『社長が訊く』やニンテンドーダイレクト、『ほぼ日刊イトイ新聞』の記事に触れることで、すごく親しみの持てる、身近な方のように感じていながら……実際は、私の知りようのない、プログラマーとしての仕事、HAL研究所・任天堂の社長としての実務に当たられていた岩田さん。
すごく近しい人のように感じる一方、ものすごく遠い存在でもあるという、定まらない距離感を、実際に岩田さんと仕事をされた方の記したものを読んで、補正しようと試みている。
桜井正博さんが週刊ファミ通に連載している『桜井政博のゲームについて思うこと』。
HAL研究所で岩田さんと仕事をされていた藤本健さんの記事。
私が直接に肌に感じようのない、岩田さんの能力面、お人柄がうかがい知れて、少しではあるが、距離感の補正ができた。
そして岩田さんが本当に天才だったのだなということもわかった。
……私は天才じゃないけど、岩田さんのように生きることを目標にしたって、いいよねぇ?
残念ながら私の器量は岩田さんよりずっと劣っていて、イライラするとすぐに横柄になるし、物事の本質をすぐに見抜く目も持っていないけど……。
岩田さんのように温厚で、冷静で、なにごとにも当事者意識をもってとりくみ、それを苦痛と思わず楽しめるような、そんな人間になれるよう、やってみてもいいよね。
……むかし、斉藤孝先生が『自分の師とする人を3人もて』と言っていたことがあったと思う。
岩田さんに、私の3人の師のひとりになっていただこう。勝手に。
なぜここまで岩田さんにこだわるのか。自分でも不思議ではある。
しかし岩田さんが亡くなられたとき私は、世界の中心が失われたような喪失感を感じたのだ。大げさでなくて。
岩田さんが王道を突き進んでくれるから、世界のはじっこにいる自分は、多少邪道なことをしても許される。そんなわけのわからない理屈も、無意識に持っていた。
中心に岩田さんを据えていた私の精神世界が、かれの死によって崩壊をはじめた。
世界を修復するには、岩田さんの要素を自分のなかに取り込むしかない。そして自分が世界の中心となるしかない。
……なんだかなぁ、まるで岩田さんが私の親のようなもの言いで恐縮だ。
でも、これが私の正直な気持ちなのだ。
すごく近しい人のように感じる一方、ものすごく遠い存在でもあるという、定まらない距離感を、実際に岩田さんと仕事をされた方の記したものを読んで、補正しようと試みている。
桜井正博さんが週刊ファミ通に連載している『桜井政博のゲームについて思うこと』。
HAL研究所で岩田さんと仕事をされていた藤本健さんの記事。
私が直接に肌に感じようのない、岩田さんの能力面、お人柄がうかがい知れて、少しではあるが、距離感の補正ができた。
そして岩田さんが本当に天才だったのだなということもわかった。
……私は天才じゃないけど、岩田さんのように生きることを目標にしたって、いいよねぇ?
残念ながら私の器量は岩田さんよりずっと劣っていて、イライラするとすぐに横柄になるし、物事の本質をすぐに見抜く目も持っていないけど……。
岩田さんのように温厚で、冷静で、なにごとにも当事者意識をもってとりくみ、それを苦痛と思わず楽しめるような、そんな人間になれるよう、やってみてもいいよね。
……むかし、斉藤孝先生が『自分の師とする人を3人もて』と言っていたことがあったと思う。
岩田さんに、私の3人の師のひとりになっていただこう。勝手に。
なぜここまで岩田さんにこだわるのか。自分でも不思議ではある。
しかし岩田さんが亡くなられたとき私は、世界の中心が失われたような喪失感を感じたのだ。大げさでなくて。
岩田さんが王道を突き進んでくれるから、世界のはじっこにいる自分は、多少邪道なことをしても許される。そんなわけのわからない理屈も、無意識に持っていた。
中心に岩田さんを据えていた私の精神世界が、かれの死によって崩壊をはじめた。
世界を修復するには、岩田さんの要素を自分のなかに取り込むしかない。そして自分が世界の中心となるしかない。
……なんだかなぁ、まるで岩田さんが私の親のようなもの言いで恐縮だ。
でも、これが私の正直な気持ちなのだ。