新宿副都心の超高層ビル群にある
損保ジャパンビル
この42階に東郷青児美術館があります
この美術館の開設は、今から35年前の1976年
新宿で5番目に建った高層ビル、安田火災海上本社ビル
(現損保ジャパン本社ビル)の開設と同じ年です
損保ジャパンビル
この42階に東郷青児美術館があります
この美術館の開設は、今から35年前の1976年
新宿で5番目に建った高層ビル、安田火災海上本社ビル
(現損保ジャパン本社ビル)の開設と同じ年です
当時、安田火災と親交が深かった東郷青児が
自身の作品約200点を含む約450点の作品を寄贈したことから
始まったこの美術館
今回はこの『東郷青児とデザイン展』に
行ってきました
東郷青児の作品は
美しい女性をモチーフにしたものが多く
ほぼ半世紀前の作品にもかかわらず
現代の女性の美の観念にも通用する
女性像を表現しています
また油彩でありながら、淡い色調のグラデーションが
巧みに表現されています
東郷青児作 『望郷』
1959年油彩・キャンバス 116.1×90.7
(損保ジャパン東郷青児美術館HPより)
間近で見ると、非常に薄く塗られた油彩により
色の境い目が全くわからないほどに
微妙に色を変えてグラデーションを形成していました
東郷青児の初期の作品には
自画像や風景画、抽象画など
後期の女性像とは全く違った画風をみせています
東郷青児作 『超現実派の散歩』
1929年油彩・キャンバス 64×48.2
(損保ジャパン東郷青児美術館HPより)
今回の展覧会では、
こういった東郷青児の絵画の他に
留学後日本に戻ってからの生活の糧としていた
様々なデザイン画も展示されていました
東京火災(安田火災の前身)の保険リーフレットや
安田火災創業記念風呂敷、扇子のデザインなど
他には自由が丘の洋菓子店
『モンブラン』の包装紙なども展示されていました
東郷青児美術館には、
あの、ゴッホの『ひまわり』が
常設展示されています
ここには、もう何度も訪れていますが、
この『ひまわり』は何度みても圧巻です
フィンセント・ファン・ゴッホ作
『ひまわり』
1888年油彩・キャンバス 100.5×76.5
(損保ジャパン東郷青児美術館HPより)
この作品が日本にあり、
いつでも見ることができるというのは本当に素晴らしい
実物を見ることの素晴らしさは
印刷物では得られない感動を受けることです
印刷では黄色に見える背景も
実物は淡いグリーンで本当に美しい
ゴッホ特有の厚い絵の具の筆使いなど
炎の画家『ゴッホ』を間近に感じることが出来ます
ぜひ、この機会に
損保ジャパン東郷青児美術館に行ってみては
いかがでしょうか?