今日は韓国ネタではありません。
昨日TVで偶然見て俄然、これは見に行かなくちゃと思った展覧会があり、お知らせしたくて・・・
日曜美術館(NHK)で紹介された「バーニー・フュークス THIS IS AMERICA」」展です。
ケネディ像
バーニー・フュークスはアメリカの黄金時代50's、60'sを描いた偉大な画家で
ケネディ大統領から、スポーツ、子どもの絵本まで20世紀後半のアメリカを描いた
原画80点を展示され、その作品からは光が歌い、影達が語りかけてくるそうです。
事実番組で紹介された野球場を描いた絵(それは野球場を描きながら野球を描いたものではない
のですが)、その中にグランドにめぐらされた覆いの隙間から中を覗く一人の少年にくぎ付けになり
少年と同じ気持ちで、中を覗いているような気がしました。
またケネディを描いた2枚の絵、一枚は若き頃に描いたケネディがそう描かれたがっているであろう
姿を描いたものと、後年画家がケネディに望む姿のもう一枚。どちらも描かれている本人の思いを
表すかのような意志的な姿や視線に画家の思いが感じられる素晴らしい絵でした。
人が描いた絵からこのような感覚を得たのは、かつてゴヤがカルロス4世の家族を描いた絵に
出会って以来の衝撃でした。よい絵を愛でるだけにとどまらない画家が訴えたいものを感じる喜びも
きっと得られる絵に出会えることと思います。よろしかったら秋の一日、お出かけになってみませんか。
期間が短いのでご興味が湧いた方はお急ぎください。
開催日時: 9月23日(火・祝)~10月8日(水)
11:00~19:00 休館日無し
会場: 代官山ヒルサイドフォーラム
(渋谷区猿楽町18-8ヒルサイドテラスF棟)
料金: 大人500円/学生300円(高校生以下無料)
ケネディが大統領に就任した時、私は胸がときめきました。
特に上杉鷹山を褒め称えた氏の含蓄にも心を動かされました。
衝撃的な死後、氏の様々な事実が浮上し何時しか私の中から消えた人物となってしまいましたが
それはそれとして
この一枚の写真、私が憧れて止まなかったケネディの姿その物
しばし釘づけになりました。
バーニ・フュ―クス
恥ずかしながら初めて耳にする画家さんですが
はるさんのご説明は彼の魅力を十分、伝えて下さいましたね。
時間が有れば是非、出かけてみたいと思いますが
あと9日間は予定が立て込んでおりまして行けそうにありません。
残念です。
(後でネットで調べてみたいと思っています)
たかさんは確か私よりお若いはず・・・と思っていたのですが、リアルタイムに
彼を見ていらしたんですね!私にとってはただニュースに出てくる人の一人でした。
初めて認識したのが、まさに凶弾に倒れたそのニュースでしたし、胸に抱く人物の一人になったのは更に後年ドキュメンタリー番組を
見てからでした。万全な人ではない面もあったかもしれませんが
人間は勝手な生き物であるをもろに行使して、評価できる面だけがインプットされています。
その私の中のケネディ像を裏切らない絵でした。
他に女優を描いた物や、エリザベス英女王、ウォーターゲート事件(?)を取材されるニクソンとインタビュアーの絵やイタリアの路地を描いた物も興味深いものでした。
行列ができるほどの盛況ではありませんでしたが、ほどほどの込みようで
もう少し多ければ、人が邪魔になって落ち着いて見られなくなる程度に混んでいました。
画家と同時代を生きていた人や、その時代を知りえる年代の人々が多かったようです。