ふと思ったが、ガンダムは自意識だな。
この俺が特別でないわけがない。ジムとかボールとかの量産機――その他大勢と同じくくりの人間なわけがない。
唯一無二で、かつ、誰よりも強くなければならない。
敗北したとしても、より強くなって、最後には必ず勝つに決まっている――
って、無条件に信じ込んでいる、甘っちょろい自意識。それがガンダムだ。
俺もガンダムだし。君もガンダムさ。たぶん。
でも、悪いことではないと思うね。自分がガンダムだと思っているのは。
甘っちょろい自意識には、次々と試練が襲い掛かるだろうが――その試練に耐えて、最後まで立っていられたらそいつがきっと、本物のガンダムなんだろうね。
逆に、途中で「特別な自分」を信じられなくなったら。自分をその他大勢のひとつに過ぎない、と思ってしまったら。
もう、自分の物語の主人公になることができない。
それではつまらん。
ガンダムでいるがいいぜ。
ガンダムであるところの君らに、私はキュベレイとかケンプファーにもなり変わって勝負を挑むぜ。
「自分はジムかボールですから」とか……間違っても言ってやらんぜ。
だから君らも、ガンダムでいてくれよな。特別な自分を信じているやつでなければ、勝負を挑む価値もないからな。
この俺が特別でないわけがない。ジムとかボールとかの量産機――その他大勢と同じくくりの人間なわけがない。
唯一無二で、かつ、誰よりも強くなければならない。
敗北したとしても、より強くなって、最後には必ず勝つに決まっている――
って、無条件に信じ込んでいる、甘っちょろい自意識。それがガンダムだ。
俺もガンダムだし。君もガンダムさ。たぶん。
でも、悪いことではないと思うね。自分がガンダムだと思っているのは。
甘っちょろい自意識には、次々と試練が襲い掛かるだろうが――その試練に耐えて、最後まで立っていられたらそいつがきっと、本物のガンダムなんだろうね。
逆に、途中で「特別な自分」を信じられなくなったら。自分をその他大勢のひとつに過ぎない、と思ってしまったら。
もう、自分の物語の主人公になることができない。
それではつまらん。
ガンダムでいるがいいぜ。
ガンダムであるところの君らに、私はキュベレイとかケンプファーにもなり変わって勝負を挑むぜ。
「自分はジムかボールですから」とか……間違っても言ってやらんぜ。
だから君らも、ガンダムでいてくれよな。特別な自分を信じているやつでなければ、勝負を挑む価値もないからな。