歩いておる。

んで、ロマサガは戦闘はエンカウントではない。ドラクエ9とかと同じシステムだ。この為、ダンターグを放置して子供を助けにいけるのである。まぁ強制イベントという事で、無視しようとすると「おい、この俺を無視するとはどういうつもりだ!」とか言ってくる。


皇帝陛下「今はお前に付き合っている余裕はない」(子供>七英雄)

ダンターグ「俺を誰かわかってない様だな、俺は七英雄のダンターグ様だ」

皇帝陛下「その七英雄がこんなところで何をしている?」

ダンターグ「俺は自分が強くなることにしか興味がない。だからモンスターの多いこの場所で強いモンスターを吸収し鍛えていたのさ」

皇帝陛下「そんなんだから時代についていけないんだよお前は…そうだな、ずっとここでこうしてるというなら







見逃してやる。




流石皇帝陛下! 俺達に(ry

しかも、子供と子ムーの洞窟で戦う時期にはもう皇帝陛下御一行様はラスボス戦できるぐらいになってしまっておるから、見逃してやるの一言に重みがある。

一方、残りの七英雄はどうか。人間と蛸の合の子のスービエは、一応ギャロン反乱というイベントを起こす。帝国は、帝国武装商船団という海軍を持つ事になるのだが、その海軍内に急速に台頭してきたギャロンという奴が反乱を起こし、商船団をのっとってしまうのである。で、ギャロンのバックにはスービエが居たと。

しかしながら、ギャロンの反乱はすぐに鎮圧され、ギャロンは亡命する。普通なら、スービエが何かしらの形で反撃を試みてくる。が、スービエは何もしないのである。それどころか、ギャロンの幽霊船になっても全力でスルーである。スービエは半分魚貝類だから海が棲家であり、幽霊船事件発生中は周辺海域がまるで使い物にならんのだが、それでも放置である。

んで、兄妹英雄ノエルとロックブーケだが、この二人は古代(と言うか七英雄が現役だった頃)の建築物について調査しているだけである。ロックブーケは当該地の男を誘惑しまくっておるが、それ以上のことはしておらん。ノエルにいたっては彼こそ七英雄最後の良心であり、配下のモンスターについて皇帝陛下が苦情を言いに行くと、所詮モンスターはモンスターでしたねとか言って、当該地域から撤収しますがそれで収めて頂けないでしょうかとか言ってきてガチの常識人だ。


以上述べた様に、七英雄の動きには全く統制がない。リーダーのワグナスもラピュタ建設ぐらいしかしてないからな。では七英雄は何をしたかったのか。

これについては、特殊なイベントを起こせばおぼろげだが知ることが出来る。"沈んだ塔"の守護者である水龍が語るには、七英雄がモンスターを滅ぼした後、この世界は強烈な災害に襲われたという。それを予見した古代人は、二つの塔を建設して別世界に転移しようとしたという。で、体のいい実験体か何かだったのか、七英雄を最初に転移させそして帰ってこなかったらしい。ちなみに、他の古代人は転送に成功したらしい。

又、海の主とかいう頭にランス生やした鯨と二身合体したスービエと沈没船で戦うと、戦闘前に七英雄の目的を知る事ができる。彼の語るところによると、七英雄は元々本当に英雄であったらしい。古代人は普通の人間と異なり寿命が長く、寿命が来たら古い肉体を捨て、魂を新しい身体に移植するから半永久的に生きられる。それだけにモンスターに殺されるのが怖かったのだが、ノエルとワグナスが立ち上がり、モンスターに果敢に挑んだらしい。

まぁ別の情報源も混じってるんだが、で、七英雄がモンスターを滅ぼし世界に平和が訪れた。しかしながら、強力なモンスターを撃破した七英雄はそれよりも強い訳であり、怖いからってんで罠にハメて次元転送装置で島流しにしたらしい。ちなみに、七英雄がこの世界に戻ってくるには千年単位の時間がかかったらしい。その上古代人は別世界に行っちゃったから、復讐の為に世界中を捜索しているらしい。

まぁ、中には七麻薬英雄とかもいる訳だが。

んで、だな。

詩人イベントというのがあって、これを完遂した上でチカパ山を踏破するとアウストラスという地方に出る。んで、ここには忘れられた街というのがあり、これは別世界に行かなかった古代人の住んでいる場所である。ここで、七英雄について更に詳しい情報を教えて貰える。その中で、七英雄になる以前orなった後はどんな奴だったのかを知る事ができる。



同化の法を研究し、モンスターに挑んだ最初の英雄、ワグナスとノエル。

ノエルの妹、ロックブーケ。

ワグナスの従兄弟、スービエ。

暴れ者のダンターグ。

ずる賢いボクオーン。
















































嫌われ者のクジンシー。





結局クジンシーは残念キャラにならざるを得ないようである。