俺の翼に乗らないか?

スターフォックスの一ファンのブログ

愛が憎しみに変わりそう

2016年05月06日 23時18分23秒 | スターフォックス ゼロ
「あいつの言う平和など 犬のための平和に過ぎん!」


 アンドルフの台詞が、理解されなかった悲しみと疎外された怒りに満ちていて、救われたいというSOSに聞こえるのは私だけかい。

 宮本さんが「ストーリーに力を入れている」って言うもんだから、私はすっごく期待しちゃってた。

 アンドルフはゲームのラスボスだから、倒されるのは仕方がないとしても……、彼にも彼なりの正義があって、同族の代表として闘おうとしたのに一方的に悪者にされて追放されたこと、それがスターフォックス世界の人々の知るところとなって、彼の魂が救われる。そんな展開を期待しちゃってた。

 『ゼロ』のストーリー、『64』とほとんど変わらないじゃん。細かい点はそりゃ違うけど。

 遊び始めた頃は、『64』を一度分解して再構築したうえで、新しい世界を見せてくれるのかとワクワクしていた。

 コーネリアでもあり、ベノムでもあるあのステージを初めて見たとき、期待は最高潮だった。これこそ再構築と言うにふさわしいと思った。

 けど、全体像が見えるにつれ、期待はしぼんでいった。分岐で新たに現れるステージのうち、ほとんどは水増し的に作ったものという印象がぬぐえない。

 アンドルフとジェームズだって、何があったのかは全く明かされない。

 『64』から19年経っているのに、変わり映えのしないストーリーを見せられてもだね……申し訳ないが、評価できない。

 これで「ストーリーに力を入れている」と言われても。どこが?と聞き返さざるを得ないよ。上から目線ですみませんけど。



 これなら『コマンド』の方が、それまでにない新たなアンドルフ像を描いたという点で評価できる。


 ……「アンドルフはただの悪ではない」という可能性を示しておきながら、その彼をただ「倒す」という選択肢しか用意しなかった『ゼロ』に、憎しみさえ覚えるよ。
 ただの悪ではないのなら、なぜ彼を救う道も示さなかったのだ?

 我ながらムチャクチャ言っているとは思うけど。

救われないやつがもう一匹

2016年05月06日 17時13分37秒 | 考察
 「誰にも邪魔されずにお前を狩れる いくぞ スターフォックス!」


 フォックスを名前で呼ばず、チーム名で呼んでしまうあたり、こいつもまだジェームズの幻影を追ってるよな。

 『アサルト』ではセリフの端々からウルフの心境も変わったことがうかがい知れて、それも『アサルト』が好きな理由のひとつ。

 『アサルト』ではフォックスとウルフが会話して、共闘できるくらいに関係が変化しているから非常に萌えるポイントが多かった。『ゼロ』ではまだ、顔を合わせたとたんに殺しにかかるような間柄だから、会話らしい会話ができないのよね。それはそれで萌えだけどね。


 フォックスと違って、ジェームズに会うことができないウルフは、自分で気持ちに決着をつけるしかない。
 これもまた、良いネタだな。

みんな、埋めたいものは違うんだな……

2016年05月06日 17時03分22秒 | 創作について
 スターフォックスを基にした二次創作小説を探し求めると、みんな書きたいもの、広げたいこと、深めたい部分が違うんだなあ……と気づく。当たり前かもしれないけど。


 私が空白だと感じていて、埋めたい部分は、私が埋めるしかないか。私なりのやり方でな。


 『ゼロ』の二次創作まではまだ手が回らないけど、『64』から『コマンド』までの歴史なら、私が書き加えられることもありそうだよ。その中で、ジェームズにも、アンドルフにも、私なりの救いを与えられるはずだ。

 がんばるわ。