春の野で、やる気マンマンのみんな。
3月に罹ったインフルエンザB型が長引き、春の虫探しにすっかり出遅れていましたが、
やっと快復。4月12日土曜日、虫友たちと町田のほうへ散策に行きました。
この日は、昆虫写真家の森上信夫さんがフィールドを案内してくださり、昆虫記者の天野さん、まゆこちゃん母娘、宇佐美さん、竹上さん、いのうえさん、と夫と私・・・それに小学館『Be-Pal』誌の方も取材に来て、にぎやかな散策となりました。
『食草・食樹ハンドブック』『樹液に集まる昆虫ハンドブック』など、ふだんの虫探しに欠かせないご著書のある昆虫カメラマン森上信夫さん。
桜の花が終わった野山は、目の前で新葉がぐんぐん吹いて出てくる勢い。
ああ、今年も虫の季節が来たぞ!と武者震い&みんなはしゃぎ気味。
このひとがいなくちゃ、春がこない。ナナホシテントウがたくさん。
この日の目的は、森上さんにセイボウが寄生しているイラガの繭を教えてもらうこと。
これはイラガが羽化したあとの繭。大きくてきれいな円形の穴。
これはまだ中にイラガがいる繭。
そして、やっと見つかった!セイボウが寄生している繭。穴の形や大きさで見分けることができる。
この日いちばんの美形は、アオゴミムシ。
日向にぴょんと出てきたシラヒゲハエトリ。
えっ、なになに?
ひとりが何か見つけると、たちまちひとだかり。
幹にいたゾウムシはケブカクチブトゾウムシ。(鍋嶋さんがFBで教えてくれた)
クサギカメムシの2齢くらいの幼虫・・・と思ったら長島さんから「クヌギカメムシです」と。
間違いだらけですいません・・・・・・。
もふもふの頭部がかわいいシャチホコガの仲間。
薄青い卵も産み付けられている。
あっ、竹の花が咲いてる!
刺されると痛い、オオトビサシガメ。18ミリもあります。
ずらっと、ガンクビ並べて虫を観る。
水辺にはアジアイトトンボ。
ヨコヅナサシガメ。4齢ぐらいの幼虫かな。
コメツキ。
そろそろお腹が空いてきた。
宇佐美朋子さんの春の新作ハムシバッグ。
持っているとハムシがよってくるような気がするワクワク感を誘います。
4月20日の「むし塾」で販売開始。ブルー系のゾウムシヴァージョンをあるらしいです。
ムシクソハムシ。このあと、飛んだ!ムシクソの飛ぶところはじめて見たー。
重そうだった。
アリの巣にいたこの虫は?エグリゴミムシダマシというのだそうです。
最近は、ブログをみたみなさんにFB経由でいろいろ教えていただいています。
これもくぼやまさとるに教えていただきました。
これもアリの巣にちゃっかりお邪魔していたカメムシ。名前は・・・
調べたけどわからず。これもFB経由で長島聖大さんから、オオクロカメムシと
教えていただきました。
センブリの仲間。もしかすると・・・・珍しいヤマトセンブリかも、と森上さんに教えてもらった。
そして桜の葉にいたのは・・・・・・これって、ヒメヤママユの幼虫じゃない?
1齢らしく、まだ1センチ足らず。
ヤママユ類のなかで、ヒメヤママユがいちばん好き。ぜひ育ててみたいので
葉とともに連れかえることに。
どんな変態を見せてくれるのか、楽しみ、楽しみ。
4月の声をきくと、虫好きの心はざわめきたち、野山に飛んでいいくけれど、
実際には関東で虫があちこちで観られるのは、これから。
GWには、スミナガシの幼虫探しに、またまゆこちゃんとここに来る約束をしました。
帰りに朝掘りのタケノコを買って、夕食はタケノコごはんで、「春」な一日を満喫したーーー。
(このときの様子は小学館『Be-Pal』誌6月号に掲載されるそう)