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くじびき はずれ の 見た世界

シニア初級者というのに世間知らず。
少年のようなつぶらな瞳?
そろそろ大人の記事を書きたい毎日です。

-A CENTURY of DREAMS-

2017年04月04日 23時57分23秒 | ソウダKyotoへ

良い天気が二日ほど続き先週からの屋根と外壁塗装の工事も順調です。
毎朝顔を出して昼ごろまでコチョコチョと雑用をして、後は職方さん達に任せて
午後からは別の修理仕事や小商いをするために離れるようにしています。

それがもう コチョコチョの雑用が底をついてきたので、今日は早めに引上げました。

先月の内に京都府京都文化博物館で開催中の『戦国時代展』の招待状を登録している
京都メールマガジンサイトの抽選に当たってもらっていました。(リンクあり)

この展示は 4月16日(日)まででチャンスを覗っていたこともあり、急遽行くこと
にしました。 

家から京都・堀川五条までは南阪奈道・阪和道・近畿道・第二京阪・阪神高速8号
京都線を経由して平日の日中なら1時間で行けます。 
そのまま河原町通りを北上して三条高倉までもそんなにかからないのでルンルン
気分で行きました。

 

と言っても10時過ぎに家に戻って出直したので到着は11時半頃になっていました
から先に腹ごしらえです。

建物の中1階は路地店舗(ろうじてんぽ)という商業施設になっていて、有名処の
「なだ万」さんや工芸品店なんかが並んでいます。
         

もちろん昼間っから最低でも3千円以上もする「なだ万」サンになんて入れません。

                

ちょっと小粋な蕎麦屋さんで奮発して旬づくし御膳『初音』に舌鼓。

 

イベントの展示内容は撮影禁止なので画像にはできません。
足利の室町時代から武田信玄・上杉謙信などの有力大名を経て川中島・姉川と
いった大合戦、織田信長・毛利元就などが絡み合って豊臣秀吉から徳川家康まで、
そんな時代の遺品がずらりと展示されていました。

我が家のルーツも近江源氏とも称された家系である京極家の家老として始まり、
応仁の乱の頃から浅井長政の家老として出向派遣されて「野村合戦(姉川の戦い)」
以降、浅井が小谷城を追われる前に京極家に呼び戻されて、外様大名として若狭、
丹後の国主を経て、讃岐は丸亀城の家老(御殿医)で明治維新を迎えた系図や
武勇伝が手元に残っているだけに、興味深く見せてもらいました。

まあ落ちぶれた末裔に偲ばれるとは思ってもみなかったでしょうけどね。

たっぷり二時間半も展示を見せてもらって、私も杖頼りの妻もへとへと。
館内にもレンガ造りの別館にカフェがあったけれども、少し離れた所にある
イノダ珈琲本店に行きました。

 

歴史深い 旧;本館(左側=現;別館)に入れてもらって六人掛けのテーブルに
案内してもらえました。

 

このままて帰ってはご先祖様に申し訳ないので東山・清水五条の御廟にお参りして
夕方には帰ってきました。 



さすがに東山・東大路は凄い人で、派手な貸衣装の外人さんだらけでした。
鴨川べりの桜は三分程度だったので春休み中と言ってもまだ人出も少ない方だった
ように思います。

 

 


後ずさり Ⅱ

2016年04月14日 23時50分58秒 | ソウダKyotoへ

本文の前に

21時26分ごろ九州の熊本県を震源とするM6.4 最大震度7の地震が発生して、その後
何度も余震が続いています。
被害の状況がまだ集計されていないので詳しくはわかりません。
物損や人体に被害の少ないことを祈ります。

 

さてさて同志社前バス停から東山方面204系統のバスに乗り込み熊野神社前まで行きました。運転士さんは女性で、京都のバスにもかなり女性が増えましたね。

女性の活躍は目を見張るくらいになっていると思います。(賀茂川;出町柳付近)

所用で一旦降りて、また次は203系統のバスに乗りました。
途中の百万遍で今出川通りから右折して東山通りへ向かいました。

京都大学の桜もピークを少し過ぎたようでした。
それからまた白川通へと曲がり降りたところは東天王町でした。

 

