俺の翼に乗らないか?

スターフォックスの一ファンのブログ

天才でなくても岩田さんのようになりたい

2015年08月11日 07時46分48秒 | 日々のつぶやき
 『社長が訊く』やニンテンドーダイレクト、『ほぼ日刊イトイ新聞』の記事に触れることで、すごく親しみの持てる、身近な方のように感じていながら……実際は、私の知りようのない、プログラマーとしての仕事、HAL研究所・任天堂の社長としての実務に当たられていた岩田さん。

 すごく近しい人のように感じる一方、ものすごく遠い存在でもあるという、定まらない距離感を、実際に岩田さんと仕事をされた方の記したものを読んで、補正しようと試みている。

 桜井正博さんが週刊ファミ通に連載している『桜井政博のゲームについて思うこと』。
 HAL研究所で岩田さんと仕事をされていた藤本健さんの記事


 私が直接に肌に感じようのない、岩田さんの能力面、お人柄がうかがい知れて、少しではあるが、距離感の補正ができた。

 そして岩田さんが本当に天才だったのだなということもわかった。


 ……私は天才じゃないけど、岩田さんのように生きることを目標にしたって、いいよねぇ?

 残念ながら私の器量は岩田さんよりずっと劣っていて、イライラするとすぐに横柄になるし、物事の本質をすぐに見抜く目も持っていないけど……。

 岩田さんのように温厚で、冷静で、なにごとにも当事者意識をもってとりくみ、それを苦痛と思わず楽しめるような、そんな人間になれるよう、やってみてもいいよね。



 ……むかし、斉藤孝先生が『自分の師とする人を3人もて』と言っていたことがあったと思う。
 岩田さんに、私の3人の師のひとりになっていただこう。勝手に。



 なぜここまで岩田さんにこだわるのか。自分でも不思議ではある。
 しかし岩田さんが亡くなられたとき私は、世界の中心が失われたような喪失感を感じたのだ。大げさでなくて。
 岩田さんが王道を突き進んでくれるから、世界のはじっこにいる自分は、多少邪道なことをしても許される。そんなわけのわからない理屈も、無意識に持っていた。
 中心に岩田さんを据えていた私の精神世界が、かれの死によって崩壊をはじめた。
 世界を修復するには、岩田さんの要素を自分のなかに取り込むしかない。そして自分が世界の中心となるしかない。


 ……なんだかなぁ、まるで岩田さんが私の親のようなもの言いで恐縮だ。
 でも、これが私の正直な気持ちなのだ。