俳句が上手になる方法として、
「多作多捨」という考えがある。
思いつくままでいいから、とにかく多く詠む。
思いつくままだから、ダメな句も当然たくさんある。
それでもいいから、まずは沢山つくれ、詠め。
そして、自選せよ。たくさん捨てよ。
残ったものが、自分の句だ。
そういう意味です。
いま、ぼくは考えた。
「多考多忘」(たこうたぼう)
さっきの「ヒザ小僧」もそうだが、気になることが沢山ある。
で、いろいろ考える。
が、翌日には忘れている。
忘れるとはいえ、何かモゾモゾとしたものが心に残っている。
奥歯に物が挟まったような気持ちがある。
が、思い出せない。
(ヒザ小僧は、例外的に覚えていたので、こうして記せた)
そして気づいた。
ああ、気に病まなくていいんだ、忘れていいんだ、と。
もう50なんだから、忘れることは自然なこと。そう思った。
で、「多考多忘」。
開き直りかな。
いや、我ながら、いい考えだと思う。
みなさんは、どう思いますか? 特に50以上の方。