そこで1日3回以上バスを乗り換える場合はバス・カードです。
均一区間内1乗車230円なんですが京都バスと京都市バスなら1日何度乗っても
最初にカードを買った500円ポッキリです。

3月17日に乗ったときは通常の右のようなデザインのカードでしたが。今回は

 京都鉄道博物館のOpen告知カードでした。

 

 

 


少し落ち着いて、後ずさり

2016年04月13日 23時58分31秒 | ソウダKyotoへ

このところ仕事はそうでもないのですが仕事の組合での役職や陶芸の級長やら、何やかやと
バタバタしている中に義母のリクエストなどと、いろんなことが重なっているうえに5時間も寝る
と目覚めてしまって睡眠不足気味で、そのくせ昼間にガクンと眠くなったりしてブログ更新も
画像で誤魔化したりしています。

いろいろ書くことがあったのに忘れがちでして、今日は少し9日ぐらいまで戻ってみようと思い
ます。

9日は月についての講演を聞きに京都へ行ったのですが、その会は15時からでしたので
少し早い目に京都入りして少し心当たりを回ってみました。

地下鉄で今出川(烏丸線で京都駅から北へ5駅)まで行って「町家ギャラリー be京都」という
町家ギャラリー内で開催する屋内型手作り市が気になっていたので見に行きました。

いろんなジャンルの手作りが展示販売されていて、本物の草花と様々な素材で作った造花の
コラボの作者の方と少しお話をさせてもらったりしてきました。

今出川駅まで戻ると同志社大学西門です。

 

桜も暖かくて丁度良い葉桜になっていたころです。
ちょうど学内のチャペルでは結婚式が執り行われていました。

ここでは「ハリス理化学館同志社ギャラリー 1階常設展示室「同志社の今」」で

同志社大学美術部クラマ画会春の学内展をやっていると聞いていたので寄らせてもらいました。
新島八重さんにお出迎えいただきました。  (^O^)

展示はこんなものでした。
なかなか若いパワーをもらって楽しかったです。

そうこうしているうちに14時を回ったのでそろそろ南禅寺北の坊の光雲寺へ向かわなくては
なりません。

正門から出てすぐのバス停へ向かうと向かいは、今公開期間中の京都御所北詰です。
同志社の八重桜と御所のソメイヨシノが今出川通りを挟んで共演していました。

 


よりみち

2016年03月18日 23時04分59秒 | ソウダKyotoへ

週間予報では今日・明日が雨でしたけど、お昼過ぎまではとても良い天気でした。

今朝の天気予報では15時頃からが降りだしと言うことでした。
全くその通りに14時頃から曇りだし、15時にはポツポツと来てシッポリという感じになりました。

 

【春季永代経法要】は雅楽の演奏から始まり40分ほどの読経と30分ほどの講話で、約1時間半
ほどで終わりました。

本廟は東山三十六峯の北から27番目の霊山(りょうぜん)という山にあります。
東山三十六峯とは北は比叡山から始まり南は伏見の稲荷山までの36で京都大学東の吉田山は
大文字山として有名だし、三条辺りの円山(円山)は公園の名前にもなっていますね。
霊山は寧々の寺として知られる高台寺山のすぐ南で次いで鳥辺山、清水寺の清水山と続きます。

一日バスカードを買っていたのでちょっと寄り道したくなって、南の清水方面は人が多すぎるし道が
狭いので、二年坂を降りて高台寺の方へ向かうことしました。

       

着物姿もたくさん見かけました。
よく見えないとは思いますが左から3番目の着物以外は浴衣なんじゃないのかなぁ?って
疑問に思いました。
ファッションに興味も知識もない僕が思うのも変なのだけど、浴衣って夏場の行水の後に
着る部屋着みたいなものじゃないのかなぁ?
この時期この季節に、それも観光地を歩くもんでもないような気がしました。

ま、それよりは食い気なんですけどね。

 

高台寺近辺では夜になると 東山花灯篭 が開催中なようでした。

                   

バスで東山安井から東山まで戻ったらバス停の反対側に満足稲荷神社という看板を見つけ、

開運・商売繁盛の文字につられて入ってみました。

  

ほうほうほう! なかなか効き目がありそうな気がします。
お参りしてから、今年3度も凶のお御籤を引いている名実ともに「くじびき はずれ」なので
ダメモトで100円のおみくじ自販機に。  ジャジャーン! なんと中吉でした。

さあて、ちったあ商売も上向きになるでしょうか?
境内には樹齢の長そうなご神木のモチノキと ・・・

というのがありました。
もちろん、さすり・なで してきましたよ。

 


7ヵ月ぶり? の京都

2016年03月17日 23時57分41秒 | ソウダKyotoへ

晴天に恵まれた今日は彼岸の入りの日。

菩提寺の本廟から【春季永代経法要】の案内をいただいていたので、母の23回忌と伯母の33回忌
の年に当たることもあってお参りに行ってきました。

京都の観光地は高校はもちろんのこと、中学も卒業式が終わっているので卒業生たちで溢れ、
年々増加する外国人観光客も多くて観光バスが走り回り、駐車場もいっぱいだろうと予測して
電車で京都駅に出て、路線バスで清水坂まで行こうと考えました。

さてさて京都駅に着いてみたら

             

中の写真は清水寺・祇園・北大路バスターミナル方面、右は清水寺・岡崎公園・銀閣寺方面行きの
バス停ですが凄い行列でした。
JR東日本・高崎線で碍子の破損による漏電事故から分電盤を焼損して一昼夜以上の運転停止が
発生してバスでの振替輸送に並ぶ人たちの列がニュース画像で流れていました。
それに匹敵するかそれ以上の人数だと思いました。

平日でこれなんですから土日祝は想像に絶する?
たぶんバス(市バス・京都バス)には3回以上乗るだろうと1日乗車券を買ってしまった
あとだったのでショックが大きかったです。

慌てて地下に降りて市営地下鉄で烏丸御池経由・東山まで行ってバスに乗り、京都駅
方向に東大路を逆戻りして大正解でした。

無事13時半からの法要に、混まずに京都駅からバスに乗ったのと同じくらいの30分前に到着。
先に納骨堂にも焼香を済ませ、供養ができました。

             

本当は19日から3日間みやこメッセで伝統産業展が始まるので、その時期に
合わせて行きたかったのですが【春季永代経法要】は今日だけなので残念
でした。

その代りと言えるかどうかわかりませんが、今日17日から月末までの期間
京都駅ビル2階のインフォメーション広場で京都の伝統工芸を受け継ぐ若手職人
の会「わかば会」の作品展示がみやこメッセと並行して一部出展されているので
そちらを見てきました。

 

 

 

 


京都・五条坂

2015年08月11日 23時14分43秒 | ソウダKyotoへ

引き続き10日(月)の京都の話題を。

今日も京都市内では36.1℃だったようで、地元では35℃でした。
13日には台風13号崩れの熱帯低気圧がやってきて大雨になるとか。
丁度お盆の時期な重なり、少しは涼しくなるのでしょうか。

阪神高速8号京都線から鴨川西ICを降りて京都市内へ入ると河原町通りになります。
京都駅まではとても渋滞して進まないので鳥羽街道を東にとって鴨川の東岸、師団街道を北へ
上るのが僕の定番で、運が良ければ回送の特急などが一時停止しているのに遭遇します。
なんだか嬉しくなるのはまだガキの心が抜けていないのでしょうね。

昨日の~井野祝峰窯、のお披露目~のイベントは、毎年この時期に開催されているイベント
 に時期を併せたものでした。

                    

京阪電車の清水五条駅から国道1号線に沿って大和五条・五条坂から東大路通りの東山五条
までの歩道上に露店が並びます。

                 

京都だけでなく日本各地の窯元から出展されて来るのです。

      

久々に外人観光客をあまり見ない京都に出会えました。(決して外人は嫌いではありませんが)

                            

この陶器まつりと人気の清水寺で東山五条のバス停はずっと行列が途切
れません。
此処を通る京都駅方面行のバスは平安神宮・円山公園・八坂神社・高台寺
を経由して来るので5人も乗り込めたら良い方で、列が減らないんです。
オマケに今止まっているバスは七条通りから京都駅方面に行かず
東大路通りから九条通りへと進み東寺から西大路へと迂回するんです。

余所から来られた方々にはお気の毒ですが、京都駅に着くのはいつになることやら・・・。
フリーパスをお持ちなら逆向きに乗って、祇園四条(八坂神社前)から四条河原町へ向かうか
東山三条へ出て地下鉄を東西線・烏丸線と乗り継ぐ方が確実に早いと教えてあげたいのは
山々なんだけど ・・・ 地元の人もしない親切は仇になるかなぁ?

 


考古学からの京式窯

2015年08月10日 23時58分57秒 | ソウダKyotoへ

奈良・大和盆地の南西部の最高気温は35.3℃で、京都市は37.3℃でした。

2℃も高い処へ何も行かんでええノンですが午前中は仕事上の現地調査でした。
午後は月曜日から寄り道でした。

五条坂で、京焼の登り窯が見れるってホント? ~井野祝峰窯、のお披露目~

というタイトルのイベントが8月7日(金)~10日(月)の間ありまして、主催している3者のうち
立命館大学と京都女子大サンにはいささか御縁もございまして ・・・

今日のイベント  実演 轆轤場再現 の実演者さんも勝手に実の娘のような気がしていまして
この期間中にと、かなり前から呼ばれておりましたので押しかけました。

                 

右端の2枚の画像は16ページにも渡る解説書の表紙と15ページ目の写真です。

鴨川縁・京阪電車の清水五条から五条坂を登り、東山通りまでのちょうど半分ぐらいのところ。
陶芸好きと考古学好きの両方の見学客がけっこういらしていて、所狭しとすれ違います。

                    

学生さん達はだいたい二人のペアを組んで黙々と作業をするグループと、見学に来られた
お客様への解説対応のグループに分かれていたようです。

                    

江戸時代初期(1641年~)からこの地で陶磁器生産が始まり、現在は京都府公害防止条例の
施行により昭和46年ごろから40年以上使われていないものです。

今日の轆轤を実演していたのは京都府立陶工高等技術専門学校の人で、青い服の美女と、
娘のような知り合いの剛力彩芽似のお嬢さん友達のお二人でした。
床下のベルト式轆轤も今では珍しくなっています。

             

 

此処まで来て清水五条から八坂の塔を東山へと登ったところに在るご先祖のご廟所を
知らぬ顔をしては帰れませんので、お盆にはチョイと早かったのですが寄って参って来ました。

       

お盆やお彼岸は先祖の仏壇がウチに在るので、みんながやって来るから出掛けられないんですよね。

それに京都はその時期混むでしょ?

御参りどころか、もうそこまで来ているのになかなか到着出来ないし、済ませて帰るにも歩くにも人で一杯なのに車だともっと遅くなりましてね。

ただ、一番の理由は暑くてノビてしまうからなんですが。

 


知らんかったことばかり

2014年12月26日 23時06分57秒 | ソウダKyotoへ

師走と言うほどでもないのですが上手くいけば昨日一日、手間取っても今日の昼までと予想
していた仕事が明日の15時頃まで掛かりそうで、想定外にアタフタしています。

そんな理由でもないけれど、この際もう1日「伏見稲荷」さんで引っ張ります。
商売繁盛の神様として君臨するだけになかなかの商売上手だと感心させられます。

                

この守り神「お狐様」が神社の境内のあらゆるところに鎮座されているのですが基本は4種類

      

口にくわえている物が違うんですね。
画像の並び順に言えば 稲穂・巻物・玉・鍵 なんです。  
何度も行っていたのに、この歳になって初めて知りました。

初めてと言えば露店で見つけたのが

パフェの本体が丸々太って大きな口を開けている鯛焼きなんです。
ビックラこきました。  買いませんでしたけど。

「買いませんでしたけど」と言えば 名物の千本鳥居。

           

昨日の願掛け鳥居ですら   よう買わん というのに 絶対無理な話です。

門前町で見かけた暖簾の千本鳥居はなかなか味がありました。

ところでこの年末の祝日(23日)に伏見稲荷さんで工事をしているのを見かけました。
砂味石を掘り起こして網目状の物を取り出して掃除されていました。

                

他の場所を見たら なるほど!

砂味石が人の通りなどによって掘れたり飛び散ったりしないように工夫されてるんですね。
いろんなお仕事が在る物だと感心させられました。

参拝者数の多い神社ならではの工夫と出費ですね。

 


予定通り

2014年12月25日 23時35分29秒 | ソウダKyotoへ

美術館も行ったランチも食べた菩提寺もお参りした。

それだけで帰るオッサンだとはもう誰も思わなくなったのではないでしょうか?
はい、ありがとうございます。     ご期待は裏切りません。

「で? どこ行く?」 「もう紅葉もあれへんしねぇ」
てなことをウダウダ言っているうちに鴨川西ICまで来てしまったやおまへんか。
けど、高速は入らずスルーすると伏見区やないですか!  お稲荷さんやないですか!
  (すーサン、すんまへん。  通行税も払わんと寄ってしまいました。)

高校1年から子供たちが中ボーの頃ですから15年ぐらいまで大晦日の深夜に家を出て
北野天満宮・平野神社・平安神宮・八坂神社・伏見稲荷と初詣のハシゴして石清水八幡宮の
男山から初日の出を拝んで帰って来るという元旦を迎えていました。

それ以来の伏見稲荷です。

こんな年の瀬の初詣まで1週間と言うような時期に、よほどの信者か近所の人しか詣でないと
思い込んで行ってみたら

               

けっこう大勢の人が居るじゃないですか

楼門の左右に安置されている随身(随神)像まで来て、何でこんなに人が多いか良く分かり
ました。

               
        楼門               矢大神(左)       左大臣(右) 

80%が日本人じゃなかったのです。   だよねー、この時期だもん。

もうそうなると周りから日本語が聞こえてくるとホッとするくらいの朱で囲まれた外国でした。

   
   内拝殿         本殿         願掛け鳥居の説明と奉納風景

観光で商売繁盛?  厄除け・方除け・災難除け?  日本にまで来て?
聞きたかったけど英語ですら不安なのでやめときました。

 

 


その後の京都

2014年12月24日 23時55分18秒 | ソウダKyotoへ

昨日の京都は9月18日以来の3ヵ月ぶりだったような気がします。

先週ぐらいで紅葉も全て終わって観光の喧騒も落ち着いたようで、阪神高速8号京都線の
鴨川西ランプを降りて河原町通りを北上するのに家を出てから40分ぐらいでした。

JR東海道線を潜り七条で河原町通りから西へ烏丸通りに渡り北上して三条通りまででも
5分くらい。
スイスイ走れて気分爽快。 
これが2日前の21日なら東寺の「終い弘法」や町家ギャラリーbe京都「手のひらサイズの京都」
夜は「嵐山花灯路-2014」の最終日などで、こういう訳にはいかなかったと思います。

以前の様に近畿道から名神高速吹田経由京都南ICまでだけで1時間かかっていたのが
ウソのようで、第2京阪道経由の恩恵がありがたかったです。

お昼のランチをどうしようかと大西美術館付近を歩いてみましたら、やっぱり京都のお店って
なんとなく入りにくい敷居の高い雰囲気を醸し出しているんですよね。
京都医健専門学校の前にオープンしたてのカレーハウスがあって100円カレーってのを
やってましたが、混んでいたので諦めて、結局は伊右衛門サロンに落ち着きました。

ここもいつもなら混み合っていてすぐには座れないのが、この日は待ち時間0で大丈夫でした。
ウエルカムティーが濁り茶で始まって「おもてなしランチ」

       

僕は鰤の竜田揚げおろし添え、相方はハンバーグ・デミグラスソース。それにシフォンケーキ
のセット。

店名でお分かりの通り、朝ドラのトレンド、太陽ワインの鴨井商店
(赤玉ポートワインの鳥居商店=サントリー)と宇治茶の(株)福寿園さん
のコラボ。

ここのトイレがまた四畳半ほどあって広い。(小さな個室もありますが)

 

腹も膨れて久々の京都と言うことで菩提寺にご挨拶。
コメントを頂いている「すーサン」のブログでは銀杏の黄葉の時期より東西の本願寺がとり上げ
られていましたので、そちらへも周りたかったのですが年末のお参りも大切。

    
   御影堂         阿弥陀堂                  向こうの屋根が西本願寺

お西さんの京都駅側の隣に在るんです。
普段は此処か東山・霊山御廟かどちらかにお参りします。

なんかこれで歳が越せるような気分になれました。

 


お釜探訪

2014年12月23日 23時13分47秒 | ソウダKyotoへ

午前10時頃までは仕事がありまして、11時頃に出発して京都へ。

向かったのは中京区三条通新町西入る釜座町辺りは茶の湯釜の釜師の町。
烏丸三条から堀川三条への三条通りと新町通りと西洞院通りで囲まれる
所々に『釜師』と書かれた木の看板が下がっている町並みです。

その中のの招待券を頂いて
いて平成26年秋季企画展 「十代浄雪と奥平了保」の開催期間が平成26年
12月23日(祝火)まで  すなわち今日までやったんです。

平成26年9月6日(土)からの期間中に『京釜特別鑑賞茶会』や『京釜文化講
演会』など様々なイベントもあったのですが、なんせ招待券をもらったのが10日ほど前で、
そんなイベントなど終わってしまった後。

仕事の都合などを繰り合わせると今日しかなかったわけでした。

今回、閲覧できるのが3階の展示ホールと7階の茶室で本来は館内禁止なのです。
3階の展示ホールは約四百年に渡り茶の湯の伝統と技を守り続ける千家十職の釜師 大西家
に伝わる十代浄雪とその弟・奥平了保(祖母方の奥平家を継いだ)の作品四十三点が展示
されていました。

             

最終日と言うことで観客も少ないかと思いきや、次々と訪れられて画像では空いているように
見えますが、お客が途切れることはありませんでした。

大学生かと思える二人の女の子たちは一つの作品を十分以上かけて繁々と見つめて
手元の分厚い資料と見比べては、細かい紋様など見つけて感嘆の声を上げてました。

展示は他にも吹子や炉などもあって、釜自身の形状や口の種類、製作工程などが細かく
表示してあり、勉強になりました。

7階には2つの茶室がありました。 (中は撮影しませんでした。)
その外には小さいながらもお庭がありました。

お茶の世界ってどうしても茶器の方が脚光を浴びますが、これが無ければそもそも湯が
在り得ないのですから大切な道具の一つ。
なかなか奥深い世界でした。

 

 


祇園花見小路

2014年09月18日 23時34分39秒 | ソウダKyotoへ

3日間にわたって建仁寺を取り上げて、さんざん周辺の喧騒とは別世界のように述べて来て
祇園や八坂、東山四条から清水五条辺りが如何にも煩かったりごった返しているような
悪いイメージを付けてしまったような気がして、そのあたり一帯の方々にはご迷惑をかけた
のではないかと懸念しております。

基本的に京都は何処も好きです。
なのでお詫びにちょっと紹介させてもらっておきます。
この建仁寺の裏門、安井北門通から北へ三条通までの南北約1Kmの通りは
花見小路と言われています。
上京区の上七軒とここ祇園が京の花街。
建仁寺の北門を出て駐車場を抜けると、舞妓さんや芸者さんが都踊り
舞う祇園新地甲部歌舞練場が聳え、花見小路が始まります。

 

春夏冬の学校の長期休暇の頃と観光シーズンの土日祝以外は修学旅行や国内外のツアー
バスから観光客が吐き出されない限りは、そんなに大げさに言うほど混雑していないです。

花見小路は四条通から南は小路と言っても車も通る(南行き一方通行)路です。
京都市内は〇〇小路という通りがいくつもあって軽自動車がやっとの幅の
通りも沢山あります。
ふつう『小路』という発音だけだと「工事」と同じイントネーションで話され
ますが、京都市民は「お」を1音高くアクセントを置いて話します。
ところが〇〇小路と〇〇が付くと普通に戻るから不思議な方言です。


さてさてこの花見小路は数々のお店があって空いている時のお散歩ならとても楽しい空間
です。

            

                

京都という景観を大切にしながらですので河原町や烏丸の様に商業ビルで都会化して
居ないところがこの建仁寺や八坂神社、高台寺から清水へとつながる情緒があります。

ところどころに舞妓ハンや芸妓はんの所属する茶屋があって名札がかかっています。

          

何処の茶屋も玄関の引違戸の上に 『笑門』と書かれた札を付けた〆飾りが年中あります。
その中の割烹の一軒にお邪魔してランチを頂きました。

                

          

だいたい京料理は高いイメージがあってこの辺りだと平均2,800円程度ですね。
はい、私は2,000円ので精一杯でした。

四条通から北側にはお土産ショップなども多数あって観光客に人気です。

自分のお土産に絶品和スイーツとくずきりの和菓子屋「鍵善良房」さんに寄りました。

   

今回のソウダKyotoへシリーズは今日で終わります。

明日から3日は奈良は元より近畿を離れます。  ごきげんよう、さようなら。

 


建仁寺をノゾキこむ

2014年09月17日 22時49分59秒 | ソウダKyotoへ

はい、建仁寺(京都市東山区大和大路通四条下る小松町)のオマケバージョンです。
いろいろ腰をかがめてノゾキこんでみました。

お寺と言えば大きな掃出し窓があって障子で囲まれていて、夜は蔀戸(しとみど)を降ろすのが
一番多いパターンです。
他には円窓(えんまど)と呼ばれる丸い窓や書院窓(しょいんまど)と言われる釣鐘の陰
みたいな形状の窓があります。

 

円窓は廊下などに多く、背景の景色を強調したい場合や他の部分を
余り見せたくないような場所に使い、居室にはあまり使われません。

此処では大黒天の像のようなものがあり南国風の樹木に大きな実が
成っていました。

草庵式二帖台目席の茶室・東陽坊(とうようぼう)が別棟で。
天正15年(1587年)に豊臣秀吉が催した北野大茶会で、利休の高弟・真如堂東陽坊長盛
が担当した副席と伝えられています。
二帖台目席で最も規範的な茶室とされ、茶室の西側には当寺の名物「建仁寺垣」が設け
られています。

                     

方丈では、庭と襖絵が大きい空間を演出しているのであまり細かい飾りのようなものは
置かれたり掛けられたりしていないのがシンプルに見える所です。
その中でもこんなものが展示されていました。

中国渡来のもののようです。



 

       




こちらは十六羅漢像です。(ガラス張りのケースの中でした。)


そしてこの建仁寺で双龍より古い江戸時代初期の慶長から寛永年間に活動した画家
俵屋 宗達(たわらや そうたつ)の真作で晩年の最高傑作と言われている屏風があります。
二曲一双の屏風全面に金箔を押し、右双に風神、左双に雷神が描かれています。

                      

この風神さん、どこかで見たような気がしませんか?
風邪薬の会社のCMとかで。

 


ゆったりまったり

2014年09月16日 23時34分29秒 | ソウダKyotoへ

お寺の仏像や美術品がほとんどで撮影禁止になっているという話を昨日しました。
昨日の建仁寺さんは仏像でなくても拝観路の全てが撮影可能になっていますし、奈良でも
東大寺・大仏殿はOKです。

撮影禁止になっている多くの理由のうちのいくつかは
・撮影者によって他の拝観者の妨げになる。
・文化財を撮影しようとして無理な姿勢・体勢でコケたりして傷つけた人が居た。
・三脚や一脚などを使って床や畳を痛められる。
など、撮影者側のマナーの問題が多いです。

フラッシュやストロボの急激な発光により美術品を痛めるとされる説もありますが、写真を
撮らないで純粋に観ている方々にそんな光が迷惑千万と言うのが正しいと思います。

昨日の双龍の絵もコンデジでストロボを発光させて撮る無神経者も多かったです。
基本的にストロボを発光させる場合、コンデジでは絞りをある程度絞るように設定されて
います。 近接撮影した時にCCDを痛めないようにする目的があります。

コンデジでのストロボ撮影は3~5mの距離の被写体が適切で、人が立っている姿を
全身ギリギリに撮るのが精いっぱいです。

5m以上離れた場合はストロボを焚かずに撮る方がまだ綺麗に撮れるようになっています。
言葉は悪いけれど遠距離をストロボ付きで撮るヤツはバカだと密かに嘲笑しています。
あ、根性が悪いのがバレてしまいましたね。 

昨日の記事のコメントに、すーサンの「お庭を見ながらごろりと寝転びたい誘惑に」というのを
頂きました。

ここ建仁寺の方丈はとても広くてシンプルなお庭が広がってとてもゆったりとした気分に
させていただけます。
お部屋の中が雄大なうえに襖絵なども見事です。

   

   

さてさて、そこから望むお庭は

   

   

実際に寝っ転がる方はどなたもいらっしゃいませんが、ペタンと座り込んで瞑想に耽っている
方々は多数いらっしゃいます